サンヨー食品「明太とんこつ」&「明太チーズ」ラーメンを実食
サンヨー食品の「かねふく監修 明太とんこつ味ラーメン 博多明太子使用」(左)と
「かねふく監修 明太チーズ味ラーメン 博多明太子使用」(右)を食べてみました。
どちらもスーパーマーケットのとりせんで各々税別98円と安売りしてました。
明太子というとやはり「かねふく」がトップブランドなんですかねぇ。
本場の博多の人など明太子に拘りのある人だとどこの明太子が好みとか分かれるんでしょうが
ボクは拘りありませんしあまり詳しくはなかったのでちょいと調べてみると
かねふくもかねふく本社とグループ企業の東京かねふくに分かれてそれぞれ地域分担しているようで
二社を合わせると「ふくや」と1位、2位を争うほどのシェアになるらしいです。
めんたいパークなども運営しているので全国的な知名度は「かねふく」がダントツ感ありますが……
そうそう、コロナ収束したらめんたいパーク(大洗)も行ってみたいですな。
ちなみに、どちらの商品にもとても小さな文字で
「スープに使用している明太子パウダーに博多明太子を使用しています。」と書かれています。
明太子は加工品なので“博多明太子”ってのは博多、福岡辺りで明太子に加工されたものの意味でしょうが
かねふくは福岡以外にも愛知県常滑や茨城県大洗にも工場があるので
特別に博多明太子って区別する必要もないんじゃないかと思うんですけどねぇ。
しかも、博多明太子を使用しているのはスープに使用している明太子パウダーってことで
原材料名で確認するとスープの中の明太子パウダーは一番最後
つまり最も使用量が少ないものとして書かれているものでした。
一方、かやくにも明太子味付そぼろというものが使われていますけど
こちらは一番最初か二番目に書かれていてそれなりの使用量があると考えていいわけですが、
そちらの明太子は博多明太子ではないということになるんでしょうかねぇ。
なんかちょっともやもやする感じですな(笑)
とりあえず無難そうな(?)明太とんこつ味の方から食べてみましょう。
先入れの乾燥かやく、粉末スープ、それと後入れの調味油の3つの小袋が入っています。
粉末ソースの中にはプツプツと小さな赤い粉が見えますが
これが明太子パウダーなのかそれとも単に唐辛子なのかよく分かりません。
博多とんこつラーメンのバリカタ麺を意識しているのか、湯戻し時間は2分と短めです。
白いトンコツスープに明太子、ネギ、きくらげと具だくさんではないけど見映えはいいですね。
トンコツ臭はそれほど強くないです。というか美味しそうな匂いです。
食べても全然濃厚ではなくむしろさっぱりしているようにも感じます。
それでいてトンコツらしい旨みはしっかりありますし明太子のほどよいピリ辛がいいですね。
麺は中細のやや縮れが少なめで、バリカタではないけどプクっとしたハリのあるもので
食感も悪くないしあっさりめのスープとの絡みもよくバランスが取れています。
具としては明太子もいいアクセントになってますがキクラゲの食感が楽しいですね。
全体的には価格以上の美味しさと満足感のある一杯でした。
では、次に明太チーズ味の方を食べてみましょう。
こちらも先入りのかやく、粉末スープ、そして後入れの調味油という3つの小袋です。
粉末スープには粉チーズが入っているのでしょうけどそれほどチーズ臭はしませんが
調味油をかけたらかなり強烈なチーズ臭が漂いました。
先入れの粉末スープにチーズが多く入っていると湯戻しに支障があるからこうなるのでしょうね。
それから、こちらは湯戻し時間は3分と標準的となっていて上の明太とんこつ味とは違っています。
乾燥状態の麺を見た感じだと同じように見えたのですがどうなんですかね。
黄色がかったスープに明太子の赤が際立ちますね。こちらも見映えはいいです。
スープはチーズ入りなのでとろりと濃厚まったり系なのかと思っていたら
意外にも粘度も低く思ったよりも薄味でした。
それでもチーズの溶けたような油で少しはまとわりつくような感じと甘味を感じますけどね。
麺は上のと似たような感じで少し柔らかめになって優しい食感になった感じですが
好みからいうともう少し硬めの方がよいし、スープとのバランスでも硬めが合っているかな。
具は明太子の他はキャベツとネギで色合いは別とすれば存在感は薄いようです。
それより、不思議なのはこちらの明太子の方が明確に辛さを感じたことです。
チーズとの対比でそう感じたのかそれともチーズに負けないように辛くしてるのかどっちかな。
というわけで、こちらの明太チーズ味は個人的な好みとはちょっと違ってましたし
なんとなくチグハグでまだ完成してない創作ラーメンってな印象の一杯でした。
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