ボクの愛車遍歴 その2
前回の“その1”では、初代愛車のサニーからブラットまでの5台を時系列で紹介してきましたが
ここでもう一度それらを整理しておきましょう。
複数台所有もあるので幾つかの系列という概念で整理していこうと思います。
ここでいう系列というのは必ずしもA車を売ってB車を買ったからA→Bという系列ではなく
ボクの気持ちの中でのA車の後釜はB車だなと位置付けられればA→Bという系列になります。
なので、A車とB車の間が空いていたり短期に重複していてもあまり問題にはしません。
先ず、最初の頃はそれだけがメインの愛車ですからそれをM系列と名付けましょう。
まぁ一般的にはファーストカーと呼ぶのかも知れませんがちょっとニュアンスが違います。
また、それに対して足車的な使用のクルマではセカンドカーと呼ばれることが多いでしょうが
それもボクの気持ちのニュアンスは異なるのでここではコンビニエンスからC系列とします。
そして、それとは別にちょっと無理してというか背伸びしてカッコつけて買ったクルマを
H系列と呼ぶことにします。何がHなのかはよく分からないけどイメージだけでね。
そうすると、M系列はサニー→ランサー→ジャスティという流れになります。
そして、C系列でレックスコンビがあって、H系列でブラットがあったということになります。
注意してほしいのはブラットはジャスティの後継ではなくH系列になるということです。
では、その次の愛車からこの系列も意識して紹介していきましょう。
ブラットを買ってから2年と少し経った頃にスバル・レックス・スーパーチャージャーを増車しました。
これはそれまで2気筒だったのがマイナーチェンジで550cc4気筒のEN05型エンジンになって
それを待ってすぐの新車購入でしたので、試乗車もない状態での即決でした。
その頃は排ガス試験などの業務をしていたこともあり試験車などでそれを試すこともしませんでした。
ブラットがH系列の位置づけであり、このレックスSCは足車というより走りを楽しむメインとして
つまりこれがジャスティの後継車でありM系列という位置づけになります。
そして、このクルマも新車購入して慣らしも終わらないうちにカーペットもメルシートも剥がして
バケットシートを入れてタイヤ&ホイールとサスも全交換して弄り倒してました。
エンジンもリミッターカット(バキュー配管変えるだけ(笑))して自分で吸排気を弄ってましたね。
スーパーチャージャー周りの吸気系はかなり残念な設計になっていたので
自分でリューターでガリガリ削って磨いたらトップエンドのパワーが全然違ってましたね。
といってもギヤ比がローギヤー過ぎて160km/hくらい出すと
タコメーターが推定9000rpmを超えてしまいさすがに巡航する気になりませんでしたし
ボディ剛性やサスペンションなど全体にバランスが悪い不出来なクルマでした。
まぁボクが勝手に弄り倒したので悪いのはボク自身なんですけどね。 ※公道ではないですよ
3年弱で2.5万kmほど走って、知り合いの自動車屋さんに叩き売りしました。
次は’89年式のシトロエンAX 14TRSを中古で購入しました。
ボクにとってはこれが初のガイシャということになります。
これはGTグレードではないので走りを楽しむスポーティなグレードではないですが
プジョー106が欲しくて仕方がなかったのになかなか日本に輸入されないので
付き合いのあった外車ディーラーのセールス氏から
プジョー106が輸入されるまでとりあえずコレに乗ってたらと提案されたものです。
たぶん、簡単に試乗をさせてもらったはずですけどあまり記憶に残っていません。
おそらく、プジョー106購入までのつなぎとして割り切っていたので
そんなに拘りもなく走りがどうこうでもなく程度だけ納得して買ったという感じです。
それでも、あくまでも106へのつなぎなのでこれもメインのM系列の愛車になります。
前述のレックスSCを売ってから数ヵ月後に購入しましたが
まだH系列のブラットは所有していて数ヵ月は2台所有となってしまた。
ただ、ブラットはもう売却しようと雑誌の売ります欄に掲載依頼をしていましたけど。
正直、完全につなぎという位置づけで乗り始めましたけど
独特の乗り味、特に高速巡航の快適さと安定感に驚かされたクルマです。
ですから、結果的には十分に走り味の楽しめる立派なM系列の愛車の位置づけになったわけです。
まぁブレーキがフェードしやすいというのが欠点でしたけど
それは当時の国産小型車と同レベルでボクの使用条件と要求値が異常なだけで(笑)
パッドやローターなどちょっと弄ってやれば解決したことだと思いますけどね。
まぁやはりつなぎのクルマなのでそこまでやらなかったというわけです。
このAXは1年半ちょっとで1.3万kmほど走りました。
ラリっ娘の購入が既に決まっていたので(納車までは間が空きましたが)
このAXは友人の後輩に格安で売り渡しました。
そして、AXを買ってからすぐにブラットを売却する話になったので
通勤車としてスバル車が必要なので、’86年式スバルFFレックス・コンビNaNaを買いました。
レックス・コンビ(4ナンバー登録)はこれ以前に父親と共同所有していたことがありますから
これは2台目ということになります。
同じ車種を2台所有したのは今のところこれだけです。
それだけ気に入っていたということもありますが、足車として手軽に入手できたことも理由です。
ですから、試乗なんてしてないし、久しぶりの足車=C系列復活ということになります。
C系列としてはレックス・コンビFL→レックス・コンビNANAということになります。
