「喜多方ラーメン坂内」の半生・レンジ調理ラーメン
先日、「喜多方ラーメン 坂内 本庄店」へ麺紀行してきたわけですが、
その際にレジ脇にて「喜多方ラーメン 坂内」の半生・レンジ調理麺が販売されていたので
1人前・税込700円とかなり高かったのですが、
どんな出来ばえになるのか興味があったので買ってきました。
その前に食べた冷凍食品・なべ焼き屋キンレイの「喜多方ラーメン 坂内」との比較も興味湧いたしね。
スチロール製のどんぶりに入っているパッケージングとなっています。
「喜多方ラーメン 坂内」とのロゴが入っていますが、製造は(株)河京(かわきょう)となっています。
福島県喜多方市にある企業のようで、創業昭和31年と古いですが、
当初は商店でその後きのこ缶詰製造で、ラーメン造りは昭和60年からのようです。
この河京の直販サイトからでもこの坂内ラーメンは税込702円で買えるみたいですが、
店名を謳っていない「喜多方ラーメン」だと定価594円(わけあり445円)で売ってました(笑)
中身はこんな感じ。半生の麺、(濃縮の)液体スープ、レトルトのチャーシューとメンマです。
作り方は熱湯600mLと麺を容器に入れて、電子レンジで600W 4分30秒加熱し、
液体スープを入れ、かやくを載せれば完成です。
ボクが使っている電子レンジは500Wまでしか出ないので換算すると5分24秒となりますが
やや硬めでいいかなと考えて500W 5分の加熱としてみました。
ちなみに、レトルトのかやくは坂内専用ではないようで、河京ではこれ単体でも販売しています。
10個セットで定価2700円だけどなぜか特価2160円となっています。
はい、完成。
丼が黒なのでスープの色合いがよく分かりませんが、ほとんどというか完全に透明みたい。
坂内のスープはすこしだけ白濁していて、それでもちゃんと麺が見通せるくらいには透き通るので、
なんかちょっと雰囲気が違うかな。というのが見た目の第一印象。
スープを飲んでみて。ありゃりゃ。しょっぱい。塩味がズバーンと直球で来ます。
それに対して坂内の特徴である豚ガラの旨味が弱い。弱いどころかほとんどしない。
代わりというわけではないでしょうけど、昆布出汁か貝出汁のような渋味のある旨味はありますが。
なにはともあれ、豚ガラがもつ脂味をともなった円やかな旨味がなく、しょっぱいだけの平板な味わい。
麺は少し加水が少なめな感じもしないではないけど、まぁ坂内のプクプク・ホロホロ感は出ています。
それでもやはりスープの油分が少ないので麺肌のコートが不十分で啜り心地の滑らかさに欠けます。
チャーシュー、メンマは坂内専用ではないことからして、やはり違いがあります。
というか、チャーシューそのものがもう少しジューシーならその肉汁でスープの味も救われそうですが。
ということで、完全にしてやられました。
これは坂内の味とはまったく違いますし、これで700円は高い。
そして、はっきりいって美味くない。
キンレイの冷凍麺ならこの半値で倍は美味いし、坂内らしさが感じられる。
実店舗の坂内(本庄店など)に行けば1.2倍もしない値段で3倍・4倍は美味い。
だったらこれを700円で買う価値はまったくないよね。
というか、これを店頭販売する実店舗の坂内もどうかしてるんじゃないかと思うけど、
同じ喜多方市つながりの企業としての腐れ縁でもあるんだろうか(笑)
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