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新書「欲望の名画」中野京子著を読了

新型コロナ騒動で美術館にも随分足が遠のいてしまっているのでこんな本でも読んでみました(笑)
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文春新書の「欲望の名画」中野京子著です。
中野京子著の本は昨年の春にも読んでますね。

この本も名画の解説という形をとっているのですが、はじめににこう書いてます。(以下引用)

   導入の扉ページには絵画の一部分を窓から覗くような形で拡大掲載し、それに関す
る説明を短文にまとめました。ここにはできるだけ画家名も作品名も記さず、読者に「こ
れは何だろう」「誰の絵だろう」「どんなシーンの一部だろう」と、いろいろ考える愉しみ
を感じていただきたいと思ったのです。                  (引用終わり)

 
というちょっと面白い構成をとっています。
元になっているのは月刊誌『文藝春秋』のカラーページ連載「中野京子の名画が語る西洋史」で
その中から26作分を選んで、改題、加筆修正したものということのようです。

ですから、本書のタイトルにある“欲望”という切り口で全体が貫かれていて
全体としてなんらかの主張からあるというわけでもなく、
欲望という切り口でそれらを整理分類して掲載しているという印象です。

いちおう章ごとに欲望を分けて幾つかの絵画を紹介・説明しています。
その章のタイトルだけ紹介しておきましょう。       (以下引用)

 第1章 愛欲
 第2章 知的欲求
 第3章 生存本能
 第4章 物欲
 第5章 権力欲
 欲望の果てに                     (引用終わり)

ボクなんかはもう知的欲求、生存本能、物欲が僅かしか残ってないので
これら名画を見てもその本質が感じ取れなくなってしまっているかもしれないですね。
知的欲求と物欲くらいは最後まで失いたくないかなとも思いますけど
ここでいう物欲はほとんど金銭欲というものばかりなのでそれはもうほとんどないし(笑)
なのでボクがいう物欲はどちらかというと知的好奇心としてのガジェットなので
知的欲求だけになってしまうかもしれませんねぇ。

それに、欲望が強い者ほど実はそれに執着している姿を客観的に捉えられないとも言えるので
もしかしたら欲望が少なくなった今のボクの方が実はよく見えるようになっているかもしれません。
ならば名画を見るのは知的欲求も満たしてくれるし良いかもしれないですね。

 

なお、どうでもいいことですが、レオナルド・ダ・ヴィンチのダ・ヴィンチって
姓ではなくと単に「ヴィンチ村の」という意味でしかないので、
「ダ・ヴィンチ」と略していうのは変で「レオナルド」と言うべきなのだそうです。
「ダ・ヴィンチ・コード」の小説・映画の影響もあってついつい「ダ・ヴィンチ」と言いたくなりますね。

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コメント

中野先生ユニークですので一度読んでみたいと思ってました。

投稿: おおたけ | 2020-10-26 17:55

>おおたけさん

特に専門知識もなく気軽に読める本ですから是非どうぞ~(笑)

投稿: JET | 2020-10-26 23:58

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