« 撮影ブースキットを買ってみたけど…… | トップページ | 日清、エースコック、明星のわかめラーメン食べ比べ »

新書「環境問題の嘘 令和版」を読了

B210124_1 
MdN新書の「環境問題の嘘 令和版」池田清彦著を読みました。
令和版と書いてあるだけに、2020年10月発行のまぁ新しい内容の本です。

著者の本はこちらの「生物学ものしり帖」を前に読んでいますが
そのことからも分かるように著者は生物学者ということですから
地球温暖化や気候変動などの専門の科学者というわけではなさそうです。
逆に言えば、それらの専門家ではないから今の通説とは違ったことが発言できる立場の人とも言えます。

 

「はじめに」には以下のようなことが書かれています。ちょっと長くて恐縮ですが。

(以下引用)    環境問題は人間の活動によって引き起こされた不都合のことだが、何
をもって不都合と考えるかは人によってあるいは時代によって変わる。  (中略)
 環境問題の解決策が資本主義と決定的にバッティングしない限り、解決策は法律になっ
たり、条例になったりして日の目を見るが、資本主義とバッティングする時は、うやむや
にされることが多い。  (中略)
 行政が一番熱心に進める環境問題への対策は、資本が儲かる対策で、その最たるものは
気候変動に対する対策である。  (中略)
 ところが、幸か不幸か、CO2をあまり排出しないエネルギー源があり、資本主義は、
化石燃料に固執するよりも、新エネルギーを開発して、人為的温暖化を抑制しているふり
をする方が、儲かりそうだということに気が付いた。かくして、人為的地球温暖化説は大々
的に報じられ、CO2を少しでも削減できると謳う技術の開発や使用は素晴らしいという
宣伝がなされ、CO2を削減するという大義名分のもとに、様々な法律が作られ、政府は
税金を投入して、関連企業の発展を後押ししたのである。(中略)
 人為的地球温暖化論は実証されたわけではなく、いまだ一つの仮説に過ぎないのだけれ
ども、これが正しいという前提のもとに一度システムが立ち上がってしまうと、ネガティ
ブなエビデンスが出てきても、システムが潰れると困る、人為的温暖化論にディペンドし
ている企業、省庁、学者は、自分たちの主張に不利なデータは無視し、ときにはデータを
改竄してまで、この仮説を死守しようとする。NHKや朝日新聞といったマスコミも、人
為的温暖化論に有利なニュースしか流さないので、今や日本人の大半は人為的地球温暖化
を真理と信じて、税金をむしり取られている。こうなると環境問題が流行るかどうかのキ
モは、科学的な合理性があるかどうかではなく、このお題目で儲かるかどうかということ
になってくる。  (中略)    実のところはエコという美名のもとに短期的な利益
を追求していることに変わりはない。大義名分があるところではこれを振りかざし、大義
名分がない時にはマスコミともども批判をスルーして、とりあえず、グローバル・キャピ
タリズムの延命を図ろうとしているわけだ。
 しかし、AIがますます発達して、多くの労働をAIに任せられるようになると、資本
主義はクラッシュを余儀なくされ、新しいシステムを構築せざるを得なくなる。それにつ
いては、ぜひ本文を読んでいただきたい。バラ色の未来が来ることを願っているが、私は
もはやこの世の人ではないので、この目で見られないのは残念である。  (引用終わり)

もうこれだけで十分にこの本の概略が分かるかと思います。

 

ここ100年で全世界的に平均気温が上がったのは事実だしCO2濃度も上がったのも事実だけど
数千年、数万年……といった地球の歴史を見れば気温とCO2濃度に因果関係はないなど
人為的温暖化説を否定するような裏付けとかもこの本では書かれていますが、
それよりなにより真理は誰も分かっていないということを先ず理解しないといけないですね。
“無知の知”(ソクラテス)ということですね。

ボクなんかも地球温暖化が言われだした当初からなんだか胡散臭くてきな臭いと感じていましたが
かといってそれを完全否定できる材料を持ち合わせているわけでもないし
逆にあらゆるものを浪費しゴミを出しまくるのが良いという倫理観もないので
まぁ適当にお付き合いしていくのがいいのかな程度にしか思っていませんけどね。

なので、サラリーマン時代に「環境問題に対して取り組むことを環境カードに書いて」といわれて
「ボクはゲップを慎ます」と書きましたし(爆)、
エコカーに乗り換えるよりクルマの利用を控え自転車や徒歩にした方がいいし、
エコカー減税の矛盾を暴露したりもしているんですけどね(笑)
ましてや最近のなんでもかんでも人為的地球温暖化に結びつけるような論調には辟易しちゃいます。

 

他にもこの本では、新型コロナ感染も環境問題として論じられていますし、
エネルギー問題、ゴミ問題、食糧問題、人工増加問題など多岐にわたって論じられていて
最後は資本主義経済からグローバルキャピタリズム、そして未来のAI社会にまで話がおよびます。

著者の主張は、グローバリズムからローカリズムへシフトせよということで
まぁ早期リタイアして悠々自適をめざすボクとしても気持ちはそちらの方向に向いてますが
果たして世界全体がそちらにシフトしていくかというとこれまた難しいでしょうねぇ。
新型コロナ騒動がいいきっかけになると良いのですけど。。。

|

« 撮影ブースキットを買ってみたけど…… | トップページ | 日清、エースコック、明星のわかめラーメン食べ比べ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 撮影ブースキットを買ってみたけど…… | トップページ | 日清、エースコック、明星のわかめラーメン食べ比べ »