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新書「血液型と免疫力」藤田紘一郎著を読了

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宝島社新書の「血液型と免疫力」藤田紘一郎著を読みました。
ボクの血液型はO型なので帯に大きく書いてある「なぜO型は新型コロナに強いのか?」に
目が留まったわけですが、新型コロナにO型が強いこと自体はかなり早くから言われてましたし
それ以前から(確か現役時代から)O型は病気になりにくいと言われていたのを知ってましたが
その理由はあまり正確にというか具体的には理解していませんでした。

血液型と様々な病気へのかかりやすさなどについてはまだまだ分かっていないことも多いのですが
この本ではそこのところについてかなり具体的に科学的に説明をしてくれているものになります。
そして、血液型別の食生活などの注意点などについても言及されています。

また、日本で盛んに流布されてる血液型別性格診断についての科学的な解釈もされています。

 

本書の「はじめに」では新型コロナ感染について以下のように書かれています。
                                  (以下引用)
 O型は感染しにくく、重症化もしづらい
 A型は他の血液型と比べて感染しやすく、入院日数も長くなりやすい。(引用終わり)

もっとも、O型がもっとも感染しやすいと言われてたこともありそれを信じた人も多いようですが
それは欧米で猛威をふるっていた時期、欧米ではO型の人が人口割合で多くいるので
全世界で感染者や死者を合計するとO型が多くなったということであって
同一地域ごとに血液型別人口比に対する感染者と重症者をきちんと統計的に調べると
上記のようにO型が感染も重症化もしにくくA型がかかりやすく重症化しやすいと分かったそうです。

まぁ、故・志村けんも重症化した石田純一も野々村真もA型のようですからねぇ。
といっても故・千葉真一はO型ですから血液型だけで決まるわけじゃないのが現実でして
故に、O型の人は感染しないとか死なないというわけでないので少し差があるというくらいです。
だからO型のボクもそれで安心だとか故にワクチン打たないというわけではないのですが
それがどのようなメカニズムや理由でそんな有意差が出てくるのかに純粋に興味が湧くわけです。
なのでこの本を読んでみたわけですけどね。

ここで詳細にそのメカニズムの紹介をすることは割愛させていただきますが
細菌なども含めた生物はそれぞれA型物質やB型物質あるいは両方をもっていて
A型の人は抗B抗体を、B型の人は抗A抗体を、O型の人は抗A抗体と抗B抗体の両方を、
そしてAB型の人は抗A抗体も抗B抗体も持ってないそうです。

ただ、微生物はA型の方が多いのでAB型に次いで抗A抗体を持っていないA型の人が弱くて
逆に抗A抗体も抗B抗体も両方持っているO型が免疫最強となるということだそうです。
つまり、O型>B型>A型>AB型の順ということになるそうです。
しかし、ここまでは細菌の感染症の話であって新型コロナはウイルス感染症なので話は違います。

 

新型コロナに対してはまだよく分かってないみたいなのですが
ACE2(アンジオテンシン転換酵素)という肺に多くあるたんぱく質の関与が考えられていて
                               (以下引用)
 実は、O型とB型がもつ抗A抗体には、新型コロナのACE2が結合するのを、
ある程度邪魔する働きがあるのではないか、ということがわかってきました。
                              (引用終わり)

また、新型コロナの重症化では肺炎だけでなく血栓症の発症も問題となっているのですが
O型の人はフォン・ヴィレブラント因子と呼ばれる血液凝固因子が3割ほど少ないので
血が固まりにく血栓を起こしにくいのだそうです。
なので新型コロナに有利なのですが、一方でこんな恐ろしいことも書かれています。
                               (以下引用)
 東京医科歯科大学の高山渉特任助教授らが発表した論文によれば、「重いけがで
救急搬送されたO型の患者は、それ以外の血液型に比べて、死亡率が2倍以上高
い」といいます。
 O型の血液は他よりも固まりにくく、大量出血すると止血しにくいためです。
                              (引用終わり)

うわ、O型には怖いデータですね。2倍以上というのはコロナ重症化の差以上の大きな差です。
これで抗血液凝固作用のあるバッサミン(アスピリン)を飲んでいた時には
確かになかなか出血・脳内出血も止まりませんでしたから本当にヤバかったですね。
解熱鎮痛薬のバファリンなども同様なのであまり服用しないようにしなくちゃ。

もっとも、この本の後半に出てくるようにO型の潜在的な性格に無鉄砲なところがあるから
同じような重いけがでもよりO型の人の方が酷くて死亡率が高い可能性もありますけどねぇ。
まぁいずれにしてもO型の人は感染症より事故に気を付けろってことですかね、ハイ。

なお、コロナワクチンの副反応については血液型による違いは今は何も分かっていないとのことです。

 

それから、O型は感染症に最強なだけでなくがんにもなりにくく、さらに
糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞、肺炎、結核、梅毒、リウマチなどにもかかりにくいらしいです(喜)
しかーし、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、コレラ、ペストなどにはかかりやすいそうです。
コレラ、ペストはちょっと身近な病気とは感じられなくなってしまってますが
胃潰瘍とかは今までは無縁なボクとしてはちょっと意外に思えてしまいましたね。

(以下引用)                            O型の
人は、乗り越える壁が高いほど、どうにかして乗り越えてやろう、自分が勝者にな
ってやろうとの思考回路が働きます。つまり、負けず嫌いというわけです。
                              (引用終わり)

それが強いストレスになってストレス耐性が強いO型でも胃潰瘍になりやすいのでは?
というのが著者の考察らしいです。
確かに若い頃はボクも負けず嫌いのところがあったなぁとも思いますが
そんなものはもうとっくにどこかに捨ててしまったのでボクは胃潰瘍にはならないかな(笑)

O型にはアスリートや総理大臣が多いなんてことも書かれていますが
そんなものになりたいと夢にも思わなかったボクですし今や悠々自適の身ですから
やはりひとくくりにO型と言っても身体も性格も人生も人それぞれってことですわな。

 

なお、人類の血液型の派生というか歴史については次のように書かれています。
                               (以下引用)
 初め、人類の血液型はO型でしたが、農耕民族からA型が生まれ、遊牧民族の一
部からB型が生まれました。さらに彼らの混血の結果、1000年ほど前にAB型
が現れたのです。                      (引用終わり)

つまりO型のボクのルーツは狩猟採集民、日本列島ということだと縄文人ですかね。
まぁ確かに弥生顔よりは縄文顔ですけど、でも体毛は薄い、でも天然パーマ……
まぁ日本人なので縄文人と弥生人の混血でどっちに分かれるものではないですな。

ただ、でも血液型によってルーツがそれなりに異なり
故に食生活も異なるから腸内細菌なども差がでてその結果免疫力にも違いがでるのでしょう
その免疫力の違いが性格にも差を生んだり社会制度の違いも性格の違いにも影響はしたのでしょう。
もちろん血液型、しかもABO式血液型ですべてが決まるものではなくて
特に性格などは後天的な環境要因の方がはるかに重大な影響を及ぼしているのでしょうけどね。
とは言ってもやっぱり面白い内容の本でした。

 

なお、ボクがO型なのでこの記事ではO型のことばかり紹介しましたが
本書ではもちろんO型だけでなくA型、B型、AB型についても同様にいろいろ書かれています。
ちなみに、著者はA型とのことでした。

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