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新書「会社ではネガティブな人を活かしなさい」を読了

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集英社新書の「会社ではネガティブな人を活かしなさい」友原章典著を読みました。
本書の表紙カバーの袖には次のように本書の説明がされています。
                              (以下引用、改行位置変更)
近年「従業員が幸せ(ポジティブ)になれば会社の業績が上がる」という言説が流布し、多くの
企業が従業員の幸福度を上げようと躍起になっている。
 しかし幸せ(ポジティブ)になることで成果や業績が上がる人や条件はごくわずか。むしろ従
業員の性格に合わせた働きかた、職場環境、指導が重要なのである。
 実験を通して人間の幸せを数値化する「幸福研究」を専門とする著者が、最新の研究から個人
の性格に合わせた組織作りや働きかたのヒントを提示する。         (引用終わり)

早期リタイアした無職の人間が働き方とか組織作りとか上司のあり方などどうでもいいのですが
ネガティブな人を活かすとは具体的にどういう意味なのか気になったので読んでみたわけです。
というかそもそもネガティブな人とはどういう人なのかも漠然としているのですが
前述の表紙カバーの袖によるとネガティブな人=幸福度が低い人ということなんですかねぇ。

しかし、本書を読んでいくとネガティブな人は怒っている人だったり
あるいは批判的な発言や態度をとる人だったり
あるいは不安で慎重になっていたり警戒したりしている人だったり
それぞれの実験などによって定義が変っていたりしているみたいでちょっと混乱してしまいます。

で、自分自身ははてポジティブな人だったのかネガティブな人だったのか、どっちかなと。
まぁ今はストレスのない幸せな無職生活を送っているので幸福度が高い=ポジティブというなら
今のボクはポジティブなんでしょうけど、では現役サラリーマン時代はどうなのか。

現役時代でも別に不幸のどん底という人生だと感じていたわけではないので極端なネガティブはないし
仕事に対する積極性・自主性という意味であるならポジティブであったという自覚はあるけど
何かと批判的である意味ではシラケていたり天邪鬼で皮肉屋な面もあったから
そういう意味ではネガティブだったのかも知れないですね。

少なくともネガティブなやつという印象を持っていた上司や同僚も多かったのかも。
もっとも、ひとりの人でも時と場面によってポジティブだったりネガティブだったりしますから
どっちかにレッテルを張ることはできないかと思いますけどねぇ。

 

著者は会社にはネガティブな人ほど良いといっているわけではないのですが
かといってポジティブな人が良いというわけでもないし
従業員をポジティブ(ここでは幸せ)にすれば業績が上がるというわけでもないと言っています。
だからといって、もちろん従業員を不幸せにするブラック企業が良いというわけではないですが。

そして、ネガティブな人の方が良いという場合もあるから
そのようなネガティブな人を活かすことによって業績がよくなるかもと言っているわけです。
では、どういうところでネガティブな人が有用かと言うと、、、
                                  (以下引用)
創造的なものを生み出すには、根気強い作業が必要だ。ネガティブな気分であれば、物事
を批判的にとらえ、まだまだだと現状に満足せずに努力を続けるため、創造性が増す。
 ただ、ネガティブな人が創造性を発揮しやすいのは、創造的なパフォーマンスが昇給や
昇進などの形できちんと評価されて、なおかつそれが目標としての意義がある環境だ。目
標としての意義を感じられない場合には、ネガティブな気分は創造性の向上に寄与しない。
                                 (引用終わり)

確かに現役時代のボクは批判的にとらえることが多かったし
創造性というとおこがましいけどそれでも自動車の開発の仕事は単純作業ではないので
批判的に捉えたことに対して改善しようともがいてきて
まぁそれなりに少しは実績も上げてこれたかと自負しているので
その意味ではここに書いてあるようなネガティブが有用というのも頷ける内容です。

ただ、きちんと評価されたいうのは微妙でむしろ批判されたりしたことも多かったかな。
そういう時は自己満足の世界で納得してたりしたんですけどね。

 

その他にもネガティブが有用な場合として次のようなことが書かれています。
                                  (以下引用)
 組織においてすべてのネガティブな側面が悪いわけではない。とりわけ組織がネガティ
ブな人たちによる恩恵を享受するのは、組織が危機的な状況のときだ。なかでも、不安は
有事に活躍する人たちに見られる感情だ。グループ内の協調が乱れて、その存続が危ぶま
れるような場面では、不安を感じる人のほうが、率先して協調的に行動する。
                                 (引用終わり)

会社が赤字続きで危機的な状況に陥っていたことは幾度もあったので危機感はありましたけど
不安感というよりもスバル好きとしてはスバル・ブランドを立て直したいという思いだけで
不安から協調的に行動したというより批判的に行動した方がボクは多いかなぁ。

ただ会社が方針転換して良い方向を目指すようになってからは
ボクもかなり協調的になったはずですし
その中でそれなりの成果もあげてきたとは思っていますけどねぇ。
それ故に、スバルらしさが戻ってきて会社の業績も一旦まともになった段階で
もうボクの役割は終わりかなぁなんて思いもあってそれも退職の理由のひとつでしたけど。

 

なお、本書にはマインドフルネスについてその有効性なども書かれているのですが
そのマインドフルネスについてはボクは大きな誤解をしていたことが判明しました。
まぁ、瞑想やヨガなどで幸福感を高めるみたいなものであることは間違ってはないですが。
                                  (以下引用)
 そもそも、マインドフルネスとはなにか。直訳すると「心(マインド)が満ちているこ
と(フルネス)」だろうか。幸せに生きるための工夫としてよく耳にはするが、パッと見に
はわかりにくい概念だ。一般的には、価値判断をせずに、一瞬一瞬に意識を向けることだ
と定義されている。キーワードは「現在」だ。目の前のことに集中していない状態である
マインド・ワンダリング(心がさまよっている状態)の反対と考えればわかりやすい。
                                 (引用終わり)

マインドフルネスはポジティブでもネガティブもなく
価値判断せずにポジティブもネガティブも受け入れるということなんですね。
これは本当に目から鱗でした。

そして、マインドフルネスによりストレスが軽減されるだけでなく
集中力が増して、タスク・スイッチングが円滑になるなど効能が認められるそうです。
まっ、これまた無職の人間にはもう大きなメリットではありませんがね(笑)

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