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講談社選書メチエ「機械式時計大全」

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講談社選書メチエ「機械式時計大全」山田五郎著を読みました。

講談社選書メチエってのをよく分かっていないのですが、
新書より大判だけど単行本などのハードカバーではなくて、
でも400ページ近くの分厚さでなんと税別2600円もするという本です。

5年近くも前に勢いで買ってしまったけど、買って安心しちゃったというか満足しちゃって、
ずーと積読状態になっていたのを意を決して読みました(笑)

そもそもボクは機械式時計って別にそんなに興味はないんですよね。
いや、子どもの頃から機械モノは好きですし、時計もバラして組み直せずにオヤジに怒られたり(笑)
そんな当たり前のことはやって大人になっても似たような興味の対象ではあるんですが、

それでも、デザイン的な面白さという点以外で時計にそこまで興味はないですし、
それが機械式である必要は感じないし(なのでクォーツの方がいいと思ってるし)、
ましてやそれが超高額で見栄の象徴みたいだったり投機の対象みたいに扱われるのであれば
嫌悪の感情しか湧かないというのが偽らざる気持ちなんですよね。

ただ、やっぱり、先述のように機械モノそのものには興味がないわけではないんですね。
だから、そこんところはどんな仕組みになっているんだろうとか
その機構のどこに肝があるんだろうとか
どんなところに難しさがあり、どう苦心して、どう解決しているのか……
それを知りたいなと思い、本書を買っちゃったわけですし、

それなら積読だけでは意味がないし、それじゃぁ普段使いせずに飾っとくだけの自称時計マニアや、
さらにはトケ〇ッチとかに預けて小銭を稼ごうという輩と一緒じゃないかと(違)
ということで、ちゃんと読んでみました(笑)

まぁ、ちゃんとと言っても総400ページほどとボリュームのある本書のうち後半半分以上は
スイス時計の歴史と各ブランドや機械式時計の買い方など時計の機構うんぬんより
それこそ時計マニアみたいな人がウンチク語るのに必要な情報ってな感じで、
そこはまったく興味がないのでほぼスルーして読み飛ばしてしまいましたけどね(汗)

 

なお、著者の山田五郎氏はあの、というかテレビとかでもよく顔を見かける
評論家なのかタレントなのかコメンテーターなのかよく分からないけど、あの人でしょうね。
著者もいわゆる時計マニアのひとりのようなので、本書でもそのような視点で書かれています。
一方でマニアだけど時計職人とかではないし技術専門家でもないので
ボクの興味の対象である機構的な技術的な部分については少し消化不良感があった感じです。

もっとも図解はあるものの、機構的・技術的な部分はやはり動画じゃないと理解しずらいですかね。
そこは書物という形態では限界のあるところなのでしょう。

ですから、この記事でもその機構的・技術的な部分について紹介することはやめておきましょう。
その代わりでもないですが、ちょっと障り的な感じで「序章」に書いてあることを紹介しましょう。

                                        (以下引用)
 ところが'90年代に入ると腕時計の分野ではなぜか機械式の人気が復活。今日では「機械式を選ばなけれ
ば真の時計好きではない」といわんばかりの風潮され見受けられます。
 より高機能で安価な新技術に駆逐された旧技術がここまで完全に復活した例は、他に見当たらない
でしょう。アナログレコードがどんなに味わい深くてもデジタル音源の普及は止まず、マニュアル車
の運転がいかに楽しかろうとAT車の市場は揺るぎません。けれども腕時計に限っては、一度は絶滅
しかけた機械式が高級品の代名詞となってクォーツ式から売り場を取り戻し、何百万円もする機械式
の時刻を数万円のクォーツ式で合わせて喜ぶ時計好きが後を絶たないのです。    (引用終わり)

うーん、確かに時計好きというか時計マニアの方から見ればそう言いたくなるのでしょうけど、
時計マニアの人はごく一部でそうでないほとんどの普通の人は装飾品としての時計を別とすれば
機能的には安いクォーツ時計やスマートウォッチで十分だと思ってるし、
なんなら腕時計なんてせずにスマホで十分ってな人が多いんだと思いますが。。。

オーディオにしろ、クルマにしろ、ある特定のマニアの人に絞った議論をするならば、
それがデジタル/アナログかAT/MTかが適切かどうかはさておき、別の見方ができるでしょうしね。

 

もうひとつ、機械式クロノグラフについても次のようなことが書かれているので紹介します。
                                        
(以下引用)                                    クォーツ
式腕時計やさまざまなデジタル機器に加えスマートフォンまで広く普及した現在、機械式クロノグラ
フの換算スケールはプロフェッショナル・ユースから誰もが楽しめるギミックへと役割を変えていま
すが、だからといって使い方もわからないまま身につけていては恥をかきます。酒席での話題づくり
にもなりますので、ぜひご自身がお持ちのクロノグラフの説明書をよく読んで、換算スケールの使い
方もマスターしておきましょう。                        (引用終わり)

あはは、結局そういうことなんでしょうと言いたくもなりますね。
ギミック」でしかないし「酒席での話題づくり」なわけでしょう、ってね(笑)
それに本書がいかに時計マニアの著者が時計マニアの読者に向けて書かれてるかも窺い知れますな。

それにしても、何百万円とかの時計を酒宴の席で見せびらかして話題作りをするって……
下半身丸出しで踊るよりお下品ですなぁ。そんな大人にはなりたくないよ(爆)

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