一平ちゃん焼そば「山葵×わさび 醤油味」を実食
明星食品・明星の一平ちゃん 夜店の焼そばの
「刺激の山わさび 香りの本山葵 山葵×わさび醤油味 わさびマヨ(特製マヨ)付」を買って食べてみました。
「2種のわさび入りふりかけでツ~ンとくる辛さがうまい」のだそうです。
さらに「イラストは味のイメージです ふりかけに本わさび葉を使用しております」とのことで
「辛味が強いので注意してお召しあがりください」との注意書きもあります。
スーパーマーケットのベルクで税別118円でした。
“山葵(わさび)”と“わさび”がどう違って掛け合わされているのかボクには分かりませんでした。
どうやらここでは“山葵”は本わさびを、“わさび”は山わさびのことを指しているようです。
山葵をワサビと読むことは知ってましたけど、山わさびを山山葵とは書かないんですね。
そもそも、本わさび、山わさびって何が違うのか、単なるわさびの種類の違いなのか?
そんなことすら知らないボクですから、恥ずかしながらちゃんと調べてみました。
先ず、“山葵”。わさび、本わさびともいい、渓流や湧水などで育つアブラナ科の植物で
本来、日本でわさびと言えばこれを指すのだそうです。ボクもそのように理解してました。
ちゃんとした店で鮫皮のおろしなどとともに出てくる緑色の根茎は確実に山葵なわけですね。
一方、“山わさび”は西洋わさび、わさび大根、馬わさびともいい、こちらもアブラナ科の植物ですが
北海道などの山で自生もしているけど大半は畑などで栽培されているのだそうです。
すりおろすと緑色ではなく白色ですが辛味は山葵より1.5倍ほど強く
その辛さも山葵のようにツーンとくるけどやや大根の辛味に近いものなのだとのことです。
また、欧米ではホースラディッシュ(馬わさびはここから)やレフォール(フランス語)と呼ばれ
ローストビーフの薬味などに重宝されるものだそうです。
あぁ、それなら知ってますよ。やっと頭の中で繋がりました。
ただし、山わさびは山葵より非常に安価で辛みが強いということもあり
チューブ入りタイプのワサビでは山わさびを使っているのがほとんどなのだそうです(驚)
その中でもわざわざ“本わさび”などと謳っているのは少しだけ山葵を入れているだけだそうです。
でも、スーパーで売ってる刺身や惣菜の寿司のパックに入っている小袋のワサビは
原材料表示で本わさび、西洋わさびの順になってたので本わさびの方が多いみたいですけどね。
ちなみに、葉わさびというのは本わさび(山葵)の茎や葉のことを言い、
わさび菜というのは からし菜の変異種とのことで本わさびや山わさびとは全くの別物とのことです。
そんなわけなので、この一平ちゃんでは能書きを読む限りでは
ふりかけに山わさびの他に本わさびの葉も使っていてマヨにも(たぶん)山わさびを入れているのでしょう。
原材料表示を見ても、ソースに粉わさび入り半固体状ドレッシングの文字があるのと
ふりかけの中に粉わさび調味料とあり、その中に西洋わさび粉末、最後に本わさび葉と書かれてます。
そして、一平ちゃんのワサビ味は今までも幾つも商品化されていてボクも食べてますが
中でも昨年食べたこの「超わさび」は強烈な刺激でむせまくり敗北したという痛い経験があります。
こちらは超ではないけど2種のWわさびですからどっちが辛いのか分かりませんので
十分に注意して作って食べてみることにしましょう(笑)
後入れの液体ソース、後かけのふりかけと特製マヨの3つの小袋入りで
乾燥具はあらかじめ麺といっしょに器に入れられています。
熱湯3分で湯切りと標準的な時間となっています。
具はキャベツだけですがふりかけにゴマ、海苔などが多めですかね。
液体ソースを入れた段階でわさびの香りがしたので少しは成分が入っているのでしょう。
逆にふりかけや特製マヨをかけた段階でわさびの香りが強まった感じもしませんでしたし
完成の状態で口や鼻を近づけてもヤバそうな強い刺激はほとんど感じられませんでした。
用心して食べてみると、むせるようなことはなく鼻ツーンも酷くなく啜って食べれました。
けれど、いい気になって啜りまくって食べているとどんどんとワサビの刺激が蓄積されて
ひと呼吸置かないと耐えられなくなってきます。
最初からガツンと鼻に来るような辛さではなくジワジワ来て後を引くような辛さです。
このような辛さが2種類のワサビによるものなのか、さらには本わさびによるものなのか、
その辺のことはこれを食べてる限り2種のワサビの違いを判別できなかったし
正直そこまで本わさびが入っているわけでもないのだと思います。
それよりもワサビの辛さは揮発性のものですから本来あまり後を引くことのないもののはずです。
特に温かい麺では揮発しやすくなりますから余計に辛さは持続しないはずです。
それをこの本で知ったようにシクロデキストリンというのを利用して揮発を抑えてるわけで
その揮発のコントロールが絶妙になっているということなのかもしれないですね。
おそらく液体ソースにもワサビは使われていると睨んでますが
液体ソース、ふりかけの2種のワサビ、そして特製マヨ、
これら4つのワサビの揮発のコントロールがそれぞれ絶妙に調和している感じです。
麺は縮れの強い硬めの細麺でボクの好きなものですし
ベースの醤油味もすっきりしていてキレもあり
どちらもワサビの辛さとマッチしていてとても美味しく刺激的な一杯でした(^O^)
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