新作ペヤング「アッラ・ナポレターナ」はタバスコかけ過ぎナポリタン
まるか食品・ペヤングの新作「アッラ・ナポレターナ alle Napoletana」。
「後がけTABASCOソースでお好みの辛さに!」だそうです。
9月18日新発売商品で、「食の駅」で税込218円で買ってきました。
いかにもイタリアな緑・白・赤のトリコローレ・イタリアーノな配色パッケージですな。
と最初は受け取ったけど、それにしては緑と赤の配色バランスが歪。
むむ、これはまた痛覚異常者集団ペヤングらしい激辛を表している“赤”なのか!?
いや、同じ激辛でもこれはTABASCOのパッケージに寄せた配色なのかも。
なんにしても、日本の甘いナポリタンではなさそうな、本場の味なのか、異端の味なのか……
そもそも、ナポリタンではなく「アッラ・ナポレターナ」という商品名だしね。
じゃぁ、その「アッラ・ナポレターナ」ってどんな意味なのか?
調べてみると「スパゲティ・アッラ・ナポレターナ」でナポリ風スパゲティという意味だそう。
こいつは「やきそば・アッラ・ナポレターナ」だからナポリ風やきそばということになるけど、
当然ながらそんな料理は存在しないであろうから、
ナポリ風スパゲティっぽい焼きそばというように解釈することにしますかね。
で、ナポリタンはケチャップを使う日本発祥洋風料理ということになりますが、
アッラ・ナポレターナはケチャップは使わずにトマトソースを使うということです。
ペヤングからは以前にも「ナポリタン」や「ナポリやん」などは発売されてますが、
本商品はそれとは違いトマトソースを使った本場のナポリ風の味わいを狙っているのでしょうか。
けれど、ガーリックやバジルを少し使うけど鷹の爪などは使わず辛くないのが本場の味とのこと。
さらに、イタリアではアッラ・ナポレターナに限らずタバスコなどをかけて食べることはしない、
というかそのような卓上調味料を後から使うということは
料理人が味付けしたものを否定することになるので使わないのがマナーというか常識らしい。
ボクもよほど好みに合わない場合以外は卓上調味料での味変はしないからその考え方には賛成です。
よくイギリスの料理が不味いのはイギリス人はなんでも卓上調味料をぶっかけて食べるから味音痴で
だから店も味に拘らないからだ、なんて話を聞きますが、
まさに日本でも卓上調味料ぶっかけ派は味音痴なんだろうと思いますし(汗)
うーん、なんだかよく分からなくなってきちゃいましたよ。
日本発祥のナポリタンじゃないぞと言いたげな商品名ですけど、
でも本場のナポリ風の味でもなさそうなこのチグハグさ……
まっ、とりあえず作って食べてみますかね(笑)
先入れの乾燥かやく、後入れの液体ソース、好みでかけるタバスコの3つの別添袋入りです。
かやくは鷹の爪っぽいのとメンマみたいな肉ですが、いつものペヤングに比べると少量です。
タバスコは使っても普通は数滴だと思いますが(だから少しずつしか出ない設計になってる)
これはかなりタプタプと大量に入っているみたいです。
麺はおそらくいつもので、熱湯3分で湯切りするのも変わりません。
既に辛そうな悪寒がするし、ペヤングは信用ならないので、タバスコはまずは1滴も入れません。
で、恐る恐る食べてみると……激辛ではなくほんのり辛くちょっぴり酸っぱい。
でも警戒を怠ることなく鷹の爪みたいな具を口に入れてみると……むむっ全然辛くない。
成分表示を見ると、鷹の爪とか唐辛子ではなくてレッドベルペッパーと書いてあります。
つまりはパプリカ。辛くないはず。
じゃぁソースの方のピリ辛の正体は何かと確認すると、ペパーソースと書いてあります。
これは酢、唐辛子、塩からなるタバスコと同じようなものだそうで、
つまりは最初から少しタバスコを入れているということですかね。
それより、原材料名にトマトケチャップの文字も見つけてしまいました。
見てはいけないものを見てしまった感じ。
ケチャップを使っていたら、そりゃぁもう日本風のナポリタンじゃないですか。
それに、イタリアでは使わないタバスコも使っているなんて、おぉぉぉ。
なんて、所詮ペヤングなんで、それほど驚かないですけどね。
で、タバスコの小袋を入れるとどうなるか、しかも全部入れたらどんだけ辛くなるのか、
好き嫌いではなくて、もう興味本位とやけっぱちで試してみました。
辛いのは辛いんだけど悶絶するほどの辛さでもなかったです。
それより酸味の方が際立ってくる感じです。
なので、普通に売られているタバスコがそのまま小袋に入っているのでもないのかな。
結局のところ、これってやはり日本のナポリタンに味音痴な人がタバスコドバドバしちゃった系かな。
厳密にはそれより甘くなくて逆に酸味が強くてやや深みのある味わいではありますが。
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