セコマ・オリジナルカップそば＆うどんを実食

 
前々回、前回と紹介したセコマ（セイコーマート）のオリジナルブランドとなるカップ麺を
酒のやまやで売っているのをみつけて一気買いしたものの最後の紹介となります。

前回までにカップラーメン６種類をすべて紹介しましたので
今回は残りの小海老天そば、道産昆布だしうどんを紹介します。
いずれも税別１１８円均一です。
なお、うどんの方はラーメンと同じくエースコックが製造していますが
そばだけは何故かカナヤ食品が製造しています。
カナヤ食品はＫＡＬＤＩで売ってた瀬戸内レモン塩ラーメンなどを製造してましたけど
ＫＡＬＤＩでも大半はサンヨー食品・太平食品ですからかなりマイナーなメーカーですかね。

では、さらりと紹介していきましょう。

 
まずは「小海老天 そば 鰹と煮干しの旨みだし」です。
小袋などはなく粉末つゆの素も具も麺といっしょにあらかじめ入っています。
熱湯３分で完成です。

 
玉子、揚げ玉、天ぷらなど嵩増しする系の具が多く表面を覆いつくし彩も良いです。
麺だけ引き上げて写真撮影したのが右の画像です。

麺は細く平らで縮れの強いものですが硬めで食感はまずまずかな、エッジ感とかないですが。
何故かカップ麺にしては意外と蕎麦っぽい風味があるように感じました。
もちろん、油揚げ麺でそば粉より小麦粉の多いなんちゃって蕎麦のはずなんですけど
原材料名をみるとヤマイモパウダーなんかも使われていてそれなりに面白い麺です。

つゆの味はやや濃いめ・甘めですが旨味もしっかりありかつ魚粉ぽさも適度で美味しいです。
具では小海老天は揚げ玉と見分けがつきにくくなってしまいますが
食べるとプリプリ感はないけど確かにエビの風味と殻の食感があり味わいがあります。
逆に言えば、小海老天があるのだから玉子や揚げ玉はなくても良かったかなとも思えます。

全体的にはなかなかレベルの高い一杯となっている感じです。

 
次というかセコマ・カップ麺の最後は「道産昆布だし うどん 旨みしみるきざみ揚げ入り」です。
これも小袋はなしで、熱湯３分で完成です。

 
こちらも玉子も入っていて彩もよくそこそこ具だくさんです。

麺は平らで縮れが強くうどんとしては細めで、さほどうどんっぽくないですが
やや硬めで麺肌つるりで食べると案外うどんらしく感じられます。
つゆの味はやや濃いめで甘めです。油揚げの油によってまったりした感じもでています。

そばもうどんもあまりカップ麺では積極的にチョイスしないボクですけど
今回の小海老天そばは麺の食感が少し独特でなかなか面白い存在だなと思いました。
というか、製造しているカナヤ食品がますます気になる存在になってきました。

というわけで、もう少し調べてみるとカナヤ食品（本社・千葉県旭市）は
サンヨー食品の協力企業ということになっていてサンヨー食品ブランドのカップ麺
（※太平食品はサンヨー食品のグループ企業、サンヨー食品そのものは工場を持たない）を
製造したりしているようですが、一部エースコックブランドのカップ麺も製造してるようです。
カナヤ食品としての独自ブランドはほぼないけど意外とたくさん製造してるみたいですね。

そして、エースコック向けに製造しているものの中に「まる旨 小海老天そば」という
似たような縦型カップそばが販売されてました。
結局は、セコマ・オリジナルカップ麺はすべてエースコックに任されていて
そのうちそばなど一部がエースコックからカナヤ食品に製造委託されているという構造みたいですね。

なので、ヤマイモパウダーを使うというのもエースコック製造のカップ蕎麦では常套手段のようで
この時に食べた「わさびおろしTHE和」でもヤマイモパウダー入りでした。
もっともこの時はわさびが利きすぎて麺の食感もほとんど味わえませんでしたけど。