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昨年末の事故の慰謝料は揉めていたが、やっと解決しそう

昨年のこの時のルイルイ乗車中に交通事故に遭った件ですが、
実は、慰謝料について相手側損保会社(損害保険ヅャパソ)と揉めていて
いまだに慰謝料を貰えていない状態となっています。
治療費そのものは、一時ボクが立て替えしたものの
基本的には損保会社から直接病院・整骨院に支払いしてもらっていますけどね。

何を揉めているのかというと、端的に言えば、慰謝料の金額そのものおよびその算出方法です。
ただ、ボクは無職の身であるかどうかに関係なく、別段お金に困っているわけではないので
少しでも多く搾り取ってやろうなどということを考えていないわけですが、
かといってある程度常識的な内容というか、表面的でも誠意ある内容でなければ納得できません。

 

具体的に揉めている論点の前に、怪我の状態・経緯をおさらいしておくと、
最初に路面とぶつかったのがギリギリ受け身が取れた左肘で、その衝撃で左肩関節も軽い打撲。
次に左腰というか左臀部が路面にぶつかってここも打撲。
病院でレントゲン撮影して骨には異常なしということで、「全治2週間の打撲」との診断書を貰いました。

当日は左肘がズキズキ痛みが酷かったですが
翌日になると腰が痛くてまともに歩けないので近所の整骨院へ通院することにしました。

骨折は骨が繋がれば治るし、それをレントゲンで確認することは出来ますが、
筋肉や靭帯の損傷はちゃんと経験を積んだ整体師とかじゃないと治療・判断できませんからね。

今となっては定かではないですが、さんざん悩まされ続けた両脚のMPSの原因も
交通事故が大元だった可能性が大ですから
レントゲンで異常なくてもちゃんと治しておくべきでしょう。

一方、肩の痛みは翌日にはなくなったのですが、
左肘の痛みは治まることなく何日も続いて、見ると青あざのようになっているので、
これは内出血しているなということで、再度病院へ行ってみるも、
医者からは「何も処置できないので、血が止まって自然に治るまで我慢してください」とのこと。
なので、これ以降は病院にいくことはしませんでした。行っても無駄ですからね。

そして、この記事でも少し触れたように、左肘の痛みがほぼ消えて、
自転車に乗ったり日常生活で支障がなくなるまで、結局2ヶ月ほどかかりました。
未だに、まだ完全に内出血した血は少し残って固まっている感触は残ってますけど。

整理すると、病院の整形外科に通ったのが2日、整骨院に通ったのが10日、
事故から最後の整骨院通院までが40日、本人的に痛みがあったのが約60日ということになります。
ちなみに、整骨院は様子見も含めてもう少し長く通院した方がよいと整体師から言われていましたが
いつまでも通院しているのも嫌だったので、整体師と相談の上ですが早めに終了させてもらいました。

 

さてさて、相手側損保会社から最初に提示された慰謝料が約10万円。
無職なので休業損害などはないので、ほとんどが傷害慰謝料というものになり、
苦痛と日常生活の不自由さに対する額として高いか安いかは感覚だけの話になってしまいますし
まぁ10万円くらい貰えるのならそれでもいいという考えも無きにしも非ずですが……

ところが、その慰謝料の算出方法を見てみると、明らかに自賠責基準で計算しただけです。
以前この時にもビーあんの事故で自賠責基準の話は持ち出しましたが
損保会社も出来るだけ金は払いたくないので、最初は自賠責基準で提示するのは常套手段なのでしょう。

そのビーあんの時の記事と重複してしまいますが、もういちど慰謝料計算のおさらいをしましょう。
慰謝料計算の基準は大まかにいうと、自賠責保険基準、任意保険基準、弁護士基準の3つがあります。

自賠責保険基準とは自賠責保険で支払われる最低限の基準です。
自動車は必ず自賠責保険に加入してるわけで、自賠責保険で足りない分が任意保険で支払われるので、
今回のように自賠責保険基準の慰謝料しか払われなければ、損保会社の支払いは実質無くなるわけで、
損保会社としてはそんな嬉しい話はありません。

まぁ事務手数料などは損保会社の業務として発生しているわけですが
加害者が引き続き契約していてくれれば、保険料は高くなる分だけウハウハでしょうし。

それから、任意保険基準というのは、各損保会社が独自に内密に持っている基準です。
独自といいつつだいだい各社横並びのようですし、内密といいつつだいたいバレているようです。
そして、一般的に自賠責保険基準より任意保険基準の方が慰謝料は高くなります。当然ですが。

ただ、金額そのものの大小よりも計算方法が大きく異なることが、特に今回ミソになります。
自賠責では4300円×入通院日数で計算されます。
ややこしいですが、入通院日数は、実通院日数×2と総治療期間の少ない方を意味します。

具体的に今回のケースだと、総治療期間は40日ですが、実通院日数は12日なので12×2=24で
結果的に入通院日数は24日となり4300円×24日=約10万円となるわけです。

一方、任意保険基準は入院日数と総治療日数のマトリックス表によるものとなっています。
今回は入院はないので総治療日数だけで決まってきます。
つまり実通院日数の12日は関係なくて、総治療日数の40日間だけが意味をなすわけです。

ただし、左肘の痛みが60日ほども続いていたのですが、それは計算には入れられません。
痛みがあったというのは本人のみが分かることなので、客観的事実とは認められないからです。
本来なら、左肘の痛みが問題なくなるまで、何も処置してもらえなくても定期的に病院に通えば、
その分だけ総治療日数は伸びるので、任意保険基準での慰謝料は増えることになりますけど……

