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文庫本「サメに襲われたら鼻の頭を叩け」を読了

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鉄人文庫の「サメに襲われたら鼻の頭を叩け 最悪の状況を乗り切る100の解決策」を読みました。

本書は特に著者という方はいなくて、鉄人社編集部が編者ということになっています。
そもそも、鉄人社というのがあまり馴染みがないわけですけど、
以前読んだ「定本 日本マンガ事件史」という本も鉄人文庫でしたね。
逆に言えば、それしか読んでないのですが……

本書は本当に最悪の状況に陥った人が、あるいはそうなるかもしれない人が、
実利を求めて読む本というよりは、まぁ雑学的に面白おかしく読んでおきましょう、
ってな軽い気持ちで読むような本なのでしょう。

まぁ、サメの鼻の頭うんぬんの話はなんか聞いたことがありますけど、
サメが居るようなところで泳いだりダンビングすることもないだろうから
個人的には一生で使うこともない知識かなぁと思っています。

ただ、それを言ってしまうと、ここに書いてあることはほとんど一生使うこともなさそうな知識ですし、
使うことがないように事前にそうならないように注意したり避けたりすべきなのでしょうけど。

 

少しだけ面白そうなことを紹介しておきましょう。
まずは「公衆トイレで便をしたらペーパーがない」という状況への対応です。
                                (以下引用、改行位置変更)
 究極は1千円札、5千円札、1万円札などの紙幣を使う方法だ。そんなもったいないことできな
いと思うのは早計。紙幣を丸ごとではなく、一部を破るのだ。ちぎれた札は全体の3分の2以上が
残っていれば、銀行で満額交換してもらえる                  (引用終わり)

お札の2/3以上が残っていれば金融機関で交換可能なことは知ってましたけど、
だからといってお札で尻拭いをすることは発想しなかったし、やろうとは思わないですねぇ。
もちろん、ハンカチや下着などを使うとかも検討した上での最後の手段としてお札を挙げてますが、
そこまで追い詰められても、ボクだったら手で拭って、後で手を洗えばいいと思っちゃいますけど。

 

次に「運転免許の学科試験を何度受けても合格できない」という話です。
                                (以下引用、改行位置変更)
(以下引用、改行位置変更)  仮免許同様1問1点で、100点満点中、90点以上で格だ。本免許
の試験は、全ての学科項目から出題されるので、難易度は仮免許よりも高くなり、合格率は受験者
の6~7割。つまり3~4割が不合格となってしまう。             (引用終わり)


えー、そんなに合格率は低いんですか。もう40年以上も前の話なのですっかり覚えていませんが、
学科試験ってひっかけ問題が少しあるけど、日本語さえ分かればほぼ常識問題で解けたはずですが……
なので、何度やっても合格できない人が少なからずいるのだそうです。
では、そういう人はどうしたらいいのかというと、
                                (以下引用、改行位置変更)
 筆記試験にどうしても通らない、あるいは一発で合格したいという方にオススメの裏ワザがある。
学科試験当日の朝、予測問題を教えてくれる通称「裏校」を受講するのだ。    (引用終わり)


へぇー、そんな学校があるんですか。競馬の予想屋とかと違って結構な的中率があるそうで、
5千円ほどで予想問題と回答を教えてくれるのだそうで、いちおう合法なのだそうです。
いやー、しかし、普通に学科試験に通らないような人はいくら運転テクニックがあったとしても
運転免許を所持してはいけないし、公道を運転すべきではないと思いますけどねぇ。

 

次は「交通事故の加害者が保険に入っていなかったら?」という状況の話です。
                                (以下引用、改行位置変更)
 しかし、現実に任意保険に加入している割合は対人、対物合わせて全国平均で73・8%(損害保
険料率算出機構の調べ。2013年3月末時点)。つまり4台に1台以上が無保険なのだ。
                                      (引用終わり)

これまた、こんなにも無保険車が多いのかと驚かされるというか呆れるのですし、
ボクもこの時など無保険車&外国人にぶつけられて大変な思いもさせられましたから、
これは他人事ではないし、これはある意味で実用的な内容なのかもしれないです。

問題は無保険車といっても任意保険の話であって、これが自賠責保険も入っていないとなると、
怪我の治療費までまるまる全額十割(健康保険は使えない)負担となりかねないことですが
                                (以下引用、改行位置変更)
こうした場合は「政府保障事業」を利用すべし。事故の相手が自賠責に加入していないとき、国か
ら同等の補償を受けられる制度で、最寄りの損保会社に問い合わせれば手続きを教えてくれるはず
だ。                                    (引用終わり)


「政府保障事業」、初めて知りました。これは有用になるかもしれない情報ですな。
調べてみると、ひき逃げされた場合でも補償が受けられるみたいですし。
ただし、加害者側が自転車などの軽車両の場合は適用外のようなので、そこは含めて欲しいですなぁ。

 

次は「駐車違反の取り締まりに遭ったら警察に出頭せずに反則金だけ払え」という話です。
                                (以下引用、改行位置変更)
金額は同じだが、駐停車禁止場所なら3点、駐車禁止場所で2点、時間制限駐車区間で時間超過し
た場合は1点だ。
 片や後者は反則金だけで違反点数が引かれることはない。(中略)法律の抜け穴とでも言う仕組み
だが、正直者ほどバカを見るのが現実。駐禁の取り締まりに遭っても、ゆめゆめ警察に出頭しては
いけない。                                 (引用終わり)


これ、知りませんでした。もっとも今まで駐禁で取り締まられたことはないし(海外であるけど(汗))
少なくとも北関東辺りでは、いわゆる普通の駐禁取り締まりに遭うこともないでしょうけどね。

 

車関連、交通関連の話が多くなっていますが、もちろんそれ以外のヤバイ状況の話もたくさんあります。
でも、やはり最後に紹介するのは車関連で「運転中、車のブレーキが効かなくなった」という話です。
                                (以下引用、改行位置変更)
 行き止まりが目前に迫っているケースなら、「ブートレッガー・リバース」を試みよう。サイド
ブレーキを思いっきり引きながらハンドルを90度一気に切る方法で、これを使えば車は横滑りしな
から半回転し、スピードもかなり減速するだろう。               (引用終わり)


「ブートレッガー・リバース」って初めて聞いた言葉ですけど、要はスピンさせるってことですが、
こんなの一度も経験したこともない人がやってもノーコントロールに陥るだけで、
そうなったら半回転どころかクルクル回転するだけだったり、下手すりゃ横転したりして、
もっと最悪の状況になったりするだけですから、こんな無責任なこと書いちゃダメですよ。

現代のクルマであれば、最終手段は正面から衝突して安全ボディと安全デバイスに身をゆだねるべき、
というのがボクの考えですけどね。
むろん、乗員全員が正しくシートベルトをしていることが大前提ですけど。

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