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新書「コロナワクチン その不都合な真実」を読了

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詩想社新書の「コロナワクチン その不都合な真実」アレクサンドラ・アンリオン=コード著
鳥取絹子訳を読みました。

まっ、タイトルからすればいわゆるワクチン陰謀論みたいな内容かと思えますし
実際に新型コロナワクチンに対して否定的な立場の本であるのは確かですが、
著者はれっきとした遺伝学者であり、元フランス国立衛生医学研究所主任研究員であり
いちおうその筋(RNA研究)ではそれなりに認められてもいる方のようですから
根も葉もない陰謀論とは少し違った内容となってます。

とはいえ、彼女の書いていることがすべて真実とも限らないですし、
ワクチンの安全性を信用するのも疑うのもそれはそれぞれ個人の考えでいいんですけどね。

で、先ほども“いちおうその筋(RNA研究)ではそれなりに認められてもいる方”なんて書きましたけど
それでもこのような反コロナワクチンの立場を表明したことにより
社会的にかなりのバッシングを受けたようで、「はじめに」では次のようなことが書かれています。
                                (以下引用)
 するとメディアは一転、私を「極右」呼ばわりした。(中略)       それ
にもかかわらず、原理主義者、セクトとまで報道された。当然ながら、そのどちら
でもない。私はごく普通のカトリック信者で、五児の母だ。

 このような非難の目的はただ一つ――私の信用を失わせ、黙らせることだ。なぜ
なら私はRNAの研究にかかわる者として、コロナワクチンの効果や安全性につい
て、とても懐疑的だからだ。
 それゆえ、私は「陰謀論者」と非難された。(中略)
 だからこそ本書ではみなさんに、新型コロナワクチンに使われている遺伝子RN
A、正確にはmRNA(メッセンジャーRNA)について正しく学んでほしいと思
っている。

 さあ、真実を知る覚悟はできていますか?           (引用終わり)

まぁ、ボクはコロナワクチンを全面的に信用してないし(完全に否定もしてないけど)
実際にこの記事に書いたようにコロナワクチンは最初から接種してないし
それ以降もこの本の内容ともあわせて一度もコロナワクチンは接種してませんので、
この本を読んでも別に後悔するとか不安になるわけでもなく、覚悟もなにもないのですけどね。

 

そして、本書ではコロナワクチンの有効性と同時に危険性についてもかなり具体的に書かれており
それらをひとつひとつここで紹介することはしませんが、大枠としては次のような話です。
                                (以下引用)
  二つの研究を総括して明らかになったのが、ワクチン接種後に重大な副作用が
発生するリスクが16パーセント高まるということだ。
 このことからいえるのは「ワクチンが緊急許可されたときのリスクと利益のバラ
ンスはネガティヴ――つまり、ワクチンがもたらす利益より重大な副作用のリスク
のほうが高かった」ということだ。               (引用終わり)

まぁ、この利益と副作用のバランスは個人個人の身体によって違うでしょうし
それは結果論でしか最終的(最終がいつなのか、何世代にも渡るのかも不明)には判断できないし、
となると結局は個人の考え方次第となってしまうのでしょうけど、
少なくともボクはボクなりに利益と副作用のリスクを考慮して接種しないことを選んだので
その思考方法は間違っていなかった、つまり自分の判断には納得しているということです。

 

また、本書ではRNA、mRNA(メッセンジャーRNA)とは何かについて
詳しく書かれていますけど、結構難しいです。
というか、難しい内容をわかりやすくするよう喩え話が多く出てくるのですが、
逆にそれ故になんだかぼんやりとだけは分かるけどはっきりしないでモヤモヤする内容です。

なので、ここでもそれらを詳しくかつ本書以上に簡潔に噛み砕いて紹介することはできませんが、
mRNAを用いたワクチンはなにもこのコロナワクチンが初の試みであったわけではなく
これまでも何度も試みられていたけど、その都度成功することはなかったらしいです。

一方でmRNAは自然由来であっても様々な影響を人(動物)に及ぼすそうで、
例えば次のようなことが書かれています。
                                (以下引用)
 ヒトの精液は食べ物の変化にきわめて敏感だ。食べるものが変われば、精子も変
化する。ヒトの精子のなかに存在する小さいRNAのリストと、同時に精子の可動
性を調べると、食べ物の変化による非常に特異な応答が即座に明らかになる。この
影響はかなり強く、細胞核のRNAだけでなく、同時にミトコンドリアにもかかわ
ってくることになるのだ。                   (引用終わり)

