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単行本「本当は怖ろしい漢字」を読了

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彩図社の「本当は怖ろしい漢字 身の毛もよだつ怖さを秘めた漢字の成り立ち」火田博文著を読みました。
前回紹介の「本当は怖い日本のしきたり」に続いて同じ彩図社で同じ著者で
しかもタイトルも「本当は怖……」とほとんど似たような形になってはいますが
いちおう前回のは文庫本でしたけどこちらは単行本ですし買った時期も書店も違ってます。
そうこちらはヴィレッジヴァンガードで買ったのでいっそう怪しいです(笑)

まぁでも内容的にはこちらも漢字の成り立ちを知ると怖いものだったというわけで
知らなきゃ怖くもなんともないし、怪談でもホラーでもないので怖くて眠れないわけではありません。

 

まぁ漢字の成り立ちはよく分からないものや諸説あるものも多いようで
ここに書いてあるのはその一説というのがほとんどなので信憑性はどうかなというのもありますが
まずもって想像すらしてなかったというのは表紙にも書いてある「央」の字です。
※本書では本文中に他頁参照のために(→P○○)などの記載があるが引用では省略します。
                              (以下引用、改行位置変更)
 いつも人々の輪の中心にいられるように、社会の中央で立派に生きていられるように。そんな
願いを込めて子供の名前につけられることの多い「央」。男女ともに人気の字だという。
 しかし本来、「央」は子供の明るい未来を思い描けるような文字ではないのだ。これは捕虜を
表している。
 戦争に敗れ、捕えられた捕虜は、首に枷をつけられ自由を封じられてしまう。(引用終わり)

ありゃりゃ、真央ちゃんなんて真の捕虜、真の罪人って意味になっちゃうってことですか(憐)
しかも、今度は「真」の字はさらに次のようなことが書かれていて驚いてしまいます。
                              (以下引用、改行位置変更)
 そんな死者のことを「匕」といった。「人」を逆さにした文字、すなわち生者が死者に反転し
たものであるとも、あるいは人を死に至らしめた刃物の傷からできた字だとも言われる。
 この「匕」の下に、吊るされた首を表す「県」が入る。すると「眞」になる。この古い字がや
がて「真」へと変化していく。死者の中でもとくに、旅先で突然の死に見舞われた者、災難によっ
て命を落とした者のことを指したという。(中略)人は、死に真実を見たのだ。(引用終わり)

うわー、本当に真央ちゃん大変ですよ(笑)
なお、幸いなことにというかつまらないことにボクの名字・名前に使われている漢字は出てませんでした。

また、先ほどの「真」「眞」にも出てきた「県」という字についても次のように書いてあります。
                              (以下引用、改行位置変更)
 その古い字形は「縣」だった。(中略)昔は「糸」が字の中に入っていた。言うまでもなく、
首を引っかけ、吊るすための糸である。あまりにもダイレクトに、残酷なシーンを描いた文字な
のだ。(中略)
 そして県は行政単位ともなる。中央政府の下に位置する、ぶら下がるものという意味から転じ
たのだ。                                (引用終わり)

なるほど、そういう意味のつながりがあったというわけですか。
なので、都・道・府と違って県が中央政府にぶら下がってしまうのは当然なわけですな(違)
一方で「道」という文字も、もちろん北海道の道というより道路の道としてですが
これも表紙にイラスト付きで書かれているように怖ろしさを含んでいる漢字です。
                              (以下引用、改行位置変更)
 こうして異族の生首を、まるで盾のように掲げて、異国を旅したのである。この「首」に、歩
く、行くという意味を持つ「辶」が加わって、「道」ができた。       (引用終わり)

いやはや、現代的感覚からするとまったく理解に苦しむ内容ですが、「漢」の歴史は怖ろしいですな。
その「漢」という文字の由来・歴史も書いてありますし
これら以上にあまりにも怖いというか惨たらしいことを想像させるような文字もたくさん載っています。
それらを紹介していたらきりがないというほどです。

 

一方でそれほど怖いというまではいかないけど興味深い内容のことも載せられています。
今の元号「令和」にも使われている「令」についての解説です。
                              (以下引用、改行位置変更)
 古代中国では、権力によって相手を従わせる姿から、この漢字が成り立っている。(中略)
 つまり権力者にひれ伏し、その命令を聞くために集まっている、庶民のことなのだ。(中略)
 「令和」とは、本来の意味通りに読めば「和するように、令すること」に他ならない。(中略)
しかし平和すらも権力者の命令のままというのは、いかにも上意下達な日本人の発想なのかもし
れない。                                (引用終わり)

まぁ、この令和の「令」の字に関してはボクもちょっとこの時に揶揄してますがまったく同意見ですな。

それと、「はたらく」は「傍+楽」でないとこのブログでも記事にしたその「働」の字ですが
これは日本独自の国字であるわけですが以下のような解説がされています。
                              (以下引用、改行位置変更)
「動」の左側はもともと「童」であったというものだ。これは子供のことではない。刑罰として
目の上に刺青を入れられた犯罪者、あるいは奴隷のことを指す漢字だという。そんな人々が「力」、
すなわち鋤を手に、田畑で農作業に従事させられる……それこそが「動」の本質なのだ。(中略)
 その罪人であり農奴である「動」を、人の監視のもと使役することが「働」だ。(引用終わり)

なるほど、「働く」の本質がよく分かった気がしました。
ところで、その「はたらく」の記事でボクがちょっと触れた「人」という字も最後尾に載ってました。
                              (以下引用、改行位置変更)
お互い倒れないように、手を取り、肩を貸し、助け合う。それが「人」の漢字の由来なのだ……。
 誰でも一度は聞いたことのある話だろう。だが、これは誤った説なのだ。「人」という漢字は、
その古い字形を見てみると、誰とも支え合っていない。孤独なのだ。(中略)
左に突き出たところは腕だが、疲れて垂れ下がっているようにも見える。(中略)
 それでも「人」は立っている。誰に頼ることなく、寂しさを感じても生きている。(引用終わり)

前半の「人」という字はヒトとヒトが支え合っている説は金八先生のでっち上げが広まったそうで
それは嘘だというのは知っていたわけですが
ヒトが二本足で歩いている様の象形文字だと理解していました。それも違うんですね。
腕をだらりと垂れ下げてうなだれて立っているのを横から見た様だということだそうです。
それが「人」の本質ということなんですかねぇ。どうなんでしょう?

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