麺紀行の帰りに寄り道して「高崎市歴史民俗資料館」を見学
前橋市の「蕎麦わたなべ」で麺紀行した帰り道は、ちょいと寄り道して
タイトルのように「高崎市歴史民俗資料館」というところへ行ってみました。
名称だけからすると高崎市内の中心市街地にでっかい建物が建ってるイメージもありますが、
そうではなくどちらかというと玉村町に近い場所にひっそりと佇んでいる感じです。
というか、この前の道はたまに通っていたし、今春もこの時にランタボやスタリオン見つけたすぐ近くで、
こんなところに「高崎市歴史民俗資料館」ってなものがあるのに今まで気づきませんでしたよ。
かなり旧めの建物で、1958年築の旧郡南(ぐんなん)村役場がそのまま使われているとのことです。
この建物自体も高崎市の文化財に指定されているようですね。
木造建築で、床がギシギシいうのはなんとも風情がありますな(笑)
ちなみに、入場は無料です。
写真撮影も基本OKで、NGなのは書いてあると言われましたけど、なかったような……
で、この資料館、思いの外見どころ満載でした。なので当然ながら全部は紹介しきれません。
ちょっとだけ載せておきますね。
左:「いろりの部屋」として明治・大正・昭和の台所用品などの展示。
中:「記憶の部屋」、戦時中の軍関連のものの展示。
右:「昔の教室」、戦時中あたりの小学校の教室ですかね。
ここは「駄菓子屋」。いやーもう全然飽きないね。駄菓子にもオモチャにも大興奮です。
次は「暮らしの部屋」。大正から昭和、~1970年代くらいなのかな。
左:「あみ機」とその横の「毛糸かせくり機」。
ガキの頃に家にあって母親がよく使ってたので懐かしいなぁ。
足踏み式ミシンも展示してあってそれはよく見るけど、あみ機の展示は珍しいんじゃないかな。
右:銭湯グッズ。ガキの頃、自宅には五右エ門風呂があったので銭湯には縁がなかったけど、
というより田舎過ぎて銭湯なんてなかったけど、ケロリンの桶は大学生以降の記憶だな。
それより、髪を洗うのは別料金が必要で、「かみ洗札」を掲げて専用の桶で洗っていたって初耳(驚)
左:「金銭登録機」って実はダミーのレジスター風置物だって。
なんでも、本物レジスターは高くて買えないけど、これがあると信用が高まったとか(呆)
右:「モグラ捕り機」。初めて見た! というかこんなのがあることも初めて知った(恥)
これは通路にあったものですが、「菅公シャツ」って何? スガキミ?
って、カンコー学生服のカンコー(KANKO)でしたか(汗)
いちおう、高崎市に関連することも展示されています。
左は高崎城に関するもの、右は県庁が高崎から前橋に取って代わられた怨みが書かれています(笑)
他にも「機織りの部屋」とか「下駄屋」とか「音楽喫茶あすなろ」関連の展示などもあります。
また、9/23~12/17の期間は「はかってみよう むかしの単位」という企画展も開催中です。
子ども向けの展示となっていますけど、これがまた意外にもへぇ~がいっぱいで面白かったです。
左:マス記号(〼)ってこのような枡に由来してるんだそうです。外来だと思ってました。
中:マスかき棒。シモネタですいませんorz
右:ユネスコ世界の記憶&国の特別史跡の上毛三碑のうちのひとつの多胡碑。のレプリカ品。
レプリカ品は他のも何度も見たし、本物も昨年のこの時に見に行きましたけど、
“単位”とは無関係だよね。さすがに移動するのが大変だったからここに置いたままってことかな。
それはそうと、昨日の上毛新聞のニュースによると、この多胡碑の笠石=一番上の石が、
本来は前後逆(狭い方が前面)だったことが判明したそうですよ。
これを見ると前面の方が広くなっているので、間違えた方のままですね。
今後、これらのレプリカも順次修正されていくんですかねぇ。
というわけで、小一時間もここで見学していました。そのくらい見応えがありましたよ。
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