ランちんのリアゲートダンパーが不全なのでストッパー製作

ランちんことマツダ・ランティスは旧いクルマでアチコチ不具合があるのを承知で買ったのですが
その不具合のひとつにリアゲートのガスダンパーが元気がなくなって機能不全になって
リアゲートを支えきれなくなってしまっています。

この記事で少し触れたのですが、紐で吊ってリアゲートと連動するリアパーセルシェルフの下に
スーツ入れというかガーメントバッグも備わっていて重いのも悪影響があるのですが
紐を外してリアゲートと連動しないようにしても寒い日はガスダンパーのガス圧が低くなるのか
リアゲートが落ちてきてアリゲーターみたいにパクっと食べられてしまいそうになります。

まぁランちんは５ドアなのでちょっとした荷物なら後席に載せてしまいますから
あまり頻繁にリアゲートを開けての荷物の載せ降ろしはしないのですが
それでもいざと言う時にリアゲートに食べられてしまっては危険ですから
なんとか対策を考えたいというところです。

そして、この記事に書いたようにもう既に純正部品としてガスダンパーは入手できないので
サードパーティものが入手できないか探してみると……
国産のものではランティス・セダン用のは未だに買えるみたいだけど
クーペ用（リアゲート用）のは既に在庫切れの状態になってしまってるようです。
海外向けのマツダ３２３Ｆ用としてはなんとか入手可能ですが１２,０００円ほどもするので
ちょっと二の足を踏んでしまいます。まぁバカ高いわけでもないんですけど。

以前にプルプル（シトロエンＣ３プルリエル）でもリアハッチのガスダンパーが逝っちゃって
（こちらは完全にガス抜けで、たぶんディーラー整備がやらかしたとふんでますが……）
このようにストッパーを自作したので、また似たようなものを作ってみますかね。

ただ、プルプルのは非常に短いダンパーだったけどランちんのは結構長いし
それにランちんのリアゲートは色々付いていて重いし支える角度的にも負荷がかかるので
（だから古くなるとダメになりやすい）同じ構造ではやや無理があるかなぁとも思えます。
それに、全く同じじゃ面白味がないしもっと使いやすいのが出来るかもとも思ったのでね。

 
ということで、ホームセンターでこんなのを買って来ました。
アルミ等辺（∟字）アングル（０.８ｔ×９×９）、１４８円です。
長さは１ｍ近くあり、実際は２５ｃｍもあれば十分なんですがこれしか売ってなかったのでね。
それと目玉クリップ大、６８円です。ですから総額２１６円ですね。

 ※２個製作ではなく表裏です。
等辺アングルをちょうど良い長さに切って目玉クリップをつけて完成です。
いちおう目玉クリップの挟む部分の片側はペンチなどで∟っぽく形を整えてから
等辺アングルに強力両面テープで貼り付けてあります。

どのようにして使うかと言うと……
 
ただ挟むだけです（笑）
上側はガスダンパーとテールゲートの間に挿しいれるので外れる心配はないでしょう。
等辺アングルなので板厚がなくてもたぶん座屈することもないでしょうし
片側だけでも十分支えられるはずです。
まぁ完全にガス抜けしてしまった状態でも支えきれるかはちょっと心配ですけど
その時はもう１本作って両側で支えるようにすればなんとかなるでしょう。

 
で、使わない時はこんな感じでリアパーセルシェルフの端に咥えされておけば
邪魔にならないし無くさないで済みますね(*^^)v

と、簡単・格安で済んだと思われるかもしれませんが
実はここに至るまでいろいろと試行錯誤して失敗してたんですよ。

 
先ずはホームセンターでいろんなモノを物色してこんなモノを見つけました。
深口カブセという合板などの端に被せるプラスチック製のモノで、１ｍで４９２円もしました。
ガスダンパーのロッド径がちょうどφ１０ｍｍだったので
ホームセンターで先ずφ１０ｍｍのアルミ丸棒を買うつもりないのに手に取って
それが青矢印の方向からスポッとちょうど嵌るようなモノを探したらこれに行きついたわけです。

プラ製ですがコの字型になっているので圧縮方向では座屈することもなく耐えられるでしょう。
と安易に考えていたんですが
赤矢印のコーナー部分の強度がなくて付け外しの際に割れが発生してしまいお釈迦となりました。
ガスダンパーのロッド端の部分だけ微妙に太くなっているのでそこだけ負荷がかかっちゃうんですな。
もう少し柔軟性のある材質だと割れることはないんですけどね。

 
そこで、こんな内径１２ｍｍの水道ホースを３０ｃｍ、９０円で買って来ました。
ちょっと丸まったクセが付いているので一度温めてストレート気味にしてあげてから
サイドをハサミで切り裂いて、つまり断面をＣ型にしてあげて巻きつける作戦です。

 
一見、使えそうに思えたのですが長時間放置していると徐々に座屈変形してきちゃいました。
また、気温が高くなるともっと柔らかくなりそうで、すると短時間でも使えなくなるかもね。

というわけで、試行錯誤の失敗もすべて含めると７９８円もかかったことになりますが
まぁそれでも結果的には格安で手軽な対応方法が見つかったので良しとしましょう。

ちなみに、ランちんつながりの話題ですが、小径ＭＯＭＯステアリングを
近所の「ＵＰ ＧＡＲＡＧＥ（アップガレージ）」に持って行ったら
４０００円で買い取ってもらえました。予想外に高くて嬉しかったです。