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別冊宝島編の「日本のタブー」を読了

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宝島SUGOI文庫の「日本のタブー 国を蝕む128の『聖域』」別冊宝島編集部 編を読みました。
ここでいう“タブー”は日本人が日常社会で触れたり口にしたりしてはいけないものではなく
ほとんどのメディアが報道したりすることがない組織や領域や物事であり
それ故に日本人の多くにあまり知られていないことという意味合いですね。

そのようなタブーが128個紹介されて解説されているという内容の本です。
まぁどの程度までが真相なのか、あるいは見方の違いなのか、
その辺は定かではないので鵜呑みは禁物でしょうけど。

なお、昨年末紹介した本も宝島SUGOI文庫でしたけど2冊続いたのは偶然で
こちらは2020年9月発行なので安倍内閣までですがまぁまぁ最新の話題が入っています。

 

面白いというかタブーなので笑えないのですが、気になったものを幾つか挙げてみましょう。

                                (以下引用)
神社本庁 (中略)
 神道とは天皇を祭祀王としていただく神社で、原則的に保守的な気風を持つ。神
社本庁自体、保守系市民団体・日本会議の有力構成団体だ。そのため第二次安倍政
権成立以降、露骨に業界として“安部応援団”と化してきたとの指摘が内外からあ
り、それに対する内部からの反発も一定程度はあると言われる。  (引用終わり)

この辺りは以前に読んだ「神社崩壊」に詳しく書いてあったのでまぁ知ってましたけどね。
そしてその神社本庁の構成団体である日本会議についても以下のように書かれています。

                                (以下引用)
日本会議  (中略)
 大手メディアにおいては一部例外(『東京新聞』など)を除いて、ほとんど触れら
れることがない『日本会議』。(中略) 海外では「ナショナリストの集団」「ナシ
ョナリストシンクタンク」などと報道されている。
 つまるところは、世界から見ると“極右組織”なのである。
(中略)引っかかる点としては、安倍晋三首相をはじめ、有力政治家が数多く参加
しており(国会議員242人が参加、成澤宗男著『日本会議と神社本庁』2016年・金
曜日より)、民間教育臨時調査会5人の副会長のうち4人が同会議役員であるといっ
たように、現実の政治・教育・行政に影響を及ぼしていることだ。さらに、それら
の事実を多くの国民が知らないことが問題である。        (引用終わり)

日本会議についてもこの記事で紹介したようにそれらに関する本で知っていたのですが、
思想の自由はあるので極右組織に入っていてその後ろ盾を得ていても非難されることではないけど
それを表に出さずに裏でそういう組織に便宜を図っているというのは困りものですよね。
そういえば、菅新首相もたしか日本会議のメンバーですなぁ。

しかし、日本会議以上に宗教と政治を一緒くたにしている組織もありますからねぇ。それが、
                                (以下引用)
創価学会  (中略)
 日本のメディアが創価学会に弱腰なのは、創価学会の駆使するアメとムチに呪縛
されているからであることは、すでによく知られている通りである。
 1970年に一大政治問題化した創価学会・公明党による言論出版妨害事件が象
徴するように、創価学会は自らに批判的な言論については、徹底的に排撃、抗議や
不買運動、機関紙誌による攻撃、提訴などを繰り返してきた。また創価学会や創価
学会の外郭出版社の出版物を扱う書籍流通会社を通じての圧力や、創価学会が集め
る巨額の金に群がる銀行や広告代理店、各種企業を通じてのテレビ・ラジオへの圧
力などがあるという。                     (引用終わり)

なぜ、創価学会×公明党が政教分離について批判されないのかというと
このような理由というかタブーを作り上げられてしまっていたからなんですね。
まぁなんとなくはそんなところだろうなとは思ってましたけど……
圧力に屈するなというのもありますがそれ以上に利権に群がっているわけなので
銀行や広告代理店やメディアも同罪とも言えるんでしょう。

その広告代理店についても以下のように書かれています。
                                (以下引用)
広告代理店  (中略)
 ではなぜ、この「電・博」が特別にタブー視され、批判する者を黙らせる組織と
いうイメージがついてしまったかというと、その「出自」が関係している。
 「電通」の前身の「日本電報通信社」は、戦時中に関東軍から受注した様々な宣伝・
工作活動を請け負っていた准特務機関だった。 (中略)「築地のCIA」と呼ば
れ、さながら“諜報活動を行っている電通”といったイメージは、こうして生まれた。
 それは博報堂も同じである。72年11月、創業家三代目の瀬木庸介社長を、福井純
一副社長が追放し、自身が社長に就任した「クーデター」の際に、持株会社を通じ
て太刀川恒夫(東京スポーツ会長)が博報堂と関係を持ち始める。太刀川は、“昭和の
フィクサー”“戦後最大の黒幕”と呼ばれた児玉誉士夫の秘書で、これを契機に児玉
人脈や政府関係者が続々と博報堂へ不可解な天下りを始めていくのだ。(引用終わり)

ボクは現役サラリーマン時代にこれら広告代理店の方々と仕事することも何回かありました。
正直なところ大した仕事もしてないのに大金請求するし大した能力ないのに高給取りだなと
企業にも社員にもあまりいい印象は持ってませんでしたけど
(人としてどうこういう意味ではないし、スバル相手には2軍ばかりという噂もあるが)
このような歴史というか出自であることは初めて知りました。
知っていたら先入観があってもっと印象が悪くなっていたかも知れないですな(汗)

 

そんなボクのサラリーマン時代に働いていた自動車メーカーについても次のように書かれてます。
                                 (以下引用)
自動車メーカー  (中略)
 しかし、そんな「自動車タブー」のなかでも「別格」の存在が、日本最大448
7億円という桁外れの巨額広告宣伝費を持つトヨタ自動車である。トヨタは「忖度」
どころか、批判を徹底的に抑え込む「言論封殺」さえも可能なのだ。わかりやすい
例が、16年10月に出版された『小説・巨大自動車企業 トヨトミの野望』(講談社)
だ。                              (引用終わり)

まぁ自動車メーカーといっても書いてあるのは全てトヨタのことですけどね。
自動車メーカーの代表としてトヨタが書かれているとも言えますけど
トヨタに比べてスバルなんかはちっぽけ過ぎてなんのタブーにもなりませんわなぁ(爆)
もっとも「トヨタの闇」という本を読む前からこんなことは知ってましたけどね。
最近は欺瞞に満ちたトヨタイズムとかCMでもバンバン流しててさらにえげつないし。

と正月早々また憎まれ口を叩いてしまいましたなorz

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