ラリっ娘の新タイヤの評価とスペアタイヤのチェック
昨日、ラリっ娘ことプジョー106テンサンラリーのタイヤを新品に交換したわけですが
本日麺紀行のついでに高速道路やワインディングも含めて100km超走行してきたので
そのタイヤ、ミシュラン・パイロット・エグザルトPE2のインプレッションでも書いてみましょう。
ただ、断っておきますが100km超走行したといっても
法令遵守して走っただけなので超高速とか高G旋回域でどうかは分かりません。
ましてやスリップ領域のコントロール性とかまったく試してないのでなんとも言えません。
まぁ、ミシュランなのでそこはなんとなく予想はつきますけどね。
それと、この評価はあくまでもラリっ娘に装着した175/60R14のサイズのものなので
別のクルマや別のサイズだとまた違った評価になることも往々にしてありますし、
あくまでもボクの個人的な評価ですからなんにも責任は持てませんので悪しからず……
で、端的に言えば、ラリっ娘にピッタシの素晴らしいタイヤで大満足です(*^^)v
これまで履いていたミシュラン・パイロット・プレセダもなかなかいいタイヤでしたけど
その時の記事で次のように書いたように
ミシュランにしてはほんとの直進位置がデッドで
そこからの切り出しもケースがたわむような微妙なインフォメーションが希薄ですが
この部分が唯一不満というかミシュランらしからぬ部分で残念だったわけです。
それとその記事では書かなかったというかまだよく分かっていなかったのですが
キャンバスラストが大きいのか路面のカント(横勾配)や轍に敏感で
僅かな路面のカントでなんとなく舵を取られることが気になるレベルでした。
といっても、偏平のバリバリスポーツタイヤのような酷いものではなかったですが
直進付近がデッドなのに舵が取られるのは地味に嫌なところでした。
それが、今回のエグザルトではすっきりした直進感があり舵の取られもまったく気になりません。
何の抵抗もなくスーと真っ直ぐ走ってくれます。
もしかしたら人によっては直進付近のハンドルが軽くて心もとないという人もいるかもですが
真の直進はほぼ無抵抗で舵力は軽くそこから僅かに舵を当てると確実に車両は反応してくれます。
それは決してゲインが高い、つまり指一本分でピクピク曲がるとかいう意味ではなく
僅かに舵を当てる具合に応じてリニアな感覚で遅れなく車両が応答するという意味です。
そして、それに呼応して舵力(手応え)がこれまたリニアな感覚で増してくるので安心感が高いし
ハンドルに添えた掌で感じられて無意識に操舵(当て舵)をして直進・修正舵ができるわけです。
今日はかなり風の強い時もありましたが高速道路でも横風を受けた時の修正のしやすさも抜群でした。
それから、直進・微舵からある程度本格的に旋回に入っていくような場面でも
とにかく自然でリニアな感触で、急にあるところからキャップゴムがよれたり
あるいはサイドフォールが腰砕けみたいになったり
トレッド接地面形状が歪んだりするような感覚も皆無です。
なので、繊細なドライビングをしようとすればするほどそれに応えてくれるタイヤと言えるでしょう。
ただ、乗り心地についてはハーシュネスは優しいもののやや大きな突起でのハードネス感があります。
このタイヤに無理矢理なん癖つけるとしたら唯一そのハードネス感になるでしょう。
なんとなくですがこのタイヤサイズではもう少し車両重量が重い車両に合わせているのかもしれません。
いくら’80~’90年代の車向けであっても、それでもラリっ娘はさらに軽いですからねぇ。
とは言え、ゴツゴツというほど酷くはないし振動の収まりの良いすっきりした硬さなので
そんなに不快ということはなく、それ以外の乗り心地・振動騒音としては十分に快適です。
もう少し空気圧を下げたりするともっと良くなるかもしれないです。
このように新品タイヤの変更は大正解だったわけですけど、
そう言えばスペアタイヤの点検を長らくしてなかったなと思いついて、確認してみました。
ラリっ娘のスペアタイヤはテンパータイヤ(応急用タイヤ)ではなくて標準サイズで
それを後部荷室の下から吊り下げ式で搭載しています。
今の車だとパンク修理キットなどでスペアタイヤがないものも多いですし
そうでなくともテンパータイヤを荷室の下の窪みに収納しているのが一般的でしょう。
ただ、荷室の下の窪みに収納タイプでいつも荷室に荷物を満載しているような人だと
テンパータイヤの確認するにも荷物を取りだしてからでないと出来ないので不便ですが
ボクは基本的に必要最低限のモノしか荷室に荷物は積まない主義なので
そうなると吊り下げ式の方がスペアタイヤの確認には手間がかかってしまうんですよね。
といっても、そんなに大ごとのことではなくてものの数分でできることなんですけど……
指で簡単に凹ませられるほど、つまりほとんど空気圧はゼロの状態でしたorz
これでは、万が一パンクしてしまっていざスペアタイヤに交換となっても無意味ですな。
とりあえず、運動も兼ねて人力空気入れで高めの300kPaくらいに充填しておきました。
すぐには抜けるそぶりは無かったのでタイヤそのものは大丈夫でしょう。
ちなみにこのタイヤは新車当時から装着されていたピレリP4000ですが
最初のころはスペアタイヤも含めた5本で真面目にローテーションしていたので
このタイヤも未使用ではなくそれなりにすり減ってサイドもヒビヒビです。
なので、万が一の時のスペアタイヤとしてはこれで十分でしょう、空気圧チェックを怠らなければね。
そもそも、ラリっ娘は軽くて、特にひとり乗りなら後輪荷重は激軽なので
パンクしたままでもゆっくり走れば数十kmくらいは走れちゃうとは思いますけど。
皆さんもスペアタイヤの空気圧チェックは忘れずにしておきましょうね(-_-;)
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コメント
タイヤのインプレッションありがとうございました。ミシュランらしい全方位80点タイヤでしょうか?いや褒めているんですよ。
普通のExaltは大昔、栗男君で使ってましたが20年位前の話なんで今のはもっとイイのかな?
わたしの青い車も14インチの変なサイズなんでミシュランの緑タイヤです。オリジナルの石橋超低転がり抵抗タイヤ何て怖くて運転できませんでした。
投稿: TOMO | 2021-10-23 18:02
>TOMOさん
ボク的には乗り心地の固さ以外はほぼ100点ですかね。
まっ、ドライグリップ重視ならばそこは80点とかになるでしょうが
それならネオバ一択ですしね。
投稿: JET | 2021-10-23 18:25