粕川歴史民俗資料館の「白藤古墳群発掘40年」企画展を鑑賞
そおっと扉を押してみると……開いてました。
まるで不審者っぽく首だけ突っ込んで覗いていたら、人が現れてきて、
「あっ、裏返すの忘れてました」といって外から見て“閉”の看板をひっくり返して“開”にしてましたよ。
開館時刻すぐのいの一番に行ったわけでもないんですけどねぇ(笑)
なにはともあれ、閉館していなくて良かったよ。
白藤古墳群はこの粕川歴史民俗資料館から200mも離れてないところにあるというか
どうやら今現在は特に何の痕跡もないらしいので“あった”というべきでしょうけど
調査古墳数52基からなる古墳群で、同時期の集落跡が近接して存在しているもので、
形成時期は5世紀前半から6世紀前半ほどとなっています。
群馬には巨大な前方後円墳も幾つもありますけどそれらとは少し異質な古墳群ですかね。
出土品が多いのも特徴だそうですけど
中でも左の馬形埴輪は通称「ぐんまちゃん埴輪」と呼ばれているそうで
実物の馬と違って目が両側面でなく顔の正面に付けられているのが特徴とのこと。
ちょっと縄文チックな造形でもありますね。
もちろん、右のような目が両側面につく実物に近い馬形埴輪も作られています。
ちなみに、昨年秋に群馬テレビなどで放映されていた「アニメ ぐんまちゃん」は
平均推定視聴率1.4%だったそうです。多いのか少ないのか。いや少ないよね。
ボクはちゃんと観てましたよ。
それまで性別なしとされていたぐんまちゃんがいきなりお兄ちゃんと呼ばれていて
男の子だったことと双子の妹がいることが判明して愕然としたり
“桐生さん”が出てきてそわそわしたり(謎)
競艇に行く回がいきなり放送見送りになったりして物議を醸したりしましたけどねぇ。
あっ、脱線してしまいましたな。
他にも様々な出土品などの展示がありましたけど、これらの樽形ハソウというのは知りませんでした。
𤭯と書いてハソウと読むそうで、孔に竹などの管を挿して注口として使ったと推測されてるそうです。
でもなんだか不思議な感じですねぇ。
なお、粕川歴史民俗資料館では白藤古墳群以外の展示物もあります。
養蚕用具や農具なども展示してありました。昭和初期頃のものでしょうかね。
展示品という扱いでなく通路脇にあった足踏みオルガンが懐かしかったですけど……
入館無料な割にはなかなか楽しめた資料館&企画展でした。
さて、ついでに麺紀行しましょうかね。
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