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文庫・彩図社の「謎解き古代文明」を読了

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彩図社の「謎解き古代文明」ASIOS(超常現象の懐疑的調査のための会)著を読みました。

ナスカの地上絵、イースター島のモアイ像、ピラミッドやスフィンクス、あるいは
ムー大陸やアトランティス大陸などの古代文明についての謎や都市伝説まがいのものの解説本です。
ただし、いわゆるオカルト情報誌みたいなものではなくて
むしろ著者団体の名称のようにそれら都市伝説まがいのものを“懐疑的”に見返して
あくまでも事実として確固たる部分を捉えようという視点で書かれている本になります。

そして、この本の構成としては「はじめに」の中で次のように説明されています。

                                    (以下引用)
 ちなみに本書は、超古代文明やオーパーツに関して一般に流通している話を【伝説】と題し
てまとめ、その後に各担当者が調べた内容を【真相】と題して解説する構成になっています。
オーパーツ等を紹介する通常の類書ではあまり見られない、やや変わった構成かもしれません。
 けれども伝説では終わらずに謎解きの真相まで読める、いうなれば一粒で二度おいしいとい
う点では、読み応えのある読み物になっているのではないかと思います。【伝説】を読みながら、
その真相をぜひ一緒に推理してみてください。              (引用終わり)

ある意味ではオカルト本に対して端から相手にしないのではなく
わざわざ同じ土俵まで行って真っ向否定しようという喧嘩を売るような本ですね(笑)
個人的にはそのようなオカルトや都市伝説はそもそも信じてないですし
ウソっぽいと思いつつも面白おかしく語ることにも肯定的な立場ではありませんが
このような構成の本だと「一粒で二度おいしい」というだけでなく
様々な物事に対して客観的で科学的で批判的な視点を養えるという点でも楽しめる本ですね。

 

ここでは個々の項目(超古代文明やオーパーツ)について取り上げませんが
ひとつだけ「イースター島とモアイ」についてだけ少し紹介しておきましょう。
先ずは【伝説】のところで次のような記述が出てきます。
                                    (以下引用)
 しかし、近年になりその謎を解くかもしれない、有力な説が登場した。その説を唱えたのは、
ベストセラー『銃・病原菌・鉄』の作者ジャレド・ダイアモンドである。ジャレドは2005
年に出版した『文明崩壊』の中で、イースター島に言及。島はかつて豊かな森林に覆われてお
り、そこには比較的高度な文明を持つ人々が暮らしていたとする説を展開した。モアイはそれ
らの人々が技術を駆使して作ったという。
 だが、その後、人口増加とモアイ創作の影響で森林は次第に破壊されるようになる。その結
果、イースター島の文明は崩壊し、人々の暮らしは石器時代レベルにまで後退してしまった。
島を初めて訪れたヨーロッパ人が見たのは、文明を失ったイースター島の人々だったというの
だ。                                 (引用終わり)

もちろん、この部分は【伝説】の部分に書かれているわけですから【真相】は違うわけです。
でも、ジャレド・ダイアモンド氏と言えばこの本でもボクは知っているし
NHKのEテレでも登場してくる進化生物学などを専門とする大学教授です。

そのような社会的立場の人がもっともらしく説を唱えると簡単に信じてしまいそうになりますね。
もちろん、ジャレド氏もオカルト的な説として面白おかしく勝手に作り話をしたわけではなく
それなりにきちんと考えたつもりでそのような説を唱えたのでしょうけど
人びとの興味を惹きそうな内容だと尾ひれもついて都市伝説的に信じられてしまうのでしょう。
その辺りが怖ろしいなと感じるところではありますかね。

もっともボクはこの本でジャレド氏の意見に触れた時には部分的にはかなり違和感が残りましたから
彼はちょっと思い込みが強いタイプなのかなぁとか
あまり理論的思考するタイプではないのかなと感じていましたから
そのまんま全部信じるようなことはないと思いますけど。
というか、どこの誰の意見や説であれそのまんま全部信じるようなことはしませんけどね。

でも世の中にはなんでも簡単に信じてしまう人が多いんでしょうね、きっと。
だから教祖サマなんて人が生まれるでしょうし……以下自粛。

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