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エッセイ「棚からつぶ貝」イモトアヤコ著を読みました

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文芸春秋の「棚からつぶ貝」イモトアヤコ著を読みました。
前回の紺野ぶるまに続いてまた女芸人のエッセイ本です。
別にセットという意味はないですが、そう同じ日に同じ書店の同じ本棚の並びから買いました。

ただ、エッセイ本としての興味は紺野ぶるまの方が強かったので
紺野ぶるまの本を買ってなければイモトアヤコの方も買わなかったかもしれませんけどね。
別にイモトアヤコを下に見ているわけではなくテレビ画面越しの彼女はとっても面白いのですが
それでも彼女の場合は自分で考えたネタで笑いをとる芸風ではないので
エッセイとして書かれたものが面白そうかというとそうでもなさそうな印象だったからですが。

ただ、そういう視点よりも彼女の場合は女優としてドラマ出演したりラジオもやってるようですが
やはりデレビ番組のイッテQでの珍獣ハンターとしての活躍(登山はスルー)がほとんどすべてに近く
イッテQをほぼ毎回欠かさずに観ているボクとしては
このエッセイに書かれている多くの事がある程度知っているようなものだったので
その意味で読んでいてやや新鮮味に欠けてしまったような感じでしたね。

あっ、そういえばイモトさん、お目出度だそうですね。おめでとうございます。
(この本を読んでた時にはそんな話は兆候もなかったのですが……)

 

前回の紺野ぶるまもイモトアヤコとほぼ同世代だし最近(2019年)結婚してる女芸人ですが
見た目も芸風も活動の場もかなり対照的な感じがします。どちらも好きですが。
ただ、イモトアヤコは東京の大学中に親に内緒でお笑い養成所に通って活動するも
ほとんど一発的にイッテQの珍獣ハンターとなってコモドドラゴンと競争して大ブレークなわけで
芸人あるあるのような売れない極貧生活などとは無縁な芸人人生を送ってきてるんですね。

バービーとコンビ(トリオ?)を組んでいたことは聞いていたので
勝手に数年は売れない極貧生活していたのかと思っていたんですけど
これを読む限りは親の仕送り頼りに親には内緒で芸人していたというから苦労人ではないですね。
もちろん、苦労人だから同情するとかそんな気持ちは毛頭ないですけど。

それに、イモトアヤコ自身もそのあたりのラッキーさとかもきちんと自覚していて
それがこの本のタイトルの「棚からつぶ貝」にもつながっているというのです。
「あとがき」に以下のように書かれています。
                                    (以下引用)
 意味不明なタイトルだと思われた方がほとんどだと思います。私は自分の人生が、ことわ
ざでいうところの「棚からぼた餅」みたいな人生だと感じております。(中略)
 ただ1つだけ自分自身に誇れることは、とりあえず「棚」までは自分で行ってみたことです。
  (中略)
 そして自分だったら、棚から何が落ちてきたら嬉しいのか。
 出た答えは「つぶ貝」でした(笑)。                  (引用終わり)

どうしてつぶ貝なのかは何も説明されてませんが、まぁそこくらいは唐突であっていいでしょう。
でも、とりあえず棚まで行ってみたというのは彼女の行動力の強さでしょうし
それが彼女が人生を切り開いていく強さの源なのだと思います。
また、そのような姿勢がボクも含めて彼女を応援したい気持ちにさせるんでしょうね。

 

このエッセイではイモトアヤコの子供の頃や珍獣ハンター誕生秘話やプロポーズ&結婚の話や
あるいは亡き竹内裕子やその他の芸能関係者とのあれこれなど書かれていますが
まぁここでその内容まで紹介するのはやめておきましょう。

そこで、本題とは関係ないですが、次のような書き出しのエッセイがあります。
                                    (以下引用)
 先日、母校の小学校の創立50周年式典に卒業生としてサプライズ参加してきた。
                                   (引用終わり)

へぇー50周年かぁ結構歴史があるんだねぇ、なんて一瞬思ったけど
そういえばボクが通ってた小学校ってボク自身がもうすぐ還暦なんだから50年は越えてるよな
じゃぁいったい創立何年くらいなんだろうか? と面白半分に調べてみました。

そしたら、なんと1873年(明治6年)創立と全国的にみても相当に歴史のある学校でした。
日本初の小学校開校が1869年ですからそこから遅れること4年というのは早いですよね。
その小学校の辺りは、江戸時代からの城下町でも交通の要所でも商業地域でもなく
ボクたちが生まれる10年くらい前まではほとんど人が住んでないようなド田舎だったはずなのに
そんな昔から小学校(に相当する学校)が存在していたなんてちょっとした驚きです。

それに、そうなるとボクが小学生として在校中には創立100周年になっていたはずなんですが
果たしてそんな創立100周年記念行事なんかあったかなぁ、まったく記憶にございません。
Wiki.の記述によれば、出身著名人としては中日ドラゴンズの投手がただ一人だけ書かれてました。
その以前には有名芸能人はいなかったでしょうからお祭りのようなサプライズ行事は難しいですね。
そういう意味ではイモトアヤコの出身小学校はラッキーですよね(笑)

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