ラリっ娘のタイヤを16年半ぶりに新品交換
最近はほとんど乗ってない、というよりもうここ10数年は年間2,000kmも乗ってないような
ラリっ娘ことプジョー106ラリーですが、駐車場に停めている時のタイヤを何気なく見ると……
ありゃりゃ、サイドウォールの赤矢印部分がパックリ裂けてしまってます。
カーカスまで見えているわけではないですし、ましてやカーカスが損傷しているわけではないので
この状態で走ってしまっても即バーストとかパンクするというわけではないですけど
これだけパックリ裂けているとさすがに少々気になってきちゃいますかね。
また、特にどこかにぶつけて損傷させた結果としてサイドウォールが裂けているのだとしたら
カーカスなどの内部構造にも損傷が及んでいる可能性が高いので
このままの状態で使用し続けるとバーストなどの危険性があるので要交換です。
ただ、実はこのヒビ割れはもう数年も前から気付いていたんですよね(汗)
これは2017年の11月、秋磐梯オフ2017に参加した時に集合場所で気づいたんですよね。
この時もすぐに問題となることはないからとそのままその後も走らせていたんですが
4年もそのまま放置して使っていたら裂け口の広がり具合はかなり酷くなってますね。
さすがに、今の状態ではちょっと精神的に良くないですし
ガソリン給油の時などにスタンドの兄ちゃんに指摘されるのも面倒ですから(何度がありました)
そろそろタイヤ交換しないといけないかなぁと思い始めた次第なわけです。
そもそも、このタイヤ、ミシュラン・プレセダをいつから履いているのかというと……
このJET-LOGをスタートして間もない頃の2005年5月のこの記事の時ですね。
ですから、すでに16年と5ヶ月以上が経っているということになります。
もっとも、走行距離としては23,000kmほどですから大した距離ではありませんし
その間、サーキットのスポーツ走行やスキール音鳴りっぱなしの坂暴走など幾度もしてますが
基本的にタイヤをこじるような変な走らせ方はしてないのでタイヤの山はまだまだ十分あります。
なので、サイドウォールのヒビがなければまだまだ使う気満々なんですけどね。
一般的にはタイヤの寿命は5年とか10年とか色々人によって言うことは違いますが
個人的には別に支障がなければ何年だって使えるよというスタンスなんですよね。
もちろん、スタッドレスだったりレース用だったりすれば話は別ですけど。
ちなみに、ラリっ娘では最初から装着されていたのがピレリP400で
これもなかなかいいタイヤでアメリカ市場では同じパターンでオールシーズンになっていたほどで
実際にダートや雪道でもそこそこグリップしてくれる素直な特性のもので気に入ってましたが
5年、4.5万kmほどでサイドウォール全体に細かいヒビが多数入ってしまったのと
最後はイタズラで4本ともサイドウォールに穴を開けられてご臨終となってしまいました。
次に履いた(1999年)のがダメロップ・ルマンLM701というもので
これは名前の通りのダメダメ・タイヤで剛性バランスが非常に悪くてラリっ娘に合わず
6年、1.6万kmほどでまだまだ使えるにも関わらず今のミシュラン・プレセダに替えたのでした。
昔(つまり1990年頃まで)のダンロップのタイヤは愛車に履かせてたこともあるし
仕事で様々な場面で出会ったものも含めて非常に好バランスでコントロール性の良い印象だったのに
1990年後半以降のダンロップはまさしくダメロップになってしまったようでしたね。
おそらく、阪神・淡路大震災の影響で開発体制・経営体制に大打撃を受けたからでしょうが
今のダンロップはどうなんですかねぇ。
というわけで、タイヤ交換しようかと気持ちは傾きましたけど、どのタイヤにしましょう。
ラリっ娘のタイヤは175/60R14というサイズで現代のクルマではあまりないもので
それだからタイヤメーカーでもあまり適合するタイヤがないんですよね。
とりあえず、AKB38のオールシーズンタイヤも購入した(といっても2年前ですが)
