プラモ製作(120)ヨーデル模型のポルシェ・カレラ6
前作のニッサンR380に続いて、これまたヨーデル(Yodel)模型のプラモデルを作りました。
1/24スケールの「ポルシェカレラ6」です。
特に〇〇シリーズなどと銘打ってはありませんが、製品型番では
ニッサンR380がYSC-1でこのカレラ6がYSC-2となっているので
ヨーデルとしては同一シリーズの2作目という扱いだったのでしょう。
ただ、その後の製品はないようでこの2つで完結しているみたいですし
ヨーデル模型でボクが所持していたのはこの2つの製品だけです。
まぁ所持していたというよりも、どちらも近年になってプレミアム価格で買っちゃったわけですが。
そして、これまたこのカレラ6にはさしたる思い入れもないボクですから
かなり割高な、ある意味では無駄な買い物をしてしまったとも言えなくもないですけど
買っちゃったんだから作ってしまいましょう(笑)
その前に、先ずはポルシェカレラ6とは何かからおさらいしておきましょう。
そもそも、このキットの箱絵では「PORSCHE CARRERA-6」と6の前に“-”がありますが
これも前回のNISSAN R-380と同様に、本来は“-”なしが正解ですし、
組み立て説明書ではすべて“-”なし表記となっていますから、
箱絵を描いたイラストレーターだけが勢いで“-”を付けてしまう癖のある人だったのでしょう(笑)
で、カレラ6が正式名称かと思いきや、どうやらポルシェ906が正式名称で、カレラ6は別称とのこと。
この906の前モデルがポルシェ904で当初は水平対向4気筒でしたが、
その後の6気筒バージョンが906と呼ばれていたので、カレラ6という別称が出てきたそうです。
ただ、さらに後になり、904の6気筒は904/6、こちらを906とする形に落ち着いたそうです。
そして、日本では、このカレラ6と言えば、1967年の第4回日本グランプリ@富士に出場して
ニッサンR380(A-Ⅱ)と競い、生沢徹選手の駆るカレラ6が優勝したとして有名なマシンです。
まぁ、有名といっても、当時のボクにはまったく無縁でまったく知らなかった事実ですけどね。
まぁ、この件では、生沢徹選手とニッサン-プリンスとの確執があったらしいですし、
レース中でも生沢徹選手とR380の高橋国光選手とのバトルでのひと悶着もあり、
語り草になってるそうですが、ボクはこれもリアルタイムではまったく知らなかった話です。
とはいえ、R380とカレラ6という2台となると
やはりそういう背景でキット化されたのかと思いたくもなりますが……
前回のR380も日本グランプリ出場マシンとはまったく異なるカラーリングだったのと同様に
このカレラ6もどうやら日本グランプリ出場マシンとは異なるカラリーリングのようです。
というより、この箱絵のようなマルティニカラーっぽいカレラ6って
当時のレース資料でも後のプラモデルやミニカーなどの画像でもこのヨーデル模型のものだけなので
いったいどこのレースにいつ出場してどんな結果だったマシンをモデルにしてるのか不明です。
もしかしたら、当時のノリか想像で適当に作られたカラーリングかもしれないですね。
さてさて、キットの方は、前作R380同様に古いこともあってまぁ酷いもんです(汗)
ただ、ボディの成型色は変な色ではなくごく普通に白色となっています。
一方で、日本グランプリ出場の生沢徹選手のNo.8カレラ6のボディーカラーも白なので
それを再現するのもひとつの案としてはありましたが、
細部が不明だし、デカール類もないし、前述のようにそのレースに思い入れもないので、
とりあえずキットのデカールを活用して箱絵のままに適当に作ってみました。
いちおう、改造してシャコタンにして、トレッド幅などをボディに合わせて広げたりしてみましたし、
ヒケや歪みなどは最低限はパテ埋めなどで修正してありますが、特に凝ったことはしていません。
デカールも古いものですから、色褪せはもちろんのこと、
台紙に貼りついていてなかなか剥がれてこないし、それでいて粉々に千切れやすくて大変でした。
フロントの黄色部分は塗装しましたが、マルティニカラー風の部分は大判のデカールのままです。
所々千切れてしまった部分は適当に筆塗り塗装併用で誤魔化して作りましたが……
まぁこんなもんでしょう(笑)
なお、毎度のことですがJET-PHOTO の方にもう少し詳細な画像を載せています。
今回のニッサンR380は「耐久レースマシン」から見ることができます。
まぁ第3回日本グランプリが耐久レースなのかどうか知りませんけどね。
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