大昔の完全モバイル化ETCをさらに進化させてみた
年初に、久しぶりにETCを使おうとしたら読み取りエラー頻発で往生こいた(名古屋弁?)んですが、
それはさておき、そう言えばずいぶん昔に乾電池で使えるモバイル化ETCにしたことを思い出しました。
それが、この記事ですからもう12年以上も前の話でしたか。
その時のは9V角型(006P型)乾電池2個直列で使うというもので、
ETCゲート通過の際だけ電源を入れるためスイッチも付けたというものです。
主にオートバイ用(その時はエビちゃん用)を想定したものでしたが
実際に使用したのはおそらく2,3回くらいだったと思います。
まだあったっけ? と探してみたら、出てきました。
驚いたことにまだそのまま電源が入る状態でしたよ。
006P型電池って自然放電少ないんですね。もちろん液漏れとかもないので全然大丈夫。
このままでも現役で使えるじゃん。ということなのですが……
ちょっと工夫してさらなる進化を検討することにしました。
というか、こんなモノを買ってみました。
左:「USB昇圧ケーブル」なるモノ。税込・送料込で1100円。
右:「モバイルバッテリー4000mAh」。税込・送料込で1000円。安(笑)
モバイルバッテリーはまぁ普通のというか、かなり小型のモノ。
画像だとサイズ感分かりませんが、この容量だとスマホを1回充電できるかどうかのレベルで、
まぁ緊急用にあったら助かる程度のモノかもしれません。
問題は左のモノで、USBの5V出力を12Vに昇圧してくれるモノです。
送風ベストなどに使えるようなモノみたいですが、送風ベストが12V駆動なのかよく分かりません。
まぁ、2Aまでの電流に対応しているようなのでETCくらいなら余裕でしょう。
このUSB昇圧ケーブルの途中を切って、今までのミニコネクターを付ければ完成です。
実際にはETC車載器とはマジックテープで重ね合せて使えますし、
モバイルバッテリーは厚さ8.5mmなので嵩張りません。
まだ、実際にETCゲートを通過して高速道路は走行していませんが、
通電確認は済で、ETCカードの読み込みも問題なくできています。
ところで、今回はスイッチを無くしてしまったのですが、
それはつまり高速道路乗ってから降りるまで、
もっと言えばその前の走り始めから目的地に着くまでETCの電源は入れっぱなしにするということ。
以前にもETCの消費電力を調べたのですが、改めて調べてみると、
やはり2.5~5Wほど、電流値にすれば200~400mAh(それ以上のもありそう)。
ただし、これはカード挿入時の読み込みとかETCゲート通過時の通信状態などの時で、
待機時となると100mAh以下、70mAhとかそのくらいみたいです。
ボクの使っているETC車載器のスペックが分かればもっと確実な情報だったんですが、
これはググッてもどうやらどの機種もメーカーが公表していないようなので分かりませんでしたが、
まぁそんなに大きな差はないでしょう。
12V昇圧によるロスもそんなに大きいとも思わないので、仮に待機時に100mAhだとすると、
容量4000mAhのモバイルバッテリーなら単純計算で40時間は使えることになります。
出かける前にモバイルバッテリーの充電を忘れてない限りはまったくもって十分ですね。
なので、スイッチはなくしてしまっても構わないという判断です。
ということは、オートバイで使う場合はこのモバイル化ETCを
ジャケットの胸ポケットに入れたままにしておくという使い方ができますかね。
今度、機会があれば試してみようと思います。けど、じゅごんで高速道路を走る機会はそうそうないけど。
ちなみに、旧型の006P型乾電池仕様の場合、アルカリ電池だと400mAhくらい(電流値で違う)
なので、それだと4時間ほどで電池切れになっちゃうのから
やはりETCゲート通過時のみ電源ONにする、つまりスイッチ付が無難だったことになります。
まぁ、今は006P型のカタチをした中身リチウムイオン電池も市販されているようで、
それを使えば何の工夫・加工もなく旧仕様のまま置き換えもできたんですけどね。
なにはともあれ、コンパクトになり見た目もスッキリして使い勝手も良さそうなので、
これならクルマでもわざわざシガーソケットにつなぐことなく
このモバイル化ETCとして使用する方が良いのかなというところです。
(もちろん、クルマで使う時は四輪車でセットアップしたETC車載器を使用しますよ)
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