大間々の「そば処 百くり」の蕎麦は超美味で、とうふたぬき丼も堪能
本日はちょいと肌寒い一日でしたけど、ポタリングすれば身体も温まるだろうということで、
サーモン号でみどり市大間々まで麺紀行してきました。
「そば処 百くり(ひゃっくり)」です。
県道78号・太田大間々線沿いにあるお店なので何度も前を通っているはずですけど
今まで気がつかなかったですねぇ、看板も控えめですし。
2018年11月にオープンしたようですから、もう4年近くになりますね。
10年以上前に行った「伊奈香」という美味しい焼きそば屋さんから50mほどの場所です。
残念ながらその「伊奈香」は閉業してしまってるようですが、そこは桐生市相生町なんですよね。
※桐生市相生町は「きりゅうし あいおいちょう」と読みます。ややこしいですね。
でもこの「百くり」までくると、市境を越えてみどり市大間々町になるようです。
桐生市とみどり市は市町村合併の時にいろいろと揉めたために市境が複雑になっていて混乱しますな。
で、この店、純日本風な蕎麦屋さんかというと、店内はそんな雰囲気ではありません。
こんな少しレトロな’70~’80年代っぽいコカコーラの看板が室内にあったり、
店内BGMは(大音量ではないですが)ロックが流れていたりします。
そして、注文したのは「もりそばとミニ丼セット(とうふたぬき丼)」1000円です。
ミニ丼は他にも月見たぬき、とり天、野菜天などがありますし、
蕎麦だけ、丼だけのメニューもあります。
W炭水化物はあまり積極的には頼まないのですが、とうふたぬき丼が気になってしまったし、
それでも蕎麦も食べたいというジレンマからこのセットを選んでしまいました。
そもそも、たぬき丼ってのがボクの中でよく理解できてませんでしたが、
どうやら東日本では揚げ玉(天かす)、もしくは揚げ玉の卵とじが載せられているのがたぬき丼で、
つまり、たぬきそばと同様の意味で“たぬき”の言葉が使われているみたいですね。
これがまた大阪とか他の地域に行くとややこしくなるのでしょうが、ここではもう触れません(笑)
というわけで、とうふたぬき丼は豆腐と少しだけでしたが揚げ玉が載っていて、
さらに大量の海苔、ねぎの添えられていて、天丼のタレのような味付けとなっていました。
これがね、妙に美味いんよ。少し甘めのタレなんだけどわさびを効かすと美味いの。
豆腐の滑らかな舌触りと少しだけど揚げ玉のカリッとした食感の組み合わせが面白いし。
昨日の麻婆豆腐も良かったけど、豆腐自体を堪能するならこういう食べ方もアリですね。
そして、蕎麦です。いや、実際はまず蕎麦から食べ始めたんですが。
ほのかに緑がかった色合いの非常に細くて綺麗に揃った繊細な感じの見た目です。
口に入れた瞬間にふわっと蕎麦の香りが広がり、上品なえぐみを感じます。
そう、苦味はなく微かに酸味があるような渋味ですかね、高級なお茶のような(知らんけど)。
そして、その後はよく噛むと蕎麦特有の甘味もじんわり感じます。
そば汁は一瞬まろやかな甘味を感じますが、出汁の旨味を十分に感じつつキレもある。
蕎麦がしっかり長いから、もうズルズルズル~と思う存分に啜ることができるし、
その間中ずーと、蕎麦の風味を鼻と唇と舌で愉しむことができます。
こんな美味い蕎麦、久しぶりに食べたなぁ。
何年も前の記憶と比較するのは無理があるだろうけど、少なくとも今年食べた蕎麦ではダントツです。
とうふたぬき丼も味わえて、この美味しい蕎麦をいただけて、
それで1000円ジャストというのはもう大大大満足ですv(*^_^*)v
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