チキンラーメン・純喫茶の「ナポリタン」と「黄色いカレー」を実食
日清食品・NISSINの「元祖鶏ガラチキンラーメン 純喫茶のナポリタン ケチャップソースの香ばしさ」です。
「純喫茶」ってはっきり分かりませんが、なんとなく昭和レトロ的な雰囲気でしょうか。
その意味では、先日紹介の「昔ながらのチャーハン味」と相通じるものを感じますし、
湯切り湯でスープを作るのも同じですし、実は発売日も8月8日と同じでしたから、
比較という意味でも、またネタとしても、さらに面白そうということでも、
食べてみようということで、近所スーパーとりせんで、税別118円で買って来ました。
で、「純喫茶」とは何かをちゃんと調べてみたら、酒類の提供のない喫茶店のことだそうで、
現在のスナックやクラブみたいな店を特殊喫茶と呼んでいたのに対する呼び名のようです。
特殊喫茶というのも笑える言い方ではありますが……
なんにしても、1950年から70年代ころによく使われた呼び名のようで、
その意味ではやはり昭和レトロ的な、つまり“懐かしの……”のような雰囲気なのでしょう。
ただ、その年代だとボクにとっては生まれてから高校生くらいまでとなるのですが、
田舎の中学・高校に通ってたボクは喫茶店に入るなんてことは皆無で
駅前の駄菓子屋・売店で当たり付アイスのホームランバーを買って食べ歩くくらいでしたから(笑)
なので、純喫茶のナポリタンどころか、純喫茶のコーヒーすらあまりピンと来ませんけどね。
そもそもお小遣いの余裕もないので外食するなんて滅多にありませんでしたし。
さすがに、大学生になってからは喫茶店で外食する機会もありましたけど、
純喫茶というほどの感じでもないし、レトロ・メニューでもなくなってきてますしね。
むしろ、社会人になってから、特殊喫茶でナポリタンとか食べていた方が記憶の残ってますが……
そんな折、とりせんのお惣菜コーナーでこんなのを見かけたので、ついでに買っちゃいましたよ。
「懐かしの濃厚太麺ナポリタン」税別398円です。
まずはこちらを食して、昭和レトロなナポリタンの基準を確かめておきましょう。
が、確かに太麺ですが、予想したてろーんとした柔らかさではなく、クセのある食感です。
固いわけでもないけど、元のカーブを保とうとする弾力が強くて、期待する食感ではありません。
味付はかなり甘口で、さらにオイリーで、その意味では濃厚ですけど旨味や酸味はほぼないです。
つまり、ケチャップらしい味わいもほとんどありません。
それよりなにより、具がほとんどピーマンだけの感じでガッカリです。
原材料表示には、玉ねぎ、ウインナー、ピーマンの順で書かれているのですが、
玉ねぎはほんの少しで、ウインナーにいたってはペラペラに斜め輪切りされたのが一枚だけで、
これはどうみて虚偽の記載じゃないかと疑ってしまいますね。
ということで、勢いで買ってしまったこのお惣菜は完全に失敗でした(-_-メ)
で、チキンラーメン・ナポリタンです。
後入れの液体ソースの1袋のみが入っていて、乾燥かやくは麺といっしょにあらかじめ入っています。
3分で湯切りして湯切り湯がスープになるシステムですが、そこはチキンラーメンなので
スープの素があるわけではなく麺表面の味付けがそのままチキンスープになるというわけです。
完成です。これも具はあまり入っていません。でも、安売りカップ麺ですからこんなもんでしょう。
それよりも、ケチャップの赤というより、見た目はラー油の赤です。
そのくらいどぎつく、かつオイリーでテカった色合いをしています。
食べてみると、麺はチキンラーメンの麺ですね。太くもないし。
味付は、あらら、甘くて油っこくて、ケチャップらしい酸味はほぼ皆無。
つまりは、上述のお惣菜ナポリタンと似てます。これこそが昭和レトロのナポリタンなの?
ちょっと腑に落ちない感じですが、チキンスープは懐かしいというか定番の美味しさでした。
このスープの出来だけで、前回の「マルちゃん・チャーハン味」を確実にリードしてますね。
ところで、この「チキンラーメン・ナポリタン」を買いに行ったら、釣られてこれも買っちゃいました。
同じく日清食品・NISSINの「元祖鶏ガラチキンラーメン 黄色いマイルドカレー じゃがいもごろっと食べ応え抜群」
これも税別118円でした。
こちらは商品名表示には「純喫茶……」とは謳われていませんが、日清食品のホームページでは
「純喫茶の人気メニューを『チキンラーメン』流にアレンジ!」と「ナポリタン」と同様に書かれていて
発売日も8月8日と同じで、同一シリーズとしての位置づけとされているものです。
なお、もうひとつ「純喫茶のピザトースト」という縦型カップ麺も同日に発売されていますが、
ピザトーストには興味がないのと、店頭で売っていなかったので、スルーさせていただきます。
後入れの粉末ソースの1袋のみで、乾燥かやくはあらかじめ麺といっしょに器に入っています。
こちらはラーメンですから湯切りはしません。湯戻し時間は3分です。
あまりカレーっぽい見た目ではないし、ましてや黄色いカレーでもないですが、
面白いのは最初に熱湯を入れた瞬間は確実にチキンラーメンのあの香りが漂いますが
粉末ソースを入れる時にはカレーの香り、もっというとS&Bカレーパウダーの香りに支配されます。
最初は香り以外はあまりカレーらしさを感じなかったのですが、
よーく混ぜているととろみが少しついてきてカレーっぽくなってきます。
チキンラーメンの鶏だしの旨みとカレー味が合わさってなかなか美味しいです。
大きなジャガイモの具はスープに浮くので最初にひと切れ食べるとスカスカ感がありイマイチでしたが
食べ進めていって、最後の方に食べたものはしっとりしていて美味しかったです。
意外にも他にも細かく刻んだ具が割と多く入っていて、
とろみのついたカレースープとあいまってかなり味わい深くなっています。
これだったら、ジャガシモも細かく刻んであった方が良かった気もしますが、まぁ映え重視なのですかね。
というわけで、この黄色いカレーは純喫茶かどうかは分かりませんが、
元のチキンラーメンの良さが活かされていて、かなり満足な一杯でした(^.^)
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