「田中達也 ミニチュアライフ展」@桐生文化会館
昨日のことですが、「MINIATURE LIFE展―田中達也 見立ての世界―」というのを
美喜仁桐生文化会館(桐生市市民文化会館)で観てきました。
桐生市の「グランシェフ」で麺紀行する前のことになります。
本展覧会は3月7日~5月10日の期間開催で、入場料は当日1,400円となっています。
なお、文化会館は先月行った「ファンタジーアート展」@桐生地域地場産業振興センターの隣というか
ほぼ同じ敷地内での開催となるので、その二の舞だと嫌だなとも思ったのですが、
この田中達也氏のミニチュアについてはテレビ番組などでも何度か話題になっていたので
内容については確かだと予想できたし、そのくらいの入場料は妥当かなと思えましたからね。
平日・月曜日なのに子供連れや若い方が多くて、逆に中高年は男女問わず少なかったのは意外でした。
ミニチュアだけどメカメカしくなく、身近な食材・文具・調理具などを使い見立てた独特の世界観は
中高年オッサン(&オバサン)より若い人に興味を持たれるのかも知れないですねぇ。
作品はすべて撮影(動画もOKですが、フラッシュや三脚はNG)でしたが、
作品点数は非常に多くすべて紹介するわけにもいきませんので、ちょっとだけ紹介しておきましょう。
田中氏の作品はミニチュア+実物大のオブジェの見立ての組み合わせですが、
その立体造形を撮影した写真も作品となっており、
両方とも展示してあるものと写真だけの展示のものがあります。
「死んでもプラス思考」。写真の画角と立体のサイズ感の違いがあり、どちらもそれぞれ面白いです。
「収納下手な食器棚の奥にある世界遺産」。もちろんピサの斜塔に見立ててるんでしょうね。
面白いというかさすがというのは、立体作品では人形サイズ(スケール)が統一されてないのに、
写真ではそれが遠近法によって広さ感・奥行き感の演出に繋がっているのが分かります。
なので、写真で観た方が作品の完成度は上になるけど、立体作品を観ないとそれに気づかないわけで。

「オカシナオカリナ」。
これは基本的には写真だけの作品展示ですが、よく見ると左余白(緑矢印)にダイバーのフィギュアが。
しかも、ダイバーの吐く泡まで表現されていて芸が細かい!
この作品だけでなく多くの写真のみの展示でもこのようなひと手間があって楽しめます。
「明日への充電のため家路につきます」。なかなかの大作です。
CDをアイスリンクに見立てたりして季節的にサンタクロースはありだけど、トカイ(都会)にトナカイ?
でも、グレーのまま塗装されてないのでこれはオブジェという設定なんでしょうかね。
また、写真では写らない路地裏(?)に目をやると、ちょっとうらぶれた雰囲気で、これまた面白い。
本物のスイッチやコンセントなのか、ダミーなのかも分からないモノもあり、こういうのも好き。
右のネコちゃんのような影絵風の切り絵もあちこちに貼られていて、それらも楽しめます。
作品数そのものも多いのですが、タイトルとかもシャレというかダジャレの効いたものも多くて、
そういう細部の芸の細かさが気になると、観て回るのに相当に時間がかかっちゃいますね。
「新パン線」。鉄道模型を使っていて実際に走るし、これまた大作ですし、
今回のパンフレットやチケットにも載せられているので代表作と言えるんでしょうけど、
なぜか本展示会特製でしょうけど「桐生駅」になってます! もちろんイラストも。
もっとも、実際の桐生駅には新幹線も新パン線も通りませんけどね(笑)
「絹のようになめらかな喉ごし」。
もちろん、桐生名物のひもかわをこれまた桐生名物の桐生織に見立てているわけで、
これはどうやら本展覧会開催に向けて作られたスペシャル作品ということでしょう。
ってな感じで期待通りに存分に楽しめた展覧会でした。
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