ちなみに、NaNaというのはFFレックスの末期ごろに発売されたグレード名で
岡安由美子がCM出演してスバルとしてはかなり爆売れしたモデルです。
ちょっとお洒落な色使いで商用車っぽさを消して若い女性に受けたのでしょう。
ただ、残念ながらボクの乗っていたNaNaの画像はありませんが。
このNaNaは3年以上も乗っていましたが通勤だけの使用
しかもこの頃は天気のいい日はジテツウ(自転車通勤)となっていたので
あまり走行距離は伸びずに0.9万kmほどしか乗りませんでした。
とはいえ、年間3000kmですから今のラリっ娘やAKB38より走らせてますが。
そして、ついに新車でラリっ娘(プジョー106ラリー)の購入となります。
これも並行輸入車ですから試乗車もなく実車を見ることもなく購入をしています。
ただ、それよりも前にドミンゴの欧州走行試験に出張した際にフランス内で106の形だけは見てますし
仕事でもプジョー205などは参考車としてテストコースや一般道で乗る機会があったし
シトロエンAXの中古車も乗っていたのでだいたいの走り味・乗り味は分かっていたというのもあります。
とは言っても、試乗もせずに買ったクルマがその後30年近くもボクを魅了し続けているのも事実です。
ラリっ娘はまだ現役ですからあまり詳しくここに書く必要はないですかね。
もちろん、これはAXの後継車でありメインの愛車であるM系列であり続けています。
なお、ラリっ娘購入当時はまだボクは会社の独身寮に住んでいました。
なので、スバル車以外は寮には駐車できないので寮の近くの月極め駐車場を借りて
AX→ラリっ娘をそこに駐車して、レックスNaNaで通勤していたわけです。
しかし、ラリっ娘購入から2年弱の時に寮を出てアパートに住むようになり
ラリっ娘をアパート前に駐車するようになったのをきっかけに
今度は会社の近くに月極め駐車場を借りてラリっ娘でこっそり(?)通勤するようになりました。
月極め駐車場代とラリっ娘のガソリン代は自腹になってしまうので大損なんですけど
それよりも好きなクルマで通勤時間を楽しく過ごすことを優先させたというわけです。
もっとも、この頃も天気のいい日はジテツウでしたけどね。
そして、アパートへの引っ越し後すぐトレトレこと’91年式アルファロメオ33 16Vを購入します。
もともとアルファロメオにも33にも興味があったことと中古車で売りに出していたことと
ラリっ娘との2台持ちなら故障も怖くないし……などもあり思い切って買っちゃったわけです。
もちろん、これは中古車だしそれまでに仕事でも33にもその前身のスッドにも乗ったことないので
どんなものだろうかと不安も持ちながら試乗してから購入に至りました。
ただ、気持ち的には試乗する前から買う気満々でしたからよほど程度が悪くない限り買うつもりで
試乗した時はもう「これがロメオの走り味かぁ~」なんて感傷に浸ってただけでしたね(笑)
そんなわけなので、当然ながらこのトレトレはボクにとっては背伸びしたH系列の愛車です。
だからこそ、ラリっ娘とトレトレでもきちんと使い分けというか位置づけができていたわけです。
つまり、H系列はブラット→トレトレという流れなわけです。
ただ、ホントに背伸びしたというか無理した感じでいろいろトラブル三昧だったのも事実ですね。
まぁそれらを書き始めるとそれだけに幾つもの記事になりそうなので止めておきましょう。
それに、トラブルだけではなくちょうどこの頃はニフティサーブのFICARなどで
ラリっ娘ともどもフランス車の部屋・イタリア車の部屋に出入りしていて
頻繁にオフ会などにも参加していたので思い出も友人もいっぱい出来た愛車でもあります。
それでも、5年半以上乗って3.8万kmほど走りました。
そして、この後にロメオ147を購入したこともあって
知人のツテで欲しいという人に譲ってしまいました。
そして、ラリっ娘&トレトレの2台体制の途中に’93年式スバルvivio exを購入しました。
上述のように会社の近くに月極め駐車場を借りてラリっ娘もしくはトレトレで通勤していたのですが
職場がSKC(スバル研究実験センター)に移動する計画が出てきて
そうなると往復70kmの車通勤となりかつSKCの近くに月極め駐車場など存在しないので
ガソリン代も支給されるスバル車を通勤車として準備しておく必要があるので購入したわけです。
なのでこのvivioは足車=C系列ということになります。
けど、どうしても色だけ拘りたくてジューシーイエローというパステル調のを探したら
愛知県にしか無かったので試乗などなく現車確認もせずに契約してしまいました。
もっとも実家に近かったので父親に現車確認してもらいましたけどね。
それで、愛知県でのFICARのオフ会に参加するついでにvivioを受け取りに行き
なぜかこのvivioで成田カートランドを走るなんてバカなこともしてましたね。
この時は左手首を捻挫していたのでMT車でのスポーツ走行が出来なかったので
ECVT車のこのvivioで遊んだだけのことですけど。
最後は分けの分からない内外装にしてしまいましたが、知り合いの自動車屋さんを通じて売却しました。
どうやらその後は若い女性がほぼこのまんまの仕様で乗っていたのを目撃しましたけどね。
6年ほどで約5.8万km乗りました。
また長々とした記事となってしまったので、今回はこの辺までとさせていただきます。(つづく)
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