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プラモ製作(115)ニッサン初代シルビア

モトコンポ以来、しばらくプラモデル製作は休止してましたが、2年ぶりに作ってみました。
再開という感じよりも、まぁゆるゆると作り出してみたというくらいですが、
この先も気が向いた時にチョコチョコと作るという感じになればいいかなと思っています。

B220611_1 
アオシマ文化教材社の1/24スケールの「ニッサン・シルビア CSP311 '66」です。
シルビアの型式にはまったく精通していませんが、要するに初代シルビアです。

このプラモデルはずいぶん昔のモーターライズとして設計・販売されていたものを
モーターライズ部分は省略しつつも再販したものです。
なので、2018年3月製造となっていますけど、金型などはずいぶん古いものでしょう。
ただ、これ、元はイマイ(今井科学)の金型をアオシマが引き取ったらしいですね。

金型の補修や修正なども適時行われているのか、特にヒケやバリなどは気になるレベルではなく
総じて古いキットの割には作りやすくなっていたと思います。

なお、本キットでは箱絵の右上にも載っているように、パトカー仕様のシルビアも作ることが可能です。
ただ、正直言って、本当にこんなクルマのパトカー仕様なんてあったのか? と思ったのも事実です。
なんせ、特段に高性能なわけでもなく、ただカッコウだけをスペシャルにして
それでバカ高い(サニーの2倍、クラウンより高い)車両価格のクルマを
パトカーにするなんて税金の無駄遣いもいいところだよな、と思ったからですが……

ただし、箱絵はちゃんとした当時の写真だし、妙に仕様も詳しくなっているので、架空ではなさそうで、
もしかしたらニッサンが神奈川県警に寄贈したか格安でパトカーを作ってあげたのかもしれないですね。
あまり売れ行きも芳しくなかった(通算554台)ので、在庫のクルマを提供したのかもしれません。
なんにしても、個人的にはパトカー仕様はしっくりこないのでノーマル仕様で作りましょう。

 

ところで、実車の初代シルビアについてですが、これまた個人的にはあまり印象がありませんね。
確かに、スタイリング的には端正でバランスよくまとまっていると思いますが、強烈な個性はなく、
なんとなく乗用車のガワだけ付け替えたようなイメージもあって、大した興味もなかったりします。

田舎に住んでいたので、おそらく子供の頃に目にして馴染みがあったとか憧れたとかもないでしょうし
まっ、時代はともかく、個人的にはクーペとかスポーツカーとかにはさほど興味がないのですが……

でも、実際にもこの初代シルビアはダットサン・フェアレディのシャシー&フレームの流用ですが、
それは元を正せば310型ブルーバードのそれがベースになっているわけですし、
もっと元を辿ればダットサン・トラックと多くを共用するわけで、
そう考えれば、何を隠そうトラックベースにガワをすげ替えてクーペらしく仕立てただけのクルマです。

もっとも、当時の乗用車のほとんどは商用トラック派生だったりしたわけで、
商用トラックを持ってなかったホンダやスバルだけが純乗用車として開発されたわけですが……

そんなですから、優麗なスタイリングとは裏腹で乗り心地やハンドリングなどはトラック的で
動力性能も大したことはなかったようですね。
まっ、手作りに近いようなこのスタイリングこそこのクルマの価値なのでしょう。
ちなみに、製造はニッサンそのものではなく殿内製作所(現トノックス)で製造されたとのこと。

トノックス、恥ずかしながら今まで知りませんでしたが、ニッサンの特装車など作ってるようですね。
スバルに対する桐生工業みたいな位置づけですかね。
ならば、なおのことパトカー仕様が存在したというのも納得できる話ですかね。

 

さて、実車もあまり印象に残っていない初代シルビアですが
おそらくどこかの旧車イベントなどで実車も見ているはず。
それに、もう番組終了しちゃいましたけど、「昭和のクルマといつまでも」でも出ていたし。

ただ、ボディカラーは若草色のメタリックってな記憶も、もっとゴールドに近いって記憶もあり、
もちろんそれ以外のカラーバリエーションもあったわけでしょうが……

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ちょっと過去画像を見返したら、2019年のクラシックカーin桐生で実物を見ていますね。
これ見ると、一見似たようなカラーリングの2台のシルビアですけど
手前のシャンパンゴールドに近い色合いのものも、奥の若草色のメタリック調のものも
両方ともあったようですね。

ということで、独特の風合いをもつ若草色っぽいカラーリングで仕上げてみますかね。

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もうちょっとトーンを落としたくすんだ色あいの方がそれっぽかったですかね。
あまり明るくないところではいい感じに思えたんですけど(汗)

エンブレムなどはモールディングを削り取って、後からデカールを貼るようにも指示されてますが
モールドもそこそこ精密さもあり、かつ立体的になるので、そちらを活かして作ってあります。

元がモーターライズなので内装などの出来もまぁあまり多くは望めませんが、
図体の割にキャビンは狭いパッケージングが奏効して上げ底内装にはなっていません。
ここもモールドだけの表現ですがそれなりに雰囲気は出るようになってます。

おまけに下回りもモーターライズにしてはそれなりに実車らしくなっています。
けど、マフラー以外は塗装もせずに適当に組み上げただけですけどね。
まっ、大元がトラックシャシーなので気合い入れて作る気にもなりませんから……

 

というわけで、久々のプラモデル製作はそれなりに自己満足の出来となりました(^.^)

なお、毎度のことですがJET-PHOTO の方にもう少し詳細な画像を載せています。
今回のニッサン初代シルビアは「国産乗用車」から見ることができます。

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