「十割そば風の庭」に麺紀行&「田島弥平旧宅」見学
伊勢崎市にある……といっても利根川の右岸、つまり利根川の南側にあるので、橋を渡って、
埼玉県を経由しないといけないのですが、(島村渡船が運航していた時なら船で直にいけましたが)、
サーモン号で広瀬川サイクリングロード、利根川サイクリングロード経由で麺紀行してきました。
「十割そば 風の庭」というお店です。
通り沿いから少し入ったところにあって、
小さな案内標識はありますけど気を付けないと見逃してしまいそうな場所にあります。
逆に言えば少し穴場的な感覚のあるお店ですかね。
古民家風の建物とも思えますが、靴を脱いで上がるわけでもなく、
店内は広くテーブル席がいくつもあってくつろげます。
たまたなのか、かなり空いていたのでよけいにまったりできましたよ。
左から順番に、「玄米いなり(漬物付)」440円、せいろ蕎麦770円、ネギの袋焼き440円で
合計1650円を注文しました。セットではなくすべて単品での注文です。
玄米いなりはジュワーとだし醤油の旨みが口の中に広がって、
遅れてミョウガの香りが鼻を抜けていく感じで、とても上品な美味しさでした。
漬物も浅漬けでシャキシャキしてていい塩梅です。
あっ、そうそう、漬物の代わりに自家製梅干しも選ぶことができます。
蕎麦は中細の丁寧に蕎麦打ちされたと感じられるような綺麗に整ったやや緑がかったものです。
驚くのは十割にしてはもちもちっとしたコシ感がとっても強くて、麺肌もつるつるっとしてて、
長さもしっかりあるので喉越しが非常に良いことです。
ただ、蕎麦の風味としてはやや弱い感じでしたけど。
そば汁はやや塩味が強めですが、蕎麦の喉越しを味わうにはむしろちょうどよいキレ感なのかも。
蕎麦の量はやや少なめでしたけど、玄米いなりを頼んでおいて正解でした。
最後のネギの袋焼きは出てくるまでまるっきり想像できずに興味本位で頼みましたが、
刻んだネギをマヨネーズ(?)で和えてお揚げに包んで軽く焼いた(?)、たぶんそんな感じです(汗)
これが、ネギの存在感が半端なくて、ネギ特有の辛みが強くて、かつ苦味もあって、
ネギ好きのボクにとっては衝撃的に美味しかったです。
全体的には蕎麦だけでなく玄米いなりも美味しく、さらにネギ袋焼きはさらに美味しく珍しく、
量的にもちょうど良いくらいで、とても満足なランチとなりました(*^_^*)
なお、会計したら、店員さんからヨガ教室の勧誘を受けてしまいましたよ(笑)
ついでというわけでもないけど、すぐ近くに「田島弥平旧宅」があるので見学してきました。
ここも伊勢崎市で、国指定史跡というか世界遺産となっているのですが、初めて来ました。
まぁ、世界遺産といっても「富岡製糸場と絹産業遺産群」の中のひとつということですけどね。
見どころいっぱいというわけではないですが、10分弱のビデオを観て勉強してきました。
それよりも、解説員をしているオッチャンみたいな人がとっても話好きで、
立ち話で30分ほど、あれやこれやと解説の嵐となってしまいました(汗)
富岡製糸場がなんであんなに巨大なレンガ造りの建物があるのかとか、
天然冷蔵庫と言われる荒船風穴@下仁田とかとの関係とか、
いろいろと勉強になりましたよ。
ここ田島弥平旧宅の敷地内にも天然氷を使った巨大な冷蔵庫がありましたし。
さらに、オッチャンの話は、田島与平の親戚の田島武平、さらに親戚の渋沢栄一が出てきて、
さらにさらに、田島武平の幼馴染が中島知久平で、山本五十六とはマージャン仲間で、
かつみんな相当の女好きというか女遊び好きで……なんて嘘か本当か分からない話まで。。。
まぁ面白いっちゃ面白いんだけどね(笑)
本日のおまけ
上武大橋にはこんな旧・上武大橋の遺構とその解説表示が造られていました。
痛ましい事故のことには触れていませんでしたけど。
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