【昨日】群馬県立自然史博物館で「宇宙への挑戦」を鑑賞
入館料というか参加費という扱いみたいですが、常設展+企画展で800円となっています。
常設展は以前に観たからもういいかなと思うし、その分安くして欲しいところでもありますが、
企画展だけの参加費は認められないし、順路もまずは常設展からということになってます。
「2m程度の間隔を開けて」は言われなくてもやりますけど、
この謎の足跡(手跡?)は何を意味しているんでしょうかねぇ(笑)
それに、幼稚園児たちの団体に遭遇してしまい、2mの間隔どころではなくなっちゃいました。
まぁでも、子供たちは眺めているだけで愉しいからいいんですけどね。
で、常設展は足早に通り抜けて、企画展の方をじっくり観て回ります。
ちょっとだけ紹介しておきましょう。ただ、パネル展示が多いですかね。
左:アポロ11号宇宙船の「指令船」と「月着陸船」の1/30スケール模型
右:月周回衛星「かぐや」の主衛星の模型(スケール未確認)
主衛星と書いたのは、他に小さなリレー衛星「おきな」とVRAD衛星「おうな」の3つで
「かぐや」が成り立っているからなのです。って初めて知りましたよ。
これらからも分かるように、今回の企画展では無限に広がる大宇宙……というより
ほとんどが月探査の人類の挑戦についての展示となっています。
どうやら、season 1 には副題で「~月に向かって~」となっているようなので、当然ですかね。
そして、season 2 では「~月よりも遠くへ~」となってます。それも観に行くかどうかは微妙かな。
再有人月面着陸のアルテミス計画で、アルテミス1号打ち上げに合わせての企画なのかも。
アルテミス1号を本来は先日8月31日に打ち上げ予定でしたが、
9月3日(日本時間 4日)の打ち上げ延期となってしまいましたけどね。
個人的には有人着陸する意味はあまりなくて探査機での探査で良いんじゃないと思いますし、
そういう意味では、この企画展を観ていくと、
アメリカよりソ連の方が進んでいた部分も多いなぁとも感じるのですが、
そこら辺の感じ方はひとそれぞれでしょうからここで紹介することは割愛しますけどね。
他にもちょいと興味を持ったものなど、他愛もないものなどを紹介しておきましょう。
IHIエアロスペース社の月・惑星移動探査機「ローバ」です。
IHIエアロスペース社は元を辿れば、中島飛行機→プリンス自動車→日産自動車→石川島播磨であり、
ここ富岡市に主要工場をかまえ、さらに言うとコロナ集団感染が話題になった会社ですね(汗)
それはさておき、赤矢印の部分、何故か空冷ファンが設けられています。
大気がない、もしくは非常に薄い地球以外の月や惑星で意味があるんでしょうかねぇ。
まぁ、事前に地球上で試験するには必要なのかもしれませんが……
これもIHIエアロスペース社が開発していた月探査機「ペネトレータ」というものです。
名前からも分かるように月表面から地下にマッハ1で“突き刺して”探査するんだそうですが、
残念ながら途中でミッション中止となってお蔵入りしたそうです。へぇ~です。
それはともかく、「ナンセンサー」ってのが気になりましたよ。
ナンをセンシングする? ナンって何? パンのナン?なわけないよね。
それに nonsense+er だとしたらお笑い芸人みたいなことになっちゃうしねぇ。
ちょっとググッでも分かりませんでしたので、知ってる人がいたら教えてちょうだい。
NASAのアルテミス計画(有人月面着陸)の次世代月面電気自動車の1/6スケール模型だそうです。
何故か、赤矢印部分にグッドイヤーのステッカーが貼られています。
なのに、装着されているこの車輪はなんなのでしょうか??? グッドイヤーで作ってるのか?
でも、説明パネルの試験中と思しき画像を見ると、グッドイヤーではなくNASAと書いてあるし、
装着されている車輪はなんとなくゴムタイヤっぽいのですが……
解説員みたいな女性に訊いてみたけど、この模型の出どころも含めて謎のままでした。
他にもそれなりに展示品があり、月の砂・石の展示や、月や火星の模擬砂を触れたりと、
企画展だけだとしても十分に楽しめる内容にはなっていました。
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