カップ麺:ペヤング「復刻シーフードやきそば」は本当に“復刻”か?
まるか食品ペヤングの「復刻 SEAFOOD シーフードやきそば」。
8月5日からウエルシア限定で発売され、税別188円での購入。
実際、8月5日午後に近く(といっても自宅から7kmほど)のウエルシアでは売ってなかったけど
昨日行ったらちゃんと売ってました。
“復刻”となっているので、3年前のこの「シーフードやきそば」の再販みたいなものですかね。
このウエルシア限定での“復刻”というのは、昨年にもこの「復刻 にんにくMAX」があったので、
その第2弾になるということなんですかねぇ。
どうしてウエルシア限定で復刻版を出すのかはよー分からんけど。
で、その「復刻にんにくMAX」でも感じたというか記事にも書きましたけど
“復刻”というにはパッケージデザインも中身も初代とずいぶん違う感じで、
しかも初代を超えるようにいい意味で違うのではなくレベルダウンした感じで感心しませんでした。
ペヤングの初代「シーフードやきそば」はまぁそれなりだけどペヤングらしさは具だくさんというだけで
どうしてももう一度食べたいとは思いませんでしたので、今回の復刻のはもういいかなと思いつつ、
それでもその“復刻”がちゃんと文字通りの復刻になっているかどうか確認しておきたい、
というかどうしても確認せねばならないと何故か使命感を覚えてしまったので買ってきた次第です。
なお、“復刻”の意味については「復刻にんにくMAX」の記事にも書いたので重複しますが、
ふっこく 覆刻/復刻/複刻:書物などの以前に出版したものを新しく版を作り直し、
もとのとおりに刊行すること。また、その物。 (weblio辞書より)
となっているので、基本的には書物について使う言葉なわけですが、
食品や料理にたとえで使うなら原材料やレシピまで同一でなくても良いのかもしれませんが
それでも基本的に同じ風味、同じ食感になるようにするのが“復刻”だというのがボクの捉え方です。
いちおう、今回の「復刻シーフード」のパッケージデザインを初代と比較すると
赤文字の「シーフードやきそば」の位置や料理画像が微妙に違っていますけど
まぁほぼ同じ雰囲気のものとなってますかね。ここまでは十分に復刻を名乗れるでしょう。
では、作って食べていきましょう。
透明袋に緑色文字の先入れ乾燥かやく、青色袋に銀文字の後入れ液体ソースの別添袋2つの構成。
初代とまったく同じ構成です。
んが、もう見た瞬間にかやくが少ない。ペヤングらしさが全くないくらいしょぼい。
3年前の初代の写真と比べても明らかにかやくが少ない。
麺はもういう必要がないでしょう。ここは変わりません。熱湯3分湯切り。
ハイ完成。ハイ具が少ない。食べてみるまでもなく、復刻に非ず(-_-メ)
初代→復刻(復刻という言葉を使うのさえ忌々しいが)で成分や原材料を比較してみましょう。
内容量:117→114g(麺量は不変)、エネルギー:548→498kcal、たん白質:11.1→10.3g、
脂質:28.8→23.3g、炭水化物:61.2→61.7g、食塩相当量:3.8→4.1g。
かやく:キャベツ、えび、カニ風味かまぼこ、イカ→キャベツ、イカ、えび、カニ風味かまぼこ。
添付調味料:しょうゆ、糖類、貝エキス、食塩→糖類、しょうゆ、食塩、貝エキス。
率直に言って、手抜きかコストダウンですかね(汗)
確かに初代は異様にカニカマが目立って多かったとは感じましたけど
復刻ではイカを増やしたというよりカニカマを大幅に減らしてエビも減らしたのでしょう。
ただ、カニカマのフニャフニャ食感もエビやイカの焼過ぎ縮こまり食感もまったく改善されてない。
カニカマは長めで細切りにするとか、エビは乾燥甘エビにするとか、イカも代替品にするとか、
いろいろと進化させた、あるいはそう試行錯誤した結果なら理解はできるけど。
ソースの味わいは……よー分からん。
塩味は強いけど、初代も強かったようだし、かといってトゲトゲの塩味でもなく悪くもないし。
なんとなく、元々乏しかった魚介の旨みがさらに減って甘味が増えたような気がするけど、
それは成分表示や原材料表示からの推測というかそれによる思い込みもあるやもしれません。
なんにしても、実売価格は1割増しとなっているし、具はケチってるし、
いくら3年分の物価高の影響があるといっても、こりゃぁ汚いことをやってるよね、ペヤングさん。
ペヤングじゃなくて実はペヨングとして2割引きくらいで販売するならアリだと思いますけど。
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