読書

ボクの読書記録です。ただし早期リタイア以降。

新書「春画で読むエロティック日本」

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祥伝社新書の「春画で読むエロティック日本」春画ール( Shungirl )著を読みました。

著者の春画ール氏はもちろん本名ではないでしょうし、名前からしても女性でしょう。
本文中にも「私は男根がついていないので」などと書かれてることからしても男性ではないですね。
1990年生まれとのことなので girl なのかどうかは怪しいですが(笑)

で、本書は江戸時代などに描かれた春画について解説をしているのですが、
その中でも春画の中に書かれている文章を“読んで”、その内容や当時の用語などから
性交のやり方、性癖、性具(要は大人のオモチャ)などなど当時の性にまつわる様々なことを
読み解いて紹介・解説しています。
だから、「春画で見る……」ではなく「春画で読む……」というタイトルなわけですな。

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新書「共感バカ」池田晴彦著

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祥伝社新書「共感バカ」池田晴彦著を読みました。

著者の池田氏はよく知らないけど生物学者で評論家で理学博士という肩書のようです。
なんて書いてたら、以前にも著者が著した
生物学ものしり帖」、「環境問題の嘘」、「騙されない老後」を読んでましたね。
なんかそれぞれテーマがかけ離れているような感じなので、本当に同一人物?って思いますが。

 

で、本書の内容は端的に言えば「共感」することを揶揄するというかバカにするようなものです。
まぁボクもあまり共感しないというか先ずは警戒して疑ってから納得の上で共感したい派ですが。

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新書「日本語の秘密」を読了

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講談社現代新書の「日本語の秘密」川原繁人著を読みました。

著者の川原氏は1980年生まれで慶應義塾大学言語文化研究所教授ということだそうです。
日本語に秘密なんて妙な言い方だけど、日本語の成り立ちなど興味あるので読んでみることに。
また、本書の帯に載せている人は本書に応援メッセージでも寄せているのかと思ってたけど、
帯の件についても、本書で日本語の成り立ちなどが説明されているわけでもありませんでした(汗)

まぁその辺はちょいとめくって本書の「はじめに」でも読めば
ボクの早合点だったことが分かるのですが、
いつもながらの結構いい加減に本を買っちゃうので読み始めてからアレっとなっちゃうんですよね。
でも、それもこれも含めて楽しむのが乱読の良さでもあると思っているんですけど。

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新書「日本アニメの革新」を読了

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角川新書「日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析」氷川竜介著を読みました。

著者は1958年生まれのアニメ・特撮研究家ということなので、ボクよりちょい先輩という世代です。
なので、アニメ、特にボクの場合はマンガというよりテレビアニメで育ってきたようなものなので
これは超気になるタイトルの本ですよね。
それに、帯にはターニングポイントとして真っ先に『(宇宙戦艦)ヤマト』が挙げられているし。

ただし、本書はそんな浮ついた日本のアニメの称賛・賛美だけに終始している内容ではありません。
もちろん、日本アニメを批判しているわけでもないですが、
かなり真面目というか冷静に、ドライに日本のアニメの変遷を捉えているなという印象です。

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単行本「シトロエンの一世紀」を読了

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グランプリ出版の「シトロエンの一世紀 革新性の追求」武田隆著を読みました。

本書は2013年2月初版発行ですから、もう買ってから10年以上も積読状態のままでした(汗)
それなりに厚い本ですが、それが理由で読むのに躊躇していたというよりは、
買って満足してしまってなかなか読むに至らなかったというのが正直なところですかね。

ただ、つい先日、同じくグランプリ出版、武田隆著で厚さも含めてほぼ同サイズの
スバル水平対向エンジンの軌跡」を買って読んだので、
その勢いのままこれも読んじゃおうという気持ちになったのでした。

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単行本「スバル水平対向エンジン車の軌跡」を読了

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グランプリ出版「スバル水平対向エンジン車の軌跡 シンメトリカルAWDの追求」武田隆著を読みました。

