2000年にSKC(スバル研究実験センター)に異動になって5年半ほどのSKC勤務中のことは
この記事までで概要は書きましたし、その頃の職制試験で玉砕したことも書きましたし
そのGM傘下にあった頃のボクがほとんど関与していないスバル車の雑誌評価なども書いてきましたが、
そろそろ、このSKCでの仕事を具体的に思い出しながら書いていきましょうかね。
とりあえず、AWD-CoEから引き継いだ形のAWDに関する話からはじめていきましょう。
なお、スバルでは今というか20世紀末ごろから“AWD”=All Wheel Drive と呼ぶようになりましたが
もともとレオーネで世界初(?)乗用四輪駆動車を出した時には“4WD”と呼んでいました。
なんで4WDからAWDなのかは、まぁどのメーカーも4WDと呼びだしたから差別化したかっただけで
それでも後付の意味としては単に走破性・トラクションだけを目指したものを4WDとして
スバルはそこに走行安定性や安全性・安心感のためでもありAWDと呼ぶことにしたということです。
だから、確かに初代スバル・レオーネでは雪道・悪路などのために4WDとして開発されたわけですし
それをそれまでのジープなどの4×4ではなく4WDと呼んだのもスバルであるわけですが、
その後4WDの持っている走行安定性や安全性・安心感にも気づきそれらを高めようとしてきたわけで
自らが4WDと名付けたものを今度はAWDと呼ぶようにしてもそれはスバルの勝手でしょ、
というわけですが、技術的な話としては一般的となっている“4WD”という名称を使いましょうかね。
で、4WDの歴史とかをここで述べる必要はないですけど以降の説明をしていく前に
4WDの分類について少し整理をしておくことにしたいと思います。
いろいろな分類のしかたはあるでしょうけどあくまでもボクの頭の中での分類ですけどね。。。
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