読書

ボクの読書記録です。ただし早期リタイア以降。

新書「70すぎたら『サメテガル』」

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小学館新書「70すぎたら『サメテガル』 『老害』にならない魔法の言葉」樋口裕一著を読みました。

ボクはまだ70歳になってませんし、まだ7年ほども先の話ですし、
今から70歳を過ぎてからのための準備や心構えをしようってそんな先を見据えた生き方しませんが(汗)
「サメテガル」って何? と思ってしまったので、
それが著者の罠だろうと勘ぐりつつも(笑)手に取ってしまいました。

それで、著者のことは知りませんでしたが、本書の「まえがき」にはこんなことが書かれています。
                                   (以下引用)
 私が『頭がいい人、悪い人の話し方』(PHP新書)を刊行したのは2004年。20年
も前のことだ。その本の前にも後にも、もっとよい本を書いているつも
りでいるので、な
ぜその本が突出して売れたのか私にも全く分からなかったが、翌年、あれよあれよという
間に250万部を超す年間ベストセラーになった。           (引用終わり)

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新書「静かな退職という働き方」

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PHP新書「静かな退職という働き方」海老原嗣生著を読みました。
「静かな退職」っていう言葉やその概念は最近にどっかで見聞きして分かってるつもりですが
内容はともかくどうも変な言い方だなぁ、しっくり来ないなぁと感じているんですよね。
本書の「はじめに」では次のようにはじまっていきます。
                                   (以下引用)
「静かな退職」という言葉をご存じですか?
 2022年にアメリカのキャリアコーチが発信し始めた「Quiet Quiting」の和訳で、
会社を辞めるつもりはないものの、出世を目指してがむしゃらに働きはせず、最低限やる
べき業務をやるだけの状態、とされています。
 彼らは、「働いてはいるけれど、積極的に仕事に意義を見出していない」のだから、退
職と同じという意味で、「静かな退職」と名付けたのは、言い得て妙と言えるでしょう。
                                  (引用終わり)

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新書「マイナス×マイナスはなぜプラスになるのか」

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朝日新書「マイナス×マイナスはなぜプラスになるのか」鈴木貫太郎著を読みました。

タイトルの「マイナス×マイナスはなぜプラスになるのか」?と問われても、
当たり前のこととして理解しているので何をいまさらということですが、
もちろん、ボクは学校でそう習ったからそうなんだというわけでもなく理解してるつもりですし、
大学生のころにアルバイトで家庭教師もしてましたからちゃんと説明してあげられますけど
それでもそこにはいろいろな説明の仕方があるのでコレと決まったものがあるわけではありません。

そんなことなどから、本書ではどんな切り口で説明しているのか、
あるいはそれだけで一冊の本にするほどのことでもないので、他にどんなことが書かれているのか、
まぁ、そんな興味から本書を買って読んでみました。

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新書「ケルトの世界」

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ちくま新書「ケルトの世界 ――神話と歴史のあいだ」疋田隆康著を読みました。

本書を見た時は一瞬、ケトル、そうヤカンの世界かと。というのは半ば冗談ですが。
でも、ケルトって聞いたことはあるけど、なんだったっけ。高校の世界史で習ったっけ?
ってなくらい具体的なことは何も知らない自分を恥じて、
今さらながら少しは勉強しましょうかという感じで読んでみることにしました。

本書の表紙の袖には次のような説明が書いてあります。
                                (以下引用、改行位置変更)
 ギリシア・ローマやキリスト教と並ぶもう一つのヨーロッパの源流とされ、日本でも根強い人気
を誇るケルト文化。(中略)なかにはその実在を疑う「ケルト否定論」すら展開されている。では、
古代ケルト人とは何者だったのか。著名な神話を入り口に、それを考古学的・歴史学的知見と照ら
し合わせることで、古代ケルトの生活世界へと分け入る入門書。         (引用終わり)

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新書「手段からの解放」國分功一郎著

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新潮新書「手段からの解放 シリーズ哲学講和」國分功一郎著を読みました。

著者のことはボクはこの「暇と退屈の倫理学」を読んで知っていましたが、
その本はタイトルが面白そうだと興味を持ったので読んでみたわけで
だからと言ってその本を読んで著者のファンになったからこの本も読んでみようと思ったわけでもなく、
本書のタイトルがなんだか謎めいていてなんだろうと思ったことと
帯に「『楽しむ』とはどういうことか。」と書いてありそこに興味を抱いたから読んでみたわけです。