先日、「えがおのあそびば」@イオンモール太田を見にいった時に買ってきた本です。
その時の記事にも少し書きましたが、15年以上昔の「水平対向エンジン車の系譜」とは
同じグランプリ出版で同じ武田隆著で似たようなタイトルではありますが、
本書は基本的にスバル中心に書かれている本になります。

ただ、本書の「はじめに」では次のように両方の本の関係について書かれています。
                                       (以下引用)
 本書は、2008年に刊行された『水平対向エンジン車の系譜』の第1章(水平対向エンジン車の
特徴とはなにか)と、第8章(スバル水平対向エンジン車の進化)をもとに、大幅に加筆修正した
ものです。
 本書の後半にあたる第3章以降、2009年の5代目レガシィ以降については、新たに描き下ろし
ています。                                 (引用終わり)

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新書「日本列島はすごい」を読了

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中公新書「日本列島はすごい 水・森林・黄金を生んだ大地」伊藤孝著を読みました。

何がすごいのかはさておき、日本列島の成り立ちとか
それによる特徴などが書かれた本だというのはまぁ容易に想像がつくわけで、
内容的には以前に読んだ「日本列島100万年史」と通ずる感じですかね。

本書の「まえがき」には次のように本書の紹介をしてあります。
                                    (以下引用)
 本書は、ユーラシア大陸の東の端にあり、太平洋の西の海上に浮かぶ大小1万4000余
の島々――日本列島の「すごさ」、優れているさまと恐ろしいさまの両面を地球科学の観点
から迫り、鉄や黄金といった資源に光をあてつつ、「暮らしの場」として捉えなおすことを
目標にしている。 (中略)

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新書「縮んで勝つ 人口減少日本の活路」を読了

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小学館新書「縮んで勝つ 人口減少日本の活路」河合雅司著を読みました。

帯に顔出ししているのが著者の河合氏なんでしょうけど、そう言えばテレビか何かで見たような……
くらいにしか思ってませんでしたが、7年前にも著者が著した「未来の年表」を読んでましたな。
その本の副題が「人口減少日本でこれから起きること」でしたし、
最終的な著者の主張が「戦略的に縮む」ということでしたから、まぁ本書もほぼ同じ繰り返しかも。

実際にも7年前の状況と何も変わってないというか、人口減少はさらに加速しているようですし、
だからといって少子化対策は意味がないとは思えませんが、より有効な少子化対策とともに
人口減少を前提にした日本の社会制度の再構築が急務なのもこれまた現実と言えるでしょうね。

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新書「『黒塗り公文書』の闇を暴く」を読了

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朝日新書の「『黒塗り公文書』の闇を暴く」日向咲嗣(ひゅうがさくじ)著を読みました。

「黒塗り公文書」と聞いて真っ先に浮かんだのはもちろんモリカケ、桜を見る会なんですが、
本書はそれらを引き合いに出すことはあっても直接それらの黒塗り公文書に関する話ではなく、
それらとは別の事案についての黒塗り公文書について扱っています。

正直なところとしてはあれっすかされた?という気もしなくはないですが、
どうして黒塗り公文書が出てきてしまうのか、あるいはそれが許されることになるのか、
それらの疑問については別の案件であっても参考になり得るであろうということで読んでみました。

なお、著者の日向氏は1959年、愛媛県生まれのジャーナリストということです。

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変なサイズの本「道具のブツリ」を読了

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妙に高さがあるのに幅が狭くて、ぶ厚くて、なのに左開きの横書きという変なサイズの本、
雷鳥社の「道具のブツリ」文・田中幸(みゆき) 結城千代子 絵・大塚文香を読みました。

厚いわりには総ページは270ページほどだし、行間は広めだし、イラストも多いので、
文字量はそれほど多くないし、横書きなのに数式とかが多いというわけでもなく、
まぁけったいな本だなぁというのが第一印象で、そのくせ税別2,200円もする本です。

こんなのいったい誰が買うんだろう、誰に買ってもらうつもりの本なんだろうと疑問にも思いますが、
そう思いつつボクが買ってしまったのですから、ボクも相当にけったいな人間なんでしょうね(笑)

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