カップ麺：日清Ｕ.Ｆ.Ｏ.「ヒッコリー(?)燻製マヨ 塩カルビ味焼そば」

日清食品・★日清焼そば★Ｕ.Ｆ.Ｏ.の「燻製マヨの塩カルビ味焼そば」です。
セブンイレブンで見つけたので税別２３６円で買っちゃいました。
２００円超えですが、コンビニ価格としてはもう普通の価格帯という感じになっちゃいましたね。

さらに、「ヒッコリーチップで薫り付け^※ ※ヒッコリー由来の燻香ビネガーを使用」だそうです。
で、ヒッコリーって何？ なボクなのですが……調べてみると、北米にあるくるみ科の樹木とのこと。
他にもそれから転じて樵(きこり)のこととか、その樵が着ていた織物(ストライプ柄デニム)の意も。

つまり、これはそのヒッコリーの木材チップを使って燻製したマヨネーズを使っているってこと。
実際にはマヨネーズを作る酢(ビネガー)を燻製しているとのことですが
燻製マヨネーズとしてはそれが一般的な作り方のようで、
キューピーでも同じように作られた燻製マヨネーズが市販されているようです。

まぁ、なかには植物油の方を燻製するとか、出来上がったマヨネーズを燻製するとかもあるみたいですが。
いずれにしても、香りづけするのが目的ですから味や食感が変わるという話ではないんでしょうね。

なんて書いているくらいですから、ボクは燻製マニアじゃないし、燻製にあまり詳しくないわけで、
当然ながらヒッコリーがどんな香りなのか、それで燻製したものがどんな香りなのか、全く知りません。

なので、そのありがたみも感じないんだけど、むしろ「塩カルビ」の方に魅力を感じて買いました。
普通に美味いはずだよな。ってね。
まっ、昨日のコンビニお惣菜の記事、「牛焼肉塩焼そば」と被る気もしなくもないですが……

では、作って食べてみましょう。

後入れの液体だれ、燻製マヨの２つの小袋が入っています。
焼そばなのに“たれ”となっているのは少しモヤモヤしますけど、カルビの塩だれの意でしょう。
で、具がない！と思ったら麺の狭間に少しだけ緑色のが見えますね。
熱湯３分で湯切りです。

 
はい、完成です。マヨネーズは明星・一平ちゃんのマヨビームのように細く綺麗には出ませんでした。
香りはよー分からん。気持ち香ばしい？　
それよりもほとんど具がない。彩りも含めて寂しい。

勝手に“ネギ塩カルビ”をイメージしてたけど、ネギじゃなくてキャベツがほんの少しだけ。
肝心のカルビというか牛肉の痕跡すらありません。えっ、どういうこと？

ここで、原材料表示を見てみると……かやくはキャベツのみ。肉も肉モドキもない。
たれの中に微かに「豚脂、ポークエキス」の表記が見えるけど、牛じゃない。
完全に騙された！　二重の意味で騙された！

っていうか、そもそも“カルビ”って定義はどうなってんの？　調べてやるぜ。
えっ、牛肉に限らず、どこか特定の部位の肉ではなく、明確な定義はないんだとか。
朝鮮語でアバラ骨のことなのでその周辺の肉を指す通称でしかないそうで、
牛肉のこと指すのが一般的だけど豚肉でも鶏肉でもカルビと言っていけないわけじゃないんだと。

なので、言ったモン勝ちだし、なんでも〇〇味と“味”を付ければＯＫってことなんか。
でも、ヒッコリーの注意書きを書くくらいだったら、カルビにも注意書きを書けよな、日清食品さん。
と言いたくもなりますが、どのみち老眼鏡かけないと読めない小さな文字で書かれても
買う時にそんなのイチイチ読まないですけどね(笑)

んで、まぁ四の五の言わずに食べましょう。
あれっ、塩味？　普通にたれ味じゃない？　ここでいうたれ味は焼き鳥などの塩に対するたれ味です。
マヨの効果もあるけど、さっぱり塩味というよりそこそここってりの醤油ベースのたれ味。

もう一度、原材料表示を見てみると……食塩とかも入っているけどそれより醤油の含有量が多そう。
やっぱりね、これ塩味ではなくて醤油ベースのたれ味でっせ。
でも、まぁ、これであっさり塩味だったら「どこがカルビやねん」感がＭＡＸに達しますが、
このたれ味でかろうじてカルビ感というか焼肉感を醸し出して騙せることができるんでしょう(汗)

で、その味は塩かたれかとか具がどうとか燻製マヨがどうとかいっさいがっさい忘れて味わえば
まぁまぁ普通に美味しいです。焼きそばによく合うし、ビールとも合いそう。

なんですが……
 
なんかこのＵ.Ｆ.Ｏ.、麺が変！
ところどころ２本、あるいは３，４本がピッタリ寄り添ってる感じ。
しかもそれらの端面までほぼ揃ってるし、さらに細切れになりつつ揃ってるのもある。

それもあるのか、最近のＵ.Ｆ.Ｏ.のプクッとした歯応えなどがなくて全体にグチョとした食感の麺。
昨日のお惣菜の麺が１本だけギザギザだったのは愛嬌で済むけど、これはそうはいかないよな。
いったいなんなんだろう。どうしたらこんなことになるんだろう。
こんなの初めてだけど、とっても不可解。そして不愉快。最後までプンプンな一杯でした(-_-メ)