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新書「『非モテ』からはじめる男性学」を読了

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集英社新書の「『非モテ』からはじめる男性学」西井開著を読みました。
この本の「はじめに」ではいきなり次のように書かれています。
(以下引用)一九九〇年代後半から「非モテ」という言葉がインターネットを賑わせてきた。(引用終わり)

正直言ってボクは「非モテ」という言葉を知りませんでした。
そもそも、インターネットの普及が1990年代後半でその前は単なるパソコン通信時代なのですから
ネット黎明期から「非モテ」という言葉があったということなのでしょうね。
とは言え、この本の帯には「モテないから」と書いてあるので「非モテ」の意味はすぐに想像できたし
あぁ自分のことだなとすぐに察したわけで、なので買って読んでみたわけです。

ただ、この「非モテ」については単に女性にモテない、恋人ができないということにとどまらず
第一章の「『非モテ』とは何か」の中で次のようにも書かれています。
                                  (以下引用)
 以上のように、二〇〇〇年代のある時期から「非モテ」は、恋人がいない状態を自虐す
るための言葉ではなく、特定の身体的・性格的特徴を持っていたり、低い経済状態にある
一部の男性の層をラベリングする言葉へと、その使用法が変遷してきたことがわかる。
                                 (引用終わり)

となると、程度問題のところもあるけど他人から「非モテ」にラベリングされることがあったとしても
これによって自分自身を「非モテ」として自覚してそれに思い悩み続けるまでは至らなかったから
ボクはこの本で言うところの「非モテ」には該当しないのかもしれないです。
というより、ジジイになってもうそんなことどうでもいいかな~という心境ですけどね(汗)

そして、第六章の「非モテの苦悩の正体を考える」では次のようにも書いてあるので
ここまでくるとさすがにボクの非モテ度合とはレベルが違うかなとも感じるところです。
                           (以下引用、改行位置変更)
 以上の分析を通じて、男性たちに苦悩をもたらす「非モテ」とは、「からかいや緩い排
除を通じて未達の感覚や疎外感を抱き、孤立化した男性が、メディアや世間の風潮などの
影響を受けながら女性に執着するようになり、その行為の罪悪感と拒否された挫折からさ
らなる自己否定を深めていく一連のプロセス」として描き出すことが可能となった「モテ
ない」という一要素だけで「非モテ」男性の苦悩はもたらされているわけではない。
                                 (引用終わり)

レベルが違うというよりボクも「モテない」ことには変わりがないんだけど
そこまでの疎外感や自己否定までにはならずにこの本での「非モテ」に至らなかったということか。
学生・社会人を通じて周りにそこまでの圧力がかからなかったから幸いしたのか
それとも偶然かどうか上手く逃れる術を身に着けていたからなのかもしれないですけどね。
それでも、会社では程度の差こそあれ一部ではシンハラ(シングルハラスメント、ソロハラ)とか
マリハラ(マリッジハラスメント)とかが無かったわけでもないですけど
それらはある特定の人に限定されていましたからね。

 

非モテとは直接関係ないのですが(からかいという視点で関係がある)
ハゲ男性研究というものが取り上げられていて少し思うところがあるので紹介しましょう。

(以下引用)          男性同士のからかいを分析した須長史生の『ハゲを生
きる-外見と男らしさの社会学』が参考になる。
(中略)                   彼らが日頃からハゲを理由に周囲の男
性にからかわれていること。そして彼らがからかわれていてもそれに抗議したり無視した
りすることなく、男らしく気にしないそぶりをし続ける様相を明らかにした。(中略)
 そして最後に、これが最も重要なことだが、からかいが遊びの文脈に位置づけられてい
ることが挙げられる。からかう側にとってからかいは単なる「遊び」「冗談」であるため、
からかわれた側はたとえその内容に傷ついたとしても抗議できない。なぜなら抗議してし
まうと友情関係にひびが入りかねないからだ。もしかしたらそのからかいは単なる遊びで
はなく、オブラートに包まれただけの侮辱や攻撃である可能性もあるのだが、その時でさ
え、からかわれた側は関係性の破綻を回避するために、泰然自若としたふるまいをするか、
うまく受け流すかしなければならない。               (引用終わり)

ボク自身は今ではそれなりに薄毛・白髪であり生え際も後退しつつあるものの若ハゲではなかったけど
生まれつきのチリチリの天然パーマであり子供の頃はそれをネタによくからかわれましたから
この話はよく分かる気がします。
ボクの場合もからかわれてもそれを自虐ネタにして笑いにすり替えるようなことをしてましたね。

おそらく小さい頃からそういう処世術を身に着けたので思春期以降の「非モテ」でも
その応用が利かせられるようになっていたのかもしれないですな。
そういう意味では天パーに感謝ですかね。

いやいや、やっぱりモテるようなイケメンに生まれてきたかったというのがホンネですけどね。
それにもうジジイだからどうでもいいなんて前に書いたものの
やっぱり何歳になってモテた方が嬉しいというのはホンネですけけどね(笑)
とこれまた、自虐ネタにして笑いにすり替えようと“(笑)”と付けてしまうんですよ。。。

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