小鹿野まで麺紀行:「観音茶屋」の「観音そばと鬼ころり膳」
今日は雨模様らしいのでラリっ娘で埼玉県秩父郡小鹿野町までドライブ&麺紀行と行きましょう。
もっとも雨らしい雨に降られたのはスタート直後の伊勢崎市内と帰宅間際の伊勢崎市内だけでしたが(笑)
ちょいと余裕を持った計画で、でも道が空いてて調子に乗って走っていたら……
予定より30分ほども早く目的の店まで到着してしまいましたので、
その先、といっても1kmほどの突き当りまで行ってみました。
左:札所31番観音院、いや観音院は石段を296段登ったところにあるそうなので、ここは入り口。
ボクは秩父札所34ヶ所巡りなんてするガラでもないし、石段登るのも大変そうでやりません。
ただ、観光バスで巡るツアーなんてのもあるようですね。
右:戻ってきて地蔵寺。水子供養だそうで1万体以上の地蔵様があって圧巻。
というか、少々考えさせられますねぇ。ボクはカトリックでもないし人工中絶反対論者でもないけど。
まだまだランチ時には早いですが、目的の蕎麦屋は10:00から開店しているので早めに入店しちゃいます。
ただ、結果論ですがこれが正解でした。
というのも食べ終って店を出た時にちょうど例の札所巡りツアー観光バス一行がここに入店してきたから。
なお、店内は小規模な物産店・土産物店も兼ねている作りとなっています。
「観音そばと鬼ころり膳」1,780円を注文。
あっそうそう、この店、少し前にタクうまで紹介されてました。
観音そばの定義は分かりませんが、まぁ店名が観音茶屋ですし、おそらく札所の観音院からでしょう。
暗い灰色の蕎麦で星はほぼありません。比較的細切りでむっちりした歯応えのコシのある蕎麦。
蕎麦の風味はかなり強め。特にえぐみ、苦味、甘味が複雑にかつパンチを持って押し寄せてくる。
そば汁は負けじと鰹出汁の香りと旨味がどーんとくるけど塩味は少なく円やかでかつキレがある。
蕎麦とそば汁がケンカしそうだけど実際はお互い高め合ってるような絶妙なバランスで
噛めば噛むほど蕎麦の味わいをしっかり感じられて、こりゃぁ美味い。
これは喉越しを味わう蕎麦ではなくしっかり噛んで歯応えと蕎麦の風味を味わう蕎麦ですな。
そして、「鬼ころり」。日本酒の鬼ころしとはなんの関係もないですよ。
山芋とそば粉を練って揚げた郷土料理ということですが、見た目はなんとも華のない感じ。
食べると蕎麦がきとガレットの間の子というか蕎麦がきを揚げた、もしくは焼いたような印象。
ただし、よく咀嚼していると山芋らしい粘り気と山芋の風味が出てくる。
逆に蕎麦で感じられた蕎麦のえぐみなどはこちらはほとんど感じられない。
同じそば粉を使っているとも限らないけど、山芋との組み合わせなのか揚げたからなのかな。
なかなか面白く他では味わえないものだけど、まぁ素朴な味であるのは変わりないかな。
天ぷらもかなりボリュームがあって価格なりに大満足のランチとなりました(*^^)v
少し周りを巡ってみました。
左:道の駅 両神(りょうかみ)温泉薬師の湯。
温泉施設も併設されてるけど他はこじんまりした物産展とトイレだけですかね。
中:クライミングパーク神怡舘(ジンイカン)。名前のように屋内ボルダリング施設だそうです。
建物自体は埼玉県とチャイナ山西省の友好記念として作られたものだそうですが、
宮大工が伝統工法で作ったというよりハリボテでチャイナ風に仕上げただけなんですかね。
右:法養寺薬師堂。戦国時代に移築とか室町時代の再建とかいろいろな話があってよー分からん。
屋根は以前は茅葺→瓦葺→銅板葺きと変化しているがいずれにしても古い建物だね。
さらに回り道というか細い峠道に入っていって、寄ってみました。
「天空のおやき」というところ。
いちおうイートインもできますが、なんかこのあと大人数が来ることになってるそうで、
1個だけなら売れるけどというので、おやき1パック(2個)300円をテイクアウトしてみました。
帰宅してからレンチンしてお茶と一緒にパクパク。
中の餡は高菜みたいだけど杓子菜だそうで優しい味わい。
皮は小麦でずっしりした厚さのあるもの。なのでおやつで2個は腹にたまるね。
なにはともあれ久々にラリっ娘でワインディングを思う存分走らせて気持ち良かったです。
ただ……
ラリっ娘のシートベルトガイドがまたもや根本からパキッと折れてしまいました。
何かやらかしたわけではないですよ、信号待ちで助手席の荷物をずらそうとしただけorz
前にも折れてしまい、その後修理したものの助手席側と入れ替えていたのですが、
その元・助手席側のものも折れてしまったというわけです。
プラスチックの経時劣化ですから仕方ないけど、ちょいと落ち込みますなぁ。
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