食べ物の中のタンパク質がmRNAとして働き、それが精子にも影響する。
精子に影響するんだから卵子にも影響するし、だから次の世代にも影響するというわけ。
まっ、ボクは次の世代をこれからこさえる気はないのでもう不要なヒトなんですけどね(汗)

逆に、そんな食べ物で影響されるようなものなんだったらワクチンだって食べ物と一緒で……
とは言えず、今回のコロナワクチンのmRNAは自然界にまったく存在しない
完全に人工的に作られたものであるという点がポイントになってくるというわけです。

しかも、次の事実は今までまったく聞いたことがなかったので少し衝撃的でした。

(以下引用)          少し詳しく説明しよう。RNAは4文字からでき
ている――A(アデニン)、U(ウラシル)、G(グアニン)、C(シントン)だ。
 ところで、RNAが行う多くの調整のなかで、ときにpsi という文字がUの代わ
りに使われることがある。(中略)
 そして2020年、新型コロナウイルスが出現し、研究者は新規に研究を行った。
このときは、Uをすべてpsi に置き換えた。つまり、前例のない遺伝子の塩基配列
を考案したのだ。自然界のどこにも存在しない、人間にも動物にも、植物にも微生
物にも見あたらない塩基配列だ。(中略)
 しかし、あまり劣化しないことはわかっている。そしてpsi コードを使うと、m
RNAの生産能力が高まるのに対し、質が落ちることもわかっている。mRNAワ
クチンによってタンパク質が多くつくられるものの、質がよくないということは、
そこでつくられる抗体の特性もよくないということを意味する。これは大問題だ。
                               (引用終わり)

どれだけ劣化するのか、それがヒトにどれだけの影響があるのかなどは具体的に書かれてません。
というのも、要するにRNAについてはそのくらいしか分かってないということで、
ほとんど分からないことだらけなのにmRNAワクチンが使われたということが問題ですかね。

ちなみに「あまり劣化しない」というのは良いことのように思われるかもしれませんが、
これは人工のmRNAが長期間ヒトの体内を巡るということを意味しているので
問題もさらに大きくなるということにもつながるという意味です。

 

それから、コロナ騒動の初めではワクチンは早くても4,5年はかかるとか言われたのに
今回のワクチンは1年ちょっとで承認・実用化されたのは、
mRNAを使うという新技術ゆえに可能となったことだと言われてたような気がしましたが、
実はそれは真っ赤なウソだったみたいな話もあり、それについても驚きました。
                                (以下引用)
 第3相(フェーズ3)では、サンプルとしての患者の幅を拡大する。ここまでく
ると数千人の規模で、異なる人口集団、異なる用量で試験する。この段階は、第2
相と同じように、3~5年かかる。これが一般的だ。 (中略)   そう、新型コ
ロナワクチンをまずは市場に出し、無謀にも、第3相を終える前に接種したのだ!
                               (引用終わり)

なんとなくは急いだというか、かなり端折ってやったんだろうなとウスウスは思ってましたが、
完全にフェーズを飛ばしたというのはかなり無茶な話ですな。
そして、ほとんどのコロナワクチンでそのフェーズ3が終わったのは
2022年末から2023年春ごろとなっているわけです。

そして、その結果、コロナワクチンはやっぱりヤバイってなところも出てきて
今となっては各国では接種を推奨しないというぐあいに変化していったわけで、
実際にほとんどの国ではワクチン接種はもうやってないわけですが、
何故か日本では未だに6回目とか7回目とかやってるのは、ちょっと変ですよね。

まぁ、打ちたい人は勝手にどうぞという気持ちもありますし
一部自己負担といってもかなりは公費を注いでいるので税金の無駄遣いな感じがしなくもないし。

さらに、きわめつけとして次のような話が「おわりに」に載せられて締めくくられています。
                                (以下引用)
 一方、ファイザー社でワクチンの研究・開発部門の責任者だったキャサリン・ヤ
ンセンは、職を辞した直後の2022年11月11日、科学誌『ネイチャー』で次のよ
うに告白した。
「私たちは、まだ製造途中の飛行機を操縦していた」。      (引用終わり)

うーん、ですね。
それが、なんとか新型コロナで亡くなる人を防ぎたいという思いからなら分かりますし、
研究者個人はそう思っていたとしても、結局は会社としては収益のためであって、
実際にワクチン製造会社はこのコロナ禍で莫大な収益を上げつづけたわけですからねぇ。

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