五色そうめんの「7色そうめん」を全色食べてみた
もうずいぶん前ですが、この時にスマーク伊勢崎のヴィレッジヴァンガードで見つけて
面白そうだというだけで買ってみたそうめんを今さらながら茹でて食べてみました。
まっそうめんは熟成した古物の方が美味しいとも言われてるし梅雨~夏が季節ですしね。
全然そうめんっぽくないパッケージですね。
「五色そうめん いろいろそうめん 7色」、税込1080円とそれなりの値段です。
クレヨンなどにみたてているのでしょうが
「※文字や絵はかけません。あくまでも『そうめん』です。」と但し書きされてます。
そうめんというと播州そうめん(揖保乃糸)、三輪そうめんなどが有名ですが
五色そうめんというのは名前は聞いたことはありましたけど今まで食べたことはなかったです。
本当に5色に色着けしたそうめんなので五色そうめんと呼ばれたのですね。
なのに、この商品は7色もあるのはこれ如何に? ですけど。
中にはなぜか白紙のメモ帖が入っています。
メモ帖というより小さな画用紙的に盛り付けイメージを絵に描いてみようという意図でしょうか。
そう、7色のそうめんを使って盛り付けで絵を描きましょうって説明書きされているのです。
ただ、そのためには使用する何色かを同時に茹でなくてはいけません。
同時に茹でながら、色が混ざらないように色ごとの束をタコ糸で束ねて茹でろとなってます。
そんな面倒くさいことしてらんねぇよ(汗)
というわけで、一色づつ、つまり一束づつ、100均グッズを使ってレンチンで茹でました。
推奨茹で時間は2分となってますが、レンジを使うので短めの1分40秒としています。
もちろん、一色づつなので絵は描けませんからそのまま食べるだけですし
一束50gなので一人前の100gには2束続けて茹でていかないといけませんし
そうめんは100gじゃ物足りないので茹でては食べてを繰り返していくことになりましたね。
では、7色それぞれのざっくりした感想を備忘録として記しておきましょう。
あっ、いちおうそうめんつゆは創味のつゆ(濃縮タイプ)として常に一定の濃度を保つようにし
味や香りの強いみょうが、生姜、わさびなどの薬味は避けて乾燥わけぎだけとしました。
もっとも、五色そうめんは基本は着色が目的でしょうから色によって味や香りは大差ないでしょうが。
最初は無色、というか白。というか、すこしクリーム色っぽいですがまぁ普通のそうめんです。
揖保乃糸よりは若干太めだけどツルっとしていて美味しいですね。
これを基準にして以降比較していくことにしましょう。
次はゆず。中華麺みたいな色合いですね。柚子の香りも特に感じられません。
麺はややコシが強くなった気がしますし、
口に入れてしばらくすると柚子の香りと微かな酸味が感じられて爽やかでいいです。
3番目はいよかん。さらに黄色が強くなって中華麺を超えてます。香りも特になし。
これも少しコシが強くなっている気がします。
口に入れると途端に柑橘系の香りが広がり、果汁の甘味と微かな酸味が感じられます。
4番目はごま。これはパッと見では蕎麦ですかね。香りも特にないので質感含め蕎麦と違いますが。
食べてみても、麺の食感はあまり変わらないし意外にも味も香りも違いがなかったです。
ゴマ油が入っているわけではないのであまり違いが出ないのかもしれないですね。
5番目はまっちゃ。これまた茶蕎麦って感じ。微かに抹茶の香りがしなくもない。
食べるとコシが強い。一番強くなってるかな。味はあまり分かりません。
まぁ茶蕎麦でもそんなに抹茶の風味を強く感じるものはないのでこういうものなのでしょう。
6番目はくちなし。青色の料理は食欲減退させるというけどそれは食べ慣れてないからだそうです。
くちなしってどんな香りなのか味なのかまったく想像できないのですが
それもそのはずで漢方薬で少し食べられることがあっても普通に食材にすることはほとんどなく
もっぱら着色用として実が使われるらしいです。
しかも、実をそのまま乾燥させて使うと黄色に着色し、発酵させると青色に着色するんだそうです。
というわけで実際に食べてみても特に味も香りも感じませんでしたが
面白いことに麺肌はツルッツルになってそうめんらしい食感としては一番良かったです。
最後はうめ。予想よりショッキングピンクに近くてどぎつい見た目ですが香りもしっかり主張してます。
食べてもこれだけは明らかに酸味が強いです。食感は少しコシが強くなった程度ですが。
と梅以外はさほど大きな差はなかったというあまり面白くない結果となってしまいました。
それに、普通のそうめんでもつゆに梅干しや市販の練り梅を加えれば似たような風味が得られるし
柚子やいよかんなども同様のことが言えそうですから、
やはりこれは色そのものを楽しむ、そして盛り付けで楽しむというものなのでしょうね。
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