紙粘度製クラシックカー模型@手打ち蕎麦・岡福亭
桐生市内の蕎麦屋さんにて紙粘土製のクラシックカー模型の展示をしているという情報を目にして
紙粘土製ということでは以前に前橋市のこの展示会やクラシックカーイベントにて鑑賞していて
もしかしたら同じ人の作品かもと思いつつも事前に調べるのも面倒だったのと
蕎麦屋さんで展示会となるともっと個人の素朴な趣味に近いもののような気がしたし
なにより蕎麦屋さんで展示するというその風変りな感じが面白そうだったので見に行ってみました。
桐生市の市街地なのに一本路地に入ったところに佇まいのいい古民家風の蕎麦屋さんがあります。
古民家といっても大広間があるような家ではなく襖で仕切られた小部屋が幾つもある造りです。
きちんと手入れされた庭もあってなかなか風情のあるお店ですね。
店名は「手打ち蕎麦・岡福亭」で、月火休みとなっています。
ちなみに、模型展示は今月いっぱいとのことです。
隣には「ギャラリー岡福亭のこぎり」という倉庫風ビルがあり
そこで模型展示してるのかと予想してましたが、蕎麦屋の店内そのものへの展示でした。
店の入り口、というか民家の玄関や店内の各小部屋にばらばらに展示されています。
入店して玄関の左画像の左側にあるコックピット部分の模型を見て
あぁやっぱり以前に見たのと同じ人の作品だと確信しました。
熊田憲明さんといういう方ですね、作者は。
調べたら群馬県在住ではなく埼玉県川越市の方でしたか。
各部屋にばらばらに展示されてるので先客がいると模型を観に歩きまわるのは憚られますね。
純粋に蕎麦を食べにきていて模型に興味のないお客さんにとってはいい迷惑になりますから。
幸いにボクが来店した時には先客は一人だけでボクより先に退席してくれたので
いちおう全部じっくり鑑賞することは出来ましたけどね。
それにしても、これらは紙粘土製ということで先日のバルサ製フェラーリ模型とは
いい意味で質感が対照的で面白味があります。
バルサ製はやはり軽さが感じられるしその故にフェラーリらしさが際立つのに対して
こちらは重厚感がありかつクラシカルな味わいが強くなっていると感じます。
まぁそういう先入観で見ているからなのかもしれませんけど……
そういう意味では、左のメルセデスベンツSSKなどは最も紙粘土製の良さが感じられる逸品です。
また、中のはそのSSKのエンジン模型ですが
これも精緻な感じ(模型としてではなく実物)よりも重厚で迫力ある雰囲気がよく出ています。
逆に右のミニ・クーパーとなるとちょっと実車の軽快感が表現しきれないのかなとも思いますが。
さて、当然の流れですが、ここでお蕎麦をいただきました。
季節限定の「すだちそば」税込1350円です。
初めての蕎麦屋さんでいきなり変わり蕎麦というのは少し抵抗がありますが美味しいそうだったのでね。
蕎麦は二八で更科に近い感じで星もほとんどないので蕎麦の風味は弱いですが、
というよりすだちの香りや酸味が強いので蕎麦の風味はあっても負けてしまうでしょうが
とてもコシがあってシャキッとしたエッジ感も強い独特な食感の麺になってます。
それをかなり酸味の強い、でも塩味が抑えられたすっきりしたぶっかけ汁で味わうわけですから
これまた独特かつ蒸し暑いこの時期にはもってこいの美味しいお蕎麦となっていました。
量はやや少なめなのでガッツリ食べたい派には少し物足りないかもしれませんが
蕎麦屋の風情も含めて満足な一杯かつゆったりしたひと時を楽しむことが出来ました。
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コメント
またまた面白そうな催しですね
桐生のお蕎麦屋さんで今月一杯、行くのはちょっと厳しそうです
制作者さんのホームページを拝見しました
存在感が素晴らしいですね
販売もされているようですが、アルシオーネの実車が買えそうなお値段ですけど
投稿: 五条銀吾 | 2021-07-07 20:30
>五条銀吾さん
そうなんですよね、結構なお値段なんですよね。
ドンドン作ってバンバン売って……という感じではなくて気に入ってくれれば売りますよっていう値付けですかね。
その割には展示品には全て値札が表示されているのはちょっと商魂が出ていますけど(汗)
投稿: JET | 2021-07-08 05:19