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文庫「『カエルの楽園』が地獄と化す日」百田尚樹×石平を読了

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飛鳥新社の「『カエルの楽園』が地獄と化す日【文庫版】」百田尚樹×石平を読みました。
百田尚樹と石平(セキ ヘイ)という人が対談しているのを文字起こしした本なのですが
てっきりこの時に紹介した「カエルの楽園2020」を題材に対談した内容かと早とちりして
よく中身を確かめることもなく買ってしまいました。

実は百田尚樹著の「カエルの楽園」という本が2016年2月に発行されていて
それはツチガエルの地(日本)にウシガエル(チャイナ)が攻めてくるという内容のようですが、
ボクが先日読んだ「カエルの楽園2020」はその「カエルの楽園」をベースに
新型コロナ騒動を当てはめたスピンオフ作品みたいなものだったのです。

そして、その「カエルの楽園」について2016年11月に百田尚樹と石平が対談して
単行本として発行されたものが、今年の4月に文庫として発行したのがこの本なのでした。
ただ、文庫化に当たって「新しい内容を盛り込んで」加筆されているとのことです。


けれども、どの部分が文庫化で加筆されているのかまったく明かされてないのは不親切ですね。
もちろん、一般的に文庫化で加筆・修正してもたいていはその部分を明記しないものですけど
この本は対談本という形式なので双方のやりとりの流れというものがあるものだし
新型コロナ騒動にも触れているということは時間軸をはっきりさせる必要がありますからね。
3年前に対談した内容に最近の対談を混ぜたのかどちらか一方の加筆なのか不明というのは
ちょっと信頼性に欠けるし読者に対して失礼なのではという印象です。

ちなみに、百田尚樹著の本は幾つか読んでいるのですが石平氏のことはまったく知りませんでした。
石氏はチャイナ生まれで日本に帰化した作家・評論家ということだそうです。
チャイナ生まれということでさすがにチャイニーズの考え方・心理・歴史など詳しいですが
それ以外では百田氏とは同じような職種・立場・(政治)思想のような人みたいですから
対談といっても多角的な視点とか重層的な深い議論になっていってません。

それぞれの専門分野を持っている人がその専門的知識を活かして同じモノを違う角度から見て
それぞれの意見を重ねる中からまた新しい見方・考え方が出てくるという展開にならず、
正直なところ一人の人が一方的に話しているのとほとんど変わらない内容と感じました。
これではつまらないですね。
その意味では先日紹介した新書「コロナと生きるとは真逆な対談本でちょっとガッカリでした。

 

対談の題材はもちろん「カエルの楽園」という百田氏の小説なわけですけど
当然ながら石氏もそれを読んでいるわけですが、
「カエルの楽園」の内容についての補足説明は何もされてませんので
読者も「カエルの楽園」を読んでいることが前提とされて対談は進みます。
ボクは「カエルの楽園2020」を読んでいたのでおおよそは理解できましたけど
どちらも読んでない人は対談内容がチンプンカンプンになるでしょうね。

しかも前半部分はほとんど朝日新聞と沖縄二紙の批判ばかりでうんざりという内容です。
ボクも朝日新聞の報道内容を肯定する立場ではないですし、朝日新聞が左寄りなのは皆承知でしょうし、
今や国民の4割以下しか新聞購読してなくて、しかも隅から隅まで読む人なんてほんの一握りで、
さらに読売新聞の方が圧倒的にシェアがあるのに
朝日新聞の社説がどうのこうのとそれが日本人全員の思想操作をしてるとの議論が延々と続くのは
逆に相当に我々日本人をバカにしている内容とも受け止められて辟易してきてしまいました。
対談本・文庫でありながら総300ページを越える厚めの分量なので途中で痛くなるほどでしたよ。

 

唯一共感できるなと思えたのは百田氏の次の発言だけかな(笑)      (以下引用)

百田 「安倍政権は経済を選択した」という人もいますが、日本でパンデミックが起き
たら、カネも命もなくなる。それがわからない政府も自民党も、バカばかりです。そこ
を追求せず、「桜だ」なんだと延々とやっている野党やメディアはもっとバカ。私は従
来から「自民党・公明党の議員の八割はクズ、ただし野党議員は十割クズ」と言ってき
ましたが、今回のことで、自民党・公明党もほぼ十割クズに近づいたと言えます。
                                  (引用終わり)

これは内容からすると文庫化にともなってこの春に加筆された部分でしょうね。

そして、この新型コロナ騒動下で安倍晋三親衛隊であった百田氏が親衛隊を降りたのかどうか
「カエルの楽園2020」を読んでいただけだとどっちだろうと曖昧でしたけど
以下のようにもう親衛隊を降りたことがはっきりしました。
                                  (以下引用)
百田 だから私はこれまで安倍政権を支持してきましたが、今回の中国肺炎への甘い対
応然り、そして習近平の国賓招待――もう安倍政権を支持できません。  (引用終わり)

まぁ親衛隊というより操り人形の安倍氏をみんなで担いでいたけどもう担げなくなったということかな。
もしかしたら日本会議もそんな感じで安倍氏を担ぐのを止めちゃったのかもしれないですね。

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