珍カップ麺「ラッポキ」＆「チャプチェ」を実食

ドン・キホーテで幾つかの韓国製カップ麺と同じ並びで売っていたので
てっきり韓国製だと思って物珍し気分で買って来たカップ麺です。
 
ＳＳＢ（エスエスビー）・Mukbangの
左：「もちもち食感と旨辛麺がくせになる ころころ旨辛ラッポキ」／　右：「野菜チャプチェ」
どちらも税別１９８円とそこそこの値段でした。

で、製造メーカーのＳＳＢは韓国企業ではなく日本の企業で千葉の工場で作っているようです。
Mukbangというのがブランド名なのかシリーズ名なのかまったく不明なのですが
言葉そのものは「モクハン(モクバン)」と読む朝鮮語で「大食いライブ放送」ってな意味だそうです。
この商品は大盛りでもなくむしろ内容量は少なめと言えそうですし
ライブ放送とかネット配信とか関係なさそうなのでちょっとチンプンカンプンです。
もし、知っている人がいたらコメントかメールで教えていただけるとすっきりします<m(__)m>

先ずはラッポキから作って食べてみますか。
とその前にラッポキって何？　トッポギなら聞いたことがありますが……
ラーメン＋トッポキ（トッポッキ、トッポギ）でラッポキだそうです。
となると、力(ちから)ラーメンもしくは餅入りラーメンってことになるのかな。

 
先入れのひょうたん状の餅と後入れの粉末ソースの２つの小袋が入っています。
麺はあらかじめ器の中に入っていて具はありません。
ちなみに、麺はベトナム製造で餅は米国産､､､ではなくて米(国産)と表示されています。
そして、戸惑うのは熱湯を入れるのではなく水を入れて電子レンジで温める仕様となっています。
水の量は適当に餅が浸かる程度と書かれていて何ccとか内側の線までとか指定はされていません。

 
それで、電子レンジで５００Ｗ・４分３０秒加熱することになっています。
けど水の量によって加熱具合には差が出てきそうですよね。
その割に「＊温め過ぎると容器が破損する恐れがあります。」と物騒な注意書きがあります(怖)

さらに仰天なことにこれは汁ありラーメンではなくて湯切りする焼きそばだったということです。
しかも日本製なのにパーシャルオープンなどの湯切り口は一切設定されてません。
電子レンジ対応とするにはパーシャルオープンの構造は技術的に採用できないのかも知れませんが。

しかもさらに、
「蓋を取り粉末ソースと絡むよう、少し(大さじ一杯程度が目安)お湯を残して湯切りする。」だとさ。
大さじ一杯程度入れるならまだ分かるけど湯切りしながら大さじ一杯程度残すって無理だってば。
そりゃぁ危険だと判断してザルを使って軽く湯切りして終わりにしましたよ。
粉末ソースをかけて混ぜて完成です。

 
お餅が入っているとは言え、内容量９１ｇ(麺４５ｇ)１８６Ｋcalで汁なしですからこれっポッチです。
※キロは国際単位系の接頭辞ですから“ｋ”と小文字で書くべきですがこの商品の成分表示には
　このように“Ｋ”と大文字で表記されてましたので、このブログでもそのまま記載します。
　誤記なのかもしれませんが法律で義務付けられているものなので正確に表示して欲しいですね。

ひょうたん型のモチはそれこそモチモチしていて愉しめますが
麺はソースにくっついて麺としての食感が完全に失われています。
味付けは甘辛で個人的にはやや甘過ぎですけどおやつ感覚で食べるにはちょうど良いかも。

では、次はチャプチェ。当然ながらチャプチェとは何ぞやからですが。
チャプチェは漢字で書くと雑菜だそうで、春雨と野菜・シイタケ・タケノコ・牛肉などを
ゴマ油で炒めて甘辛く味付けした朝鮮料理とのことです。

 
春雨、先入れの乾燥具材、後入れの液体のソースの３つの袋からなっています。
ちなみに、春雨はチャイニーズ(中国製造)ということになっています。
これも水を適当に入れて電子レンジで５００Ｗ・３分加熱するとなっています。
そして、これも湯切りするのですが湯切り口は設定されておりません。

ただ、こちらは「箸で蓋を押さえ湯を捨てる。」と書いてあります。
箸で蓋をしっかり押さえちゃうと湯切りできないので
春雨と具材をシンクにダバァしないように箸の押さえ具合を微妙に調整して湯切りしろと。
そんな火傷のリスクもあるようなことやるか！ということでこれもザルを使いました。

 
これまた、これっぽっちの量かよ～という感じで
内容量５８ｇ(麺量不明)、１７５ｋcalと本当に量は少ないです。
※ただし、単位は正確に表記されてました。

 
春雨は完全にダマになってひと塊となってしまっていて、食感もくそもないです。
味付けは甘辛でちょうどいい加減ですけど春雨がこれではデンプンの塊を食べているだけですね。

いやはや、ＳＳＢというメーカーはカップ麺を作り慣れていないからなのかも分かりませんが
日本メーカーなのに安全性の配慮やおもてなし精神がこれっぽっちも感じられず
味とか食感以前の問題が深刻なメーカーだということが分かったことが唯一の収穫ですかね(-_-;)