［昨日］８月のみ開館の「河口湖自動車博物館」へ行ってきた。

昨日のことになりますが、山梨県南都留郡にある「河口湖自動車博物館」へ行ってきました。
河口湖と名前に付いてますが河口湖のほとりでなく、確かに中央高速道・河口湖ＩＣで降りますが、
そこから富士スバルラインの料金所まで登っていくので富士山麓にあるというイメージです。

 
さて、まぁまぁどうでもいいことですが、河口湖インターというか富士急ハイランドから
富士スバルラインの料金所まで４，５ｋｍあるだらだら登りの道路のちょうど中ほどで、
ママチャリを押し歩いている女性に出くわしたんだけど、、、、
どこから来て、どこに行こうとしているんだろうか？　ほぼ何もないところだけど(謎)

それはそうと、この辺りはサラリーマン時代にイベント出張（自動車評論家向け新車試乗会など）で
ちょいちょい来ていて、試乗に使いそうなルートの確認も含めてあちこち走ってたんですが、
そんな自動車博物館なんてあったっけ？　てな思いもあったのですが……

 
ありました。
当時などは看板は出てなかったでしょうけど、変な匂いのする場所だとは記憶してましたな(笑)
８月１日～８月３１日の１ヶ月しか開館しないので、開館中以外は変な匂いしかしてないんですね。
なお、この１ヶ月は無休だそうです。

 
開館時刻の１０：００よりも前に到着しましたけど、もうすでに２０数名ほどの待ち状態となってました。
待ち状態と言っても行列を作ってるわけではなく、なんとなく辺りをうろついてたりベンチに腰かけてたり。

ちなみに、右画像のは「フライング・フェザー・マークⅡ」。
スバル３６０のエンジンを用いてセントラル自動車で造られた総アルミボディの試作車とのこと。
サスペンション部材とかを見ちゃうと、これに乗るのは命がけだなと感じちゃうけどね(笑)

で、開館時刻となって入館。隣接する飛行館に向かう人が多数のようで、こちらは空いてました。
入場料は大人１０００円。個人コレクションがベースなので安くはないですね。

残念というか不可解なのはスマホ撮影ＯＫなのにコンデジはソニーＴＸ５５でも不可なこと。
画質とかも大差ないのになぜデジカメ不可なのか理解に苦しみますねぇ。
大差ないならスマホ使えばいいじゃんと言われればそれもまたしかりですけど(汗)

スマホにせよコンデジにせよ、撮った画像は膨大なのですが、ちょっとだけ紹介しておきましょう。

左：入り口に置いてあったイセッタ……じゃなくてハインケル・カビーネかトロージャンかな。
右：入り口から右に行くと主に戦前のクルマ。
　半地下から半時計周りに見て回って途中で１階の高さに上がって戻ってくる感じ。

 
左：ブガッティＴ１３。ブガッティは好きだし、展示車両も多いです。
右：ブガッティＴ５７Ｓ。その奥に見えるエンジンはクルマ用エンジンではなく航空機用エンジン。
　12,000cc直列８気筒を並行配置したＵ型エンジンだとか。

 
左：ランチア・アプリリア 1938年。現２輪メーカーのアプリリアとは無関係だよね。
中：アルファロメオ・ＧＨＩＡ試作車 1947年。試作車だけど、やっぱイタリア車は伊達だねぇ。
右：オオタＯＤ型トラック 1937年(中央)。フリップには“スタイリッシュ”と書いてありますが(笑)

さらに２階部分に上がると、そこは主に戦後、1950～2000年のクルマが展示されています。
 
左：ランボルギーニ・チゼータＶ１６Ｔ、カウンタックＬＰ５００など。
中：フェラーリＦ４０、ＢＢ５１２など。他にＦ５０などもありましたけど。
右：ランチア・ラリー０３７。ラリ好きには刺さります。
　けど、リアの巨大な衝立がないと案外と上品な造形をしてるんですね。

 
左：パナール・ディナＸ。
　パナールというと黎明期の“システム・パナール”というＦＲ方式という知識しかないけど、
　これは戦後の水平対向エンジン縦置きのＦＦ車。
　パナールが戦後にも続いていたこともＦＦ車を造ってたことも知らなかった(恥)

中：本物の(?)タイレルＰ３４。

右：唐突に何の説明フリップもなく「スバル・モトーリモデルニ」の水平対向１２気筒エンジン。
　2009年のクラシックカーin桐生にも展示されていたけど、
　それとは別のモノらしいが入手経緯などは分からないとは係員の弁。

他にもいろいろと見応えのある展示でしたけど、少しだけ残念なのはスバル車の展示はゼロなこと。
個人所有のコレクションの展示なので、好みが偏っていてもそれはそれだけのことですし、
まっ、負の遺産とも言えるエンジンにだけSUBARUの名前が残ってますけどね(笑)

さて、次は隣接する「河口湖飛行館」を見て回りましょう。