フジコーポレーション伊勢崎店へ行って情報収集&相談をしてきました。
ダンロップにはルマン、ディレッツァなどが適合サイズとしてありますが
上述のようにダンロップのイメージがあまりよくなくてどうなんだろう?ということで
店員さんと話をしていると、「そういうお客さん多いんですよね」との返答。残念。
もっとも、ブリヂストンは端から履く気はないので会話にも上らないんですが。。。
ヨコハマにはネオバ、A539などが適合サイズとしてありますが
サーキットでタイムアタックするわけでもないからネオバはあり得ません。
A539はクラシックスポーツタイヤと謳われていますが
オールドミニ(BMWじゃないミニ)・クーパー向けを中心としたようなタイヤです。
「硬いですか?」と聞いたら店員さん「はい、硬いですよ」ということで、うーん。
ミシュランはしばらく適合サイズがラインナップされていなかったけど
うろ覚えのニュースで適合サイズのが発売されたと思っていたので、聞いてみると……
「そのサイズはないですよ。オールシーズンだけですね」とのこと。
確かにカタログ見てもないですが、念のためうろ覚えのニュースの話をしたら……
再確認してくれて、「もしかしたらウチの店では取扱いがないだけかもねぇ」とのことでした。
うーん、どうしようか。
低燃費エコタイヤなら他に選択肢はあるし低燃費タイヤ=悪いわけでもないけど
おそらく現代の車(タイヤサイズと車重の関係やサス設定など)に合わせているから
ラリっ娘に合わずに走りの愉しさは半減してしまうだろうし
それだったらダメロップでも同じことになってしまいますからねぇ。
あるいは、それだったら155/65R14や165/65R14も考えてもいいし。。。
というわけで、一旦仕切り直しを強いられてしまいました。
ただ、ミシュランのうろ覚えの情報がガセだったのかどうか
ガセでなかったとしても取扱い店の確認をする必要があるでしょう。
で、ネットで探したら、あっと言う間にみつかりました。
ミシュラン・パイロット・エグザルトPE2(Michelin Pilot Exalto PE2)
ミシュランがネオクラシック(’80~’90年代モデル)向けタイヤを
2021年3月24日に発表。発売は7月から。
これですね。ミシュランのホームページにもちゃんと掲載されていて
取扱い販売店にはフジコーポレーションもしっかり載ってるじゃないですか!
そんなこんなで、再度フジコーポレーション伊勢崎店に行って先ほどの店員さんにご相談。
スマホでミシュランのホームページも見せながら問い合わせると……
「あっありますねぇ。ウチでも取れますねぇ。でも価格表に載ってなかったので……」との弁明。
まぁそれでも取り扱っていて購入できて交換してくれるならOKですけどね。
そして、本日、結果的にこうなりました。
4本とも交換工賃・税込で総額61,020円でした。
前回のプレセダが46,410だったので、物価上昇が少しはあるとは言え
比べると少々割高になってしまっているのは少量生産故に仕方ないですかね。
といっても18インチだの19インチだの40偏平だの35偏平だののタイヤに比べれば
屁みたいに安い値段ですし、パンクさせなければまた10年以上はこのままでしょうけどね(汗)
と、タイヤよりラリっ娘にいったいいつまで乗る気なんだというところでしょうけど……
そう、店員さんからも「新車から乗ってるんですか!」と驚かれてしまいましたしね。
さて、まだ数kmしか走らせてないので慣らしも皮むきもなにもない状態ですから
タイヤの評価はちゃんとできていないわけですが、
ファーストインプレッションとしては「いい感じ」です。
ダメダメな(ボクの好みでない)タイヤなら1kmも走ればすぐわかるので
少なくともこのタイヤはダメダメではなくチョイスとしては正解だったということでしょう。
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