ただ、同時に帯に「カントの哲学」うんぬんとか書かれていて、結構難解なんじゃないかとも構えつつ、
それでも前著がそんなに難解な内容でもなかったのでなんとかなるだろうと楽観して読みはじめました。

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新書「心は存在しない」

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SB新書「心は存在しない 不合理な『脳』の正体を科学でひもとく」毛内拡(もうないひろむ)著を読みました。

著者はお茶の水女子大学基幹研究院自然科学系助教ということだそうですが、
で、何ですかそれ?って感じですかね。脳科学の専門家ということですかね。
なので、本のタイトルから想像されるような感傷的でもスピリッチュアル的な内容でもありません。

本書の「はじめに」では本書のタイトルに関することで次ように書かれています。
                                   (以下引用)
 もし、突然どこからともなく現れた脳科学者が「心などというものは存在しない、すべ
ては脳が作り出した幻想だよ」とのたもうたら、どんな気持ちになるでしょうか。(中略)
 私たちが日々感じているこの世界は、そんなロマンチックなものではない、すべては脳
が作り出した幻想です、などと言われたら、こいつは何もわかっちゃいない、冷徹だ、頭
のおかしい人だと非難してしまうような気もします。          (引用終わり)

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新書「22世紀の資本主義」成田悠輔著

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文春新書「22世紀の資本主義」成田悠輔著を読みました。

著者の成田氏については、2年ちょい前にこちらの22世紀の民主主義」を読んでますし、
出版社こそ違えどタイトルからしても本書はその続編みたいな感じのものと推察できます。
その間、成田氏はテレビ出演なども増えて(最近はリモート出演が中心のようですが)
知名度も高くなっているみたいですけどね。

そして、前著が民主主義についてでしたが、本書は資本主義についての内容ですが、
その前に「22世紀の」と付くことから、これから最短でも75年以上の先のことを語ってるわけです。
ボクはとっくに死んでいるし、著者も画期的な不老不死技術ができない限りは死んでるでしょうから、
まぁある意味では語ったもんがちというか無責任な話ではありますかね(笑)

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新書「ブッダという男」

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ちくま新書「ブッダという男 ――初期仏典を読みとく」清水俊史著を読みました。

ボクもごく普通の(?)の日本人なので、お寺にも行きますし、
葬儀はほぼ仏式(フランス式じゃないよ)ですし、
日常生活でも意識するしないに関わらず仏教の影響をたぶんに受けているわけですが、

かといって仏教の教義に厳格に従って日々送っているわけではなく、
というか仏教の教義を詳しく知っているわけでも、宗派の違いを把握しているわけでもなく、
ましてやブッダ=お釈迦様のことも高校の世界史や倫理でさらっと学んだこともほぼ忘れてて
なんとなくのイメージでしか分かったような気になってるだけでしかありません。

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新書「野性のスポーツ哲学」室伏重信著

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集英社新書「野性のスポーツ哲学 『ネアンデルタール人』はこう考える」室伏重信著を読みました。

著者はいわずもがなハンマー投げメダリストの室伏広治の父親であり
自らもハンマー投げでオリンピックにも出場したアスリートでもあるわけで、
室伏広治著の「ゾーンの入り方」も面白かったし
父親のそのスポーツ哲学とやらにも興味津々なので、本書を手に取ったわけですが、

それ以上に興味を惹かれたのがサブタイトルにある「ネアンデルタール人」という言葉。
ふーん、室伏親子にはネアンデルタール人のDNAが受け継がれてるんだぁ、
なんとなく分かるぅ~なんてイメージだけで思うとともに、
ではネアンデルタール人ゆえの身体や考えってどんなのだろうと興味を持ったわけですね。

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新書「世界は利権で動いている」島田洋一著

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扶桑社新書「世界は利権で動いている」島田洋一著を読みました。

作者はB&Bの島田洋七でも島田洋八でもなく(汗)(漢字でもひらがなでも一文字違いですが)、
日本保守党の衆議院議員ですね。
なんとなく名前だけは知ってましたけどどんな人なのかはよーしらんし、
そもそも日本保守党というのもよーしらんけど、保守だから右だと決めつける気はないけど、
百田尚樹だとか河村たかしだとかの名も聞けばまーまともな人間の集まりとも思えませんわな(笑)

でも、内容的には面白そうなので読んでみました。

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