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前橋の「会席そば 草庵」で変わり種蕎麦を麺紀行

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本日は前橋市にある変わり種で有名なお蕎麦屋さん「会席そば 草庵」まで
タイレル君で麺紀行してきました。

自宅から13,4kmほどと大した距離はないのですが標高差は80mくらいあるので
往路は全体的にだらだらと僅かずつ登っていくというかたちになります。
でも、本日は風が穏やかなので良かったですけど先週のような風の強い日だと
もろに赤城颪を向かい風で受けて前に進まなくなっちゃいますね。
もっともそんな日は無理して出かける必要もないのですけど。

この店では普通の蕎麦(中抜きそば)だけのメニューもありますが
蕎麦に色々な素材を練り込んだりして打った変わり種そばが中心のメニュー構成のようです。
その中で一番ベーシックな「三昧そば」1220円というものを頼みました。

これは季節によって変わる2種類の変わり種そばに普通の中抜きそばを加えた3種盛りです。
それ以外にもいろいろ温かいそばとの組み合わせなどあるのですが複雑で分からなかったから
一番ベーシックなものしか選びようがなくなってしまいました(汗)

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それと、「木の子天ぷら」560円を追加したら、その天ぷらが最初に出てきました。
きのこづくしの天ぷらを想像しましたけど意外と野菜も多い天ぷらでした。
それでも、かき揚げの中にもえのきだけとか入っていましたけどね。

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最初に出てきたそばは「柚子切りそば」です。先日も足利の「稲おか」で食べましたね。
真っ白までいかないけどやはり更科そばに柚子を練り込んでいるようです。

非常にエッジの立った硬さのある細切りのシャキーンとした食感のそばです。
蕎麦の風味はほとんどなくて柚子の香りと酸味ですっきりした味わいです。
ただし、つけ汁は返しの味が濃いめとなっているもので
それに負けない柚子の風味があるというバランスでした。

ただ、これは他のそばにも共通なんですがやや水切りがあまくで水気が多めなので
それを良いことに最後の方はつけ汁に浸けずにそのまま食べてみましたが
それはそれで柚子の風味だけでも美味しく戴くことができました。

 

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2番目に出てきたそばは普通のそば。
中抜きそばと言ってましたけど“中抜き”ってなんだっけ?
蕎麦の実を挽き割ってからある程度そば殻を除去するのが「挽き割り」なのに対して
蕎麦の殻を取って中の粒だけを挽いたのを中抜き(丸抜き)そばと呼んでいるようです。

なので蕎麦らしい薄く緑がかった茶色の色をしてますけどブツブツの星はほぼありません。
蕎麦の香りもえぐみもほとんど感じられないのですが
蕎麦本来の甘味と微かな渋味と酸味の中間のようなちょっと変わった味わいのそばです。

こちらも細麺でエッジもしっかり立ってますが少しもっちりしたコシのある麺で
先ほどのつけ汁との相性はこちらの方が上で
当たり前の言い方になってしまうけどいかにも蕎麦らしいそばですね。

 

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最期のは見た目は抹茶そばみたいですが「菊花そば」だと呼んでいました。
春菊の葉を練り込んだそばで、真ん中のピンクのは菊の花のおひたしのようです。
これはごまだれで戴いてくださいとのことです。

少々青臭い香とともに春菊由来の苦味がしっかり味わえるかなりワイルドなそばです。
そのままだとワイルド過ぎるのでごまだれの甘さで押さえ込んで食べる雰囲気ですね。

こちらも細麺ですけど少しゴワゴワした硬いというよりそのまんま固いという
これまたワイルドな食感の麺となっていて、確かにごまだれと合っています。

 

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わんこ蕎麦ほどではないですけど“会席”の店名の通りで小さなせいろに次々と出てくるので
どのくらいの量を食べたのかよく分からなくなって満腹かどうかもよく分からないんですが
こうやって画像を見返してみるとそれなりの量を食べている感じですかね。

蕎麦湯の急須とか七味の入れ物などそれぞれなかなか風情とこだわりを感じるものですね。

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