装甲娘でお馴染み(?)のサンポー食品の九州ラーメン3種を実食
スーパー・ベイシアで一気買いした地方生産レアもの(その地方ではメジャーかも)のカップ麺ですが
今回は、佐賀県三養基(みやき)郡基山(きやま)町に本社のあるサンポー食品の3種類を紹介します。
サンポー食品ってのも、三養基郡ってのも、基山町ってのは初めて耳にした言葉です。
そもそも、佐賀県ってのがお笑い芸人のはなわ(とナイツ塙)くらいしか思い浮かばないですから(汗)
まぁ、ボクが(たぶん)佐賀県に一度も足を踏み入れていないからそう感じているだけでしょうけどね。
ちなみに、長崎、宮崎、島根、沖縄もボクは未踏の地ですけど。(たぶん)
左:ぐるり九州麺 福岡県博多九州産高菜100%使用高菜とんこつラーメン胡麻油で炒めたシャキシャキ高菜
中:ぐるり九州麺 長崎県 とんこつと魚介の旨味スープ 長崎ちゃんぽん 5種類の彩り具材とコクのあるスープ
右:九州とんこつ味 焼豚ラーメン 変わらぬ美味しさ、いつまでも。
高菜とんこつと長崎ちゃんぽんはそれぞれ税込159円で焼豚が税込149円でした。
なお、ウィキペディアでちょいと調べてみると、
サンポー食品は九州ではマルタイと並ぶほどのトップメーカーということです。
マルタイのカップ麺も先日食べましたけど北関東では滅多に見かけないわけですが
マルタイ棒ラーメン(乾麺)は結構メジャーな印象ですね。買ったことないですが……
サンポーも似たような棒状ラーメンを出しているようなので九州ではガチ勝負してる企業同士ですかね。
そして、サンポーというのは元は三宝(みたから)だったのが言いにくいのでサンポーにしたそうです。
創業1921年だそうですから老舗ですね。
「ぐるり九州麺」というご当地シリーズのようですがここでも佐賀県名物がないのが残念なところです。
サンポー食品の中では「井出ちゃんぽん」というのが佐賀県にある実店舗のカップ麺版みたいですが
それとて長崎ちゃんぽんとの違いは特にないようで佐賀県をアピールできてないようですね。
一方で焼豚ラーメンも九州とんこつ味を謳いながらも「ぐるり九州麺」シリーズでないのが謎ですね。
これだけはぐるり九州麺シリーズが出来るより前から販売されていた定番商品なのですかね。
どうやら「焼豚ラーメン」として別のシリーズ展開されているみたいです。
そして、これがTVアニメの装甲娘戦記に登場していたカップ麺とのことです。
観ていたときにはカップ麺食べてる場面は覚えていても銘柄までチェックしてませんでしたけど……
サンポー食品は装甲娘戦記のプロモーション協力という立場となっていたようです。
だからなんだと言われてもそれ以上の話はありませんけどね(笑)
まずは高菜とんこつラーメンです。
先入れの粉末スープ、後載せのレトルト辛子高菜、そして後入れの調味油の3つの小袋入りです。
粉末スープの中にはコーン、ねぎなどの乾燥かやくも入っています。
湯戻し時間は2分とやや短くなっています。
とんこつにしては案外白くなく透明度がありますがそれでも高菜とのコントラストのある見た目です。
麺はほぼ丸断面の中細で縮れは強めなので博多とんこつラーメンって感じの麺とは違いますし
それ故にバリカタでもないし芯のある硬さはないけどそれでも一本一本のしっかり感じられる食感です。
麺の表面に張りがあるような印象で、縮れで麺全体のコシ感とスープとの絡みを確保してる感じです。
そのスープは円やかなとんこつ味で臭みもなくなかなか美味しいです。
また、具の高菜はレトルト具ということで存在感もあり味も食感も
他のカップ麺では味わえないような感動が得られますね。
なお、辛子高菜となってますけど特に辛くはなかったですが
中の鷹の爪そのものはかなり辛いので苦手な人は避けた方がいいかもですね。
これで普通のカップ麺と同じような値段みたいですからから満足感の高い一杯と言えるでしょう。
次は長崎ちゃんぽんです。
先入れの乾燥かやく、先入れの粉末スープ、そして後入れの調味油の3つの小袋入りです。
こちらは湯戻し5分とかなり長くなっています。
麺に埋もれてしまった具もありますが、思ったほど具だくさんに見えませんね。
実際に乾燥具から期待したほどの具ではありませんでした。
またスープの色も薄茶がかってますけどわずかに透明度もありちゃんぽんらしさは薄いです。
麺は丸断面の中太で縮れは強くてプクッとした食感はあるものの
スープとの絡みはあまりよくない印象で
それ故かスープそのものはかなり濃いめで少し甘ったるい味付けと感じました。
それなりにバランスしてますけどちゃんぽんらしい野菜などの具の旨味は控えめなので
ちょっと期待外れという気持ちがでてしまいました。
値段なりに美味しくいただけましたし普通のカップ麺より具だくさんなのですが
長崎ちゃんぽんとしてはあまり特徴がなく他メーカーとの差別化がないかなとね。
もっとも地元九州では別に差別化をする必要はないのでしょうけど。
最後は焼豚ラーメンです。
先入れの粉末スープ、焼豚のかやく、後入れの調味油、後載せの紅しょうがと4つの小袋の構成です。
湯戻しは熱湯3分と標準的です。
個人的には紅生姜はあまり好きではないのですが彩としては映えますね。
チャーシューにもさほどありがたみを感じないのですがまん丸のいかにも加工食品という形ではなく
三日月型というかハート型というかまぁちょっとヒネリがあって見た目は独特です。
麺は丸断面の細麺でそこそこの縮れのあるものですが硬めでモショモショ感があります。
いわゆるバリカタストレート麺ではないですがカップ麺としては九州とんこつらしいです。
スープもクリーミーなとんこつらしいものですが臭みや雑味はあまりなく美味しいです。
ただ胡椒はやや強めかな。
紅生姜はあまり好きでないと書きましたけどこのくらい濃厚クリーミーなとんこつ味だと
この紅生姜がいい働きをして後味をきりりと引き締めてくれますね。
チャーシューはやはり哀しいくらいペラペラのものですけど意外と肉らしい味があり
全体としてこの値段でこの味のカップ麺なら具のひとつとして存在しても良さがありと思えます。
それでも今回の3種の中ではリピートするなら高菜とんこつラーメンがいいかなと感じましたね。
少しだけごまラー油を垂らしてピリ辛にすると病みつきになってしまうかも。
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