それで、任意保険基準では治療1ヶ月で約12.6万円ほどで、40日だと17万円弱となります。
なので、ボクとしてもだいたいこのくらいなら、というかこのような基準で算出されたのなら
金額そのものというより、その算出方法に納得ができるというレベルになります。

最後に、弁護士基準ですが、これは裁判で争ったりする時に弁護士が提示する基準で、
考え方は基本的に任意保険基準と同様なんですが、金額がさらに高くなります。
まぁ、弁護士たてて争っているわけではないので、そこを目指してもしかたないですね。

 

というわけで、損保会社からの最初の提示に対して、上記のようなことも踏まえて、
この金額・計算方法では到底納得できないことを伝えて、再検討をお願いしました。
ただねぇ、損保会社の担当員は妙なことを言うんですよね。
「当社の基準(任意保険基準?)ではもっと安くしか計算されないので
 それではお客様に提示できないので、自賠責基準で計算しているのです。」と。

「バカにしてんのか!」と言いたいところをグッと堪えて
「なら、そのオタクの基準で計算したのもあわせて見せていただき、再検討をお願いします」とね。

しかし、それから3週間ほどして連絡が来て(単なる時間かせぎだろうが)
「前回の提示額までしか出せません。(以上!)」ってな、つっけんどんな態度。
まったく引かないというか、もう交渉には一切応じませんというあからさまな態度です。

さーて、どうしますか。
ますますもって、金額の問題ではなく、メンツの問題になってきちゃいました。
損保会社もどうせ泣き寝入りというか、仕方なく自賠責基準の額で譲歩すると考えてるんだろうし、
そのような考えが担当者の言葉の端々からも感じられるのが、また癪に障るところなんですよね。
ただ、ボクもこの先、どうすべきかよく分からないんですよ。

 

というわけで、ネットでいろいろと検索してみて、とりあえず近くの法律事務所へ相談することに。
法律事務所なんて縁がない、今まで一度も行ったことないので、どこが良いかも分からないですが、
ネットで広告というか、交通事故関連の相談をとか書いてあるようなところを探して、行ってみます。
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3月下旬のこの時に太田市にある法律事務所に行って、相談をしてきました。
結果的には、恐らく法律事務所として利益が出るような、つまり高額の慰謝料となる案件ではなく、
なのでやんわりと引き受けを断られてしまいましたが、
紛争処理センターとかそんぽADRなど仲裁組織があることを教えていただきました。

 

そんなわけで、今度はその「そんぽADR」なるところに相談しに行くことに。
なお、そんぽADRは一般社団法人・日本損害保険協会が母体となっている組織で
全国に10拠点あり、ここ群馬だと東京(千代田区)が管轄ということになるのでしょうが
大宮にさいたま相談室という出先機関みたいなものがあり、そこが最寄ということになります。

ちなみに、ADR=Alternative Dispute Resolution、裁判外紛争解決手続だそうです。
そんぽADRの他にも、公益社団法人・交通事故紛争処理センターや日弁連交通事故相談センターなど
いくつか似たような仲裁組織はあるみたいです。

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4月下旬のこの時に、はるばる(と言うほどでもないけど)大宮まで行ってきました。
なお、事前に必要書類を揃えて郵送しておく必要があり、
その必要書類には相手側損保会社に請求して取り寄せる資料もありました。
なので、その時点でボクがそんぽADRに相談していることは相手は知っていたことになります。

そして、ここで、事故の状況から、その後の治療の経緯、相手側損保会社とのやり取りなど説明し、
嘱託弁護士の方からは、40日分の弁護士基準での慰謝料を請求するという形で、
次回、4週間後に、相手側損保会社も呼んで、交渉しましょうということになりました。
それが、本日の予定となっていたのです。

なお、ボクと損保会社の担当者とはそれぞれ隣同士の部屋に入って
嘱託弁護士の方が両部屋を行き来しながら交渉していくというやり方を取るそうです。
金額だけでなく感情的なしこりも発生してますから、相手と面と向かわない方が良さそうですしね(笑)

 

ところが、その本日予定の2回目の大宮参り、というかそんぽADRでの決戦前に、
相手側損保会社が弁護士基準での慰謝料を言いなりに払いますということで
調停・交渉は不要となったとの連絡を受けました。

そんぽADRが出てきたので、もう交渉の余地なく決まると考えたのでしょうかね。
ならば、時間と交通費(および企業なので人件費)をかけて交渉に出向くのは無駄という判断でしょう。
こちらも、大宮まで行く手間と交通費が要らなくなるので助かるのは同じですが。

というわけで、最後はあっけなく解決という方向になりました。
ちなみに、弁護士基準だと通院1ヶ月で19万円ほどとなるので、40日だと25万円弱です。
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損保会社も最初から任意保険基準で計算したり、歩み寄りを見せれば、
こんなに払わなくて済んだのにねぇ。
担当者の住〇氏の考課を下げた方がいいかもね(笑)

ただ、もしかしたら、この強引なやり口で社内での成績は優秀とされているのかもしれないですが。
その陰で何人もの人が泣き寝入りしているかもしれませんし
この損保会社の評判を毀損しているかもしれませんが……

ボクの方は逆に当初の納得ラインよりもずいぶんと多く慰謝料をもらえることになったわけですが
まぁ、慣れない法律事務所やそんぽADRへ出かけて行った手間ひまと
相手側損保会社への怒りなどの精神的苦痛の代償だと思って、素直にいただくことにしましょう。

そして、その分は憂さ晴らしとして美味いものでも食って社会に還元しましょうかね(笑)
まだ、慰謝料などの振り込みまでには時間が掛かるでしょうから、取らぬ狸の皮算用ですが。。。

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