プラモ製作(123) ホンダ・ステップバン(草ヒロなりかけ)
アオシマ文化教材の1/20スケールの「ホンダ・ライフ・ステップバン ’74」を作りました。
車名に“ライフ”って入るんですね、知りませんでした。
このステップバンって1972年発売ですが、1974年までのたった2年しか売ってなかったんですね。
でも、累計生産台数は1万8千台以上とのことなので、それなりに販売好調だったんだと思うので、
どうして2年で生産中止してしまったのか、謎ですねぇ。
個人的にはこのクルマのパッケージングは秀逸だと考えていますが、
かといってススギ・ワゴンRやそれ以降のいわゆるトール軽ワゴンの先駆けというのは違うかなと。
ホンダもあくまでも商用車や商売用を前提に開発・販売していたのだと思いますし。
ただ、当時はまだ個人店などが商売に使うクルマを自家用の乗用車としても利用することも多く、
なのでそのような利用も考慮していたのかもしれませんし、
そこにホンダならではの遊び心も入っていたのも確かかもしれませんが。
ただ、もう今となっては、ステップバンをガチで商用に使う人はまずいないでしょうから、
現存しているステップバンはレトロお洒落カーや遊びのRVとして
レストアやリメイクされているというのが現状ですかね。
このキットはザ★モデルカーNo.74で2019年2月製造となっていましたが、
アオシマから発売されたのはザ・ベストカーヴィンテージNo.54として
2009年12月ということになっています。
ただ、中身を見るとモーターライズの名残りがあったり、モールドがかなり甘かったりと
どう見ても1980年代以前のキットの香りが強く残っています。
1/20スケールなのもモーターライズのメカを収めるために必要だったのでしょう。
何より驚かされるのが、この部品群です。
これ、ボディ以外の全部品ではないですよ、不要な部品、もしくはオプションの部品です(笑)
まぁ、スバル剛力サンバーでもこんな感じでしたけどね。
と、いろんな部品が満載なんですけど、タイヤ&ホイールは極太のピレリP6だったり、
フロントのチンスポイラーがそのまま付いたボディとなっていたりと
普通に作りたいボクにとっては残念な部分が多々あったりするのですけど……
もうストック品の中にちょうど良さげなタイヤもなくなってしまったので、そのまま作るしかなく、
またチンスポイラーを切り取ってパテ埋めするのも面倒なので、ここもそのまま作りました。
ところで、前回作ったホンダ初代トゥデイからずいぶんと間が空いてしまったのですが、
実はボディの塗装などイマイチとなってしまって、しばらく放置状態となっていたんですよね。
塗装をやり直そうかどうしようかと考えてるとなかなかやる気が出てこなかったんでね。
そんな時に、太田市の某所でこのおまけ画像のステップバンを見かけて、
あっ、こんな雰囲気にしちゃおうかなと思っちゃったんですよ。
要するに、ちょっと廃車寸前というか、いつかレストアするぞ的な感じにしようかなと。
とりあえずタイヤとホイールだけ新調してみました的な段階ですかね。
というわけで、
こんな感じになりました。
やり過ぎると草ヒロ(草むらのヒーロー from ノスタルジックヒーロー)になっちゃうぞと
自制ししたつもりですが、やはり少しやり過ぎてしまいましたかね。
まぁでもこの程度ならまだ走れそうですし、ここからレストアも可能って感じでしょう。
詳細な解説は要らないですよね。
でも塗装の失敗を誤魔化すためにやり出したんですけど、かえって手間がかかっちゃいましたな。
なお、シャシー底面はご覧のようにFF車のそれではありません。
元のモーターライズでもおそらく後輪駆動となっていたはずです。
謎なのは、フロントサスがコイルバネを使用して可動するようになっていることです。
といっても、スライディングピラー式と言えるようなサスですけどね。
なお、毎度のことですがJET-PHOTO の方にもう少し詳細な画像を載せています。
今回のホンダ・ライフ・ステップバンは「国産乗用車」から見ることができます。
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