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【昨日】「葛生化石館」「葛生文化センター」「葛生伝承館」を見学

昨日ですが、栃木県田沼の「そば処 松」に行った後、葛生地区公民館へ行ってみました。

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公民館には用はないのですが、ここは「葛生化石館」「葛生文化センター」もひとつの建物となってます。
「葛生化石館」というのが気になったのでちょいと覘いてみようということで立ち寄ったわけです。

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ただ、建物の前にもなにやら変わったモノが置いてあります。

左は、「ガソリンカー」という愛称の葛生地区で使用されていた鉱山鉄道の機関車です。
日立製作所のディーゼル機関車なのだそうですが、なら何故「ガソリンカー」なのかな?

中は、国歌「君が代」にも出てくる「さざれ石」で、
右は、鍾乳石から滴り落ちた石灰水で長い年月でできる「石筍(せきじゅん)」だそうです。

 

さて、では建物内に入っていきましょう。
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玄関入って左側が「葛生化石館」になっています。なお、入館は無料です。
思ってたより展示内容は多くて充実しています。
化石だけでなくはく製やリプリカ品なども展示してありますし、
地域柄か石灰石についてやセメント製造などについてのコーナーもあります。

写真撮影はOKでしたけど、まぁ展示物の紹介はちょっとだけにしておきましょう。
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「レウロシナ・カタスミエンシス」という腕足動物の化石だそうです。
2018年にここ葛生地区で見つかった新種の生物とのことですが、地味ですね(汗)
ただ、こういった地味なものだけでなく、恐竜やマンモスなどの骨格標本もあります。

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ちょっと驚いたのは、サイの(祖先の)全身化石がここで出てきたとのことです。
へぇー、日本にサイがいのんだ、いにしえには。
それだけでなく、トラの(先祖の)一部の化石も発掘されて日本にいたとのことで驚きました。
いや、知らなかったことを恥じるべきなのかな。

他にも肩の高さが約150cmの世界最小となるナウマンゾウも発掘されているとのことです。
まぁ、そのサイズでも踏みつぶされるでしょうけど。

ここでは、レプリカも含めてこのような学術的に貴重なものの展示も多いのですが
所々にちょっと可愛いモノがさりげなく置いてあったりして微笑ましいです。
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左のは中学校の美術部の生徒たちが作った「ペルム紀の海のジオラマ」とのことで
いちおう形は化石などから推測してるんでしょうが、色合いは完全に夢想の世界でしょうね。
中のも右のも、かなりかわいく、なんだかファンタジーの世界ですね。

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ところで、葛生で化石と言えば、「葛生原人」を思い出します。
ひところは葛生町が町おこしに利用して、大々的に宣伝していましたけど、
結局は原人・旧人とかではなくて、400年程度前の人骨ということで、チャンチャンです(笑)

ただ、昨日、葛生地区に入ったら、あちこちに「くずう原人まつり 」開催の幟旗が立ってましたよ。
今月の24日、25日に開催されるらしいですが
原人じゃないことが確定して20年も経つのに、名前くらい変えたらいいのになぁ(笑)

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それから、「歯の進化の話 今も昔も歯が命」と題した企画展が開催中(~11/22)でした。
面白かったのは、象の歯は上下左右の4本しかなく、一生のうちに5回生え変わるのだそうです。
へぇーでしたよ。でも、これも知らなかったのは恥なのかな。

 

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「葛生化石館」とは反対側に「葛生文化センター展示室」がありますので、
そちらも覘いてみます。もちろん、ここも無料です。
なお、「葛生化石館は1979年オープンのようですが、こちらは2019年と最近のオープンです。

野鳥と小動物などのはく製を使ったジオラマ展示がメインとなっています。
通路が比較的狭くて、引きで写真を撮ること難しいこともあり、ジオラマの紹介はやめておきますが、
ただ一点、佐野市の鳥「オシドリ」のはく製を載せておきましょう。
どういう理由で佐野市とオシドリが繋がるのかは知りませんけどね。

なお、後で調べてみたら、この時に行った宇都宮の芳村野鳥自然博物館のコレクションの一部が
ここに展示されているとのことです。

 

さて、「葛生化石館」「葛生文化センター」がある「葛生地区公民館」の建物の隣に
「佐野市葛生傳(伝)承館」という建物があります。
実は、よく分からないままにこちらの建物の駐車場にランちんを駐車してしまってたんです。

まぁ、いずれも佐野市の公営施設ですから、どちらに駐車しようが問題はないはずですが、
なんとなくスルーするのも心苦しい気になって、その「葛生伝承館」も覘いてみましょう。
なにを伝承するものなのかも謎ですけど……まぁ、ここも無料ですしね。

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江戸時代から受け継がれた牧歌舞伎・吉澤人形頭などを紹介する施設とのこと。
そして、今は9月25日までで「吉澤人形頭展」を開催中ということで、そちらがメインの展示です。

3人がかりで動かす人形劇用の人形で、もちろん手も足も胴体もあるのですが、
頭だけがずらりと展示してあるのはちょっと一瞬ギョギョッとしてしまいますね。
古いものなので表面は剥がれてたり部品が落ちていたりして、それが妙に怖いです。ビビリなので(汗)

というわけで、化石館は十分に楽しめましたが、伝承館はよく分かりませんでした。

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