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カップ麺:ACeCOOKだけどエスビー食品監修?「濃旨塩だれ焼そば」

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エースコック・Cook happiness ACeCOOKの35th Anniversary スーパーカップ汁なし
「エスビー食品監修 超やみつきペッパー入りふりかけ仕上げ 濃旨こいうま塩だれ焼そば めん90g」です。
5月22日新発売の商品で、スーパーのとりせんで税別118円で買いました。

にしても、なんだか混乱するような違和感ばかりの商品ですかね。
まず35周年なのはスーパーカップ・シリーズとしてという意味ですかね。
まさかスーパーカップ汁なしが35周年ということはないでしょうが……

それに、“汁なし”って一般的には汁無しラーメン、油そば、まぜそばに使う言い方だと思うんだけど、
それでもこれは“焼そば”を名乗っているので、いったいどっちだいと混乱します。

また、スーパーカップって基本は大盛り、1.5倍とかをウリにしてるんじゃなかったっけ?
なのに、麺90gってカップ焼きそばとしては普通の量じゃないですか。

バケツ型というかどんぶり型のパッケージにしたらこうなっちゃったのか?
いや、でもスーパーカップで四角の容器の焼きそばも発売されているし、
しかも大盛りで麺130gともあるわけだから、この商品の意図は何なの???

そもそも日清U.F.O.なんかだと丸型だけどもっと薄い皿型のパッケージで済んでいるので、
この2倍ほども嵩張る無駄にでっかいパッケージはどういうことなんですかねぇ。
それこそ無駄に流通コストを掛けているような気がするけど、その割に販売価格は安価。

 

それから、エスビー食品監修ってどこまで監修してんの?
超やみつきペッパーの部分だけ? それも含めてのふりかけ部分?
それとも全体の焼きそばまで含めて?

でも、監修というからにはある程度全体的なとりまとめをしているってことになるはず。
だって、これはカップ焼きそばなので全体として味や食感がバランスよくまとまってなければならず、
ペッパーだけとかふりかけだけで成立する話ではないはずですからね。

でも、カップ焼きそば全体の監修をエスビー食品がやったというのも、なんだか妙な感じですし。
やたらの能書きは多いのに、その辺のところについては何も触れてないのも妙な感じですな。

さらに言えば、“濃旨”ってなんだよとか、なのに“塩味”って繋がらないだろうとか、
まぁあるゆるところが突っ込めそうな、わけがわからない商品ですが、
とりあえずこのくらいにして、作って食べてみましょう。

 

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上蓋を半分めくってみても、なんだか不思議というか妙な感じ。
やはり器のでっかさに内容物の量が不釣り合いです。
後入れの調味たれ、そしてふりかけの2つの別添袋が入っているだけです。
そう具がない。麺といっしょに入っているわけでもなく、スッカスカの中身です。

それに、ソースと言わずに調味たれと書いてあるのは、
やはり焼きそばというより汁無しラーメンを気取っているのでしょうか?

なお、普通の油揚げ麺なので、普通に3分で湯切りします。
湯切り孔はパーシャルオープンになっているので問題はありませんが、
このどんぶり型容器はツバの部分の幅が狭いので湯切りの時に持ちづらいです。
しかも、容器の剛性が低いので中折れしやすくさらに湯切りをしにくくしています。

そんなことは少し試してみれば分かることですし、
だからカップ焼きそばは四角にしろ丸にしろツバが大きく高さが低く剛性のある容器となっているのだし、
エースコック自身もそのような容器のカップ焼きそばを作っているのに、
どうしてこの商品はこんな過ちを犯してしまったのでしょうか? 理解に苦しみます。

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完成です。容器がでかいだけに、余計にたったこれっぽっち感が強調されますね。
さらに具がないし、ふりかけだってそんなに量があるわけでもないから、
なんだか食べる前からがっかりな気分になっちゃいます。

で、食べてみると、塩やペッパーよりもニンニクの香りと味ががっつり効いてます。
ふりかけのネギやゴマもまぁまぁ仕事してる感じだけど、ニンニクと豚肉の旨みが主体です。
これを“濃旨”と称しているのですかね。確かに旨味は濃い方です。

でも単に濃い味というわけではなく、意外にも複雑な深みのある旨味だし、
胡椒の効かせ方が上手いのか濃いのにキレのある美味しさとなっています。

麺も中太の丸断面のものですが、プクっとした張りと歯応えがあってなかなかいい食感のもので、
ソースとの絡みもよくて美味しくいただけました。

 

というわけで、食べてみると意外にもというか妙な美味しさがあって、
でも量が少ないのでもうちょっと食べたいという思いにさせるいやらしい一杯でした(笑)
それにこれだけ安売りしているのならコスパ的にもまぁまぁかなとも思えますしね。

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