« 吉岡町まで麺紀行、「蕎麦茶寮きむら」で玄挽き蕎麦を味わう | トップページ | 健康保険税納税とセブンイレブンの「かねふく明太マヨパスタ」 »

プラモ製作(119)ヨーデル模型のニッサンR380

B220704_1 
ヨーデル模型(Yodel)の1/24スケールの「ニッサンR380」を作りました。

うーん、ヨーデル模型、今までまったく縁がありませんでした。
どうやら、かつて東京都荒川区にあって1966年から製品を発売しはじめたようですが
それ以上の情報はこのネット社会でも得ることができませんでした。

このプラモデルキットもおそらくその頃に売り出されたものなのでしょうが
当然ながらボクはその当時とかに買って、長らく大切に保管していたというわけではなく、
以前にタミヤのニッサンR381を作ったので、
せっかくだからその前モデルの位置づけとなるニッサンR380でも作ってみるのもいいかと思い
このヨーデルのキットが目についたのでポチッとプレミアム価格で買ってしまったというわけです。

そう、型番の数字からすると、おそらく販売当時の価格は1200円だったと思われるのですが
ボクが買ったのは5000円弱もしたという記録だけ残っています。どこで買ったか不明ですが。

で、このキット、モーターライズ仕様ということでかなりいい加減な作りとなっています。
また、スロットルレーシングにも使えると謳われています。
スロットルレーシングに使うとすぐにバラバラ・粉々になりそうですが……(憐)

B220622_1 
そして、箱を開けてまずギョギョッ!となるのが、このミントブルーなボディーカラー。
箱絵のはちょっと渋めのブルーなんですけど、どんな色が正解なのでしょうかねぇ。

 

そこで、まずはニッサンR380がどんなクルマなのかから調べてみましょう。
そこからしてボクはちゃんと理解していなかったわけですが……(汗)

そもそも、このキットの箱絵では「NISSAN R-380」とRと380の間に“-”が入ってますが
どうやら“-”なしの「R380」が正式名称となっているようです。
でも、中身の組み立て説明書にはすべて「R380」と“-”なしの記述になってますけどね。

そして、R380はニッサンが、というより当時はプリンスが1964年から開発スタートして
1966年の第3回日本グランプリ@富士でプリンスのR380(A-Ⅰ)が優勝します。
その直後にニッサンとプリンスが合併して正式にニッサンR380という名称になります。

このニッサンR380(A-Ⅰ)優勝車は今も日産ヘリテージコレクションにありますが
このA-Ⅰはルーフが平べったかったりして、このプラモデルのものとはまったく違うカッコウです。

で、その翌年にボディデザインを一新したニッサンR380(A-Ⅱ)が誕生します。
このA-Ⅱも日産ヘリテージコレクションにあるようですが、
その個体はつくばのJARIでの世界速度記録挑戦のために全長を伸ばしたA-Ⅱ改というもので
これまたこのプラモデルキットのものとは微妙に違っているようです。

では、このキットのは1967年の第4回日本グランプリ@富士に出場したものなのか?
どうやらその時は4台のR380が出場したようですが、優勝はできず、No.10高橋国光が2位、
No.12砂子義一が3位、No.9北野元が4位、No.11大石秀夫が6位という結果でした。

じゃぁ、このキットのNo.10はその時の高橋国光のマシンなのか?
いや、その時はNo.10は赤、No.9はミントグリーン、No.11は青、No.12はクリームと
それぞれまったく違うボディカラーでの出場となっていたようです。
当時はメーカーカラーとかスポンサーカラーとかなかったから、見分けやすさ重視だったのかな。

なんにしても、このキットのカラーリングやストライプ、デカールなどをまとったR380は
いつ、どこで、どんなレースに出場して、どんな結果だったのか全く情報がみつかりませんでした。
さてさて、どうしましょうか?

どうせ古いキットでデカールは死んでいるでしょうから、それは無視しちゃいましょう。
ということで、ここは先日(といっても今年3月16日)亡くなられた高橋国光さんを思い忍んで
1967年の第4回日本グランプリで惜しくも2位になった、No.10高橋国光の赤色で作りましょう。
デカールなどもないので“なんちゃって”仕様になっちゃいますけどね。

 

ということで、こんな具合でなんちゃって仕様が完成です。
C05_1 C05_2 C05_3 
まぁかなり古いキットだし、モーターライズだし、現代の基準からすると酷いキットです(笑)
バリやヒケも酷いし、嵌め合せも酷いし、クリアパーツは全然クリアじゃないし……

フロント・エンドは上下分割パーツになっていますが、さすがにここはパテ埋め修正しました。
キット付属のタイヤはやたら細くて雰囲気もありませんが、
それより断面が凹(下側)となっているのにホイール断面は『(内側にツバ付)で全然合いません。
トレッドもホイールベースもこれまた合っていませんが、まぁ適当に作りました。

デカール類も3枚のゼッケンNo.10だけはキット付属のを使いましたが
それ以外はネットで拾ってきたのをプリントして貼ったり、手持ちのデカールで誤魔化してます。
なので、解像度が悪かったり、サイズが合ってなかったりですが、
“なんちゃって”ですからこんなもんですかね。

 

なお、毎度のことですがJET-PHOTO の方にもう少し詳細な画像を載せています。
今回のニッサンR380は「耐久レースマシン」から見ることができます。
まぁ第4回日本グランプリが耐久レースなのかどうか知りませんけどね。

|

« 吉岡町まで麺紀行、「蕎麦茶寮きむら」で玄挽き蕎麦を味わう | トップページ | 健康保険税納税とセブンイレブンの「かねふく明太マヨパスタ」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 吉岡町まで麺紀行、「蕎麦茶寮きむら」で玄挽き蕎麦を味わう | トップページ | 健康保険税納税とセブンイレブンの「かねふく明太マヨパスタ」 »