「東国千年の都」@高崎シティギャラリーを鑑賞
髙荷義之原画展を観るために高崎シティギャラリーまで行ったのですが、
高崎シティギャラリーでは他にも面白そうな企画展がありましたのでついでに観てきました。
「令和4年度 前橋・高崎連携事業文化財展 東国千年の都
防ぎ・護り・祓う――乗り越える災厄 先人たちの知恵――」です。長!
それなりに貴重なものも展示されているようですし、
見応えもなかなかありますが、入場は無料となっています。
前橋市・高崎市の市税などが投入されているのかもしれないですね。
ここは写真撮影禁止ではありませんでしたから、少しだけ紹介しておきましょう。
埴輪などもいくつか展示されています。
真ん中のは、中二子古墳の線刻人面付円筒埴輪です。おかしくもあり可愛くもあり不気味でもあり。
右のは、元総社蒼海遺跡群の板状土偶です。女性を象り、子孫繁栄を祈願したと考えられています。
でも、なんかクッキーみたい。あるいはコアラノマーチ?(笑)
矢中村東遺跡の物部私印。高崎市南部は平安時代には物部氏の支配下にあったようですね。
これも元総社蒼海遺跡群の刻書土器。五芒星(☆印)が描かれています。
様々な古代文明でも五芒星は出てきますけど、
それらの関係というより自然発生的に出現するものなのでしょうかね。
高崎情報団地Ⅱ遺跡の縄文土器の浅鉢。
縄文土器だけど火炎土器のような派手さはないし、そもそも縄文模様もないのね。
だけど、ベンガラと漆が塗られて真っ赤だったらしいです。縄文は奥深いねぇ。
鏡ですが、ビニール袋に入れられているのは多胡碑周辺遺跡の獣紋鏡(鳥頭四獣鏡 )。
これは昨年の1月末に新たに発掘されたものでしょう。(そんなことを語っていた人がいました)
調べてみると、発掘されてすぐに多胡碑記念館でも特別展示されてたようですが、
ボクはその直前に多胡碑記念館に行っていたのですれ違いで見てなかったようですね。
全体的にはなかなか見応えがありましたが、
「防ぎ・護り・祓う」などそれぞれのテーマ順に展示してあるけど
時代的には縄文時代から古墳時代まで(それ以降もあり)がごちゃまぜになっているので、
観ていてやや混乱してしまうきらいがありましたね。
単純に時代順に展示してあった方がわかりやすかったかな。
でも、まぁタダなので文句は言えませんけどね。
それと、あともうひとつ、タダで観た展示会がありますが、それはまた別記事に。
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