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明星・榮林監修 トマト酸辣湯麺は漢字が間違ってる

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明星食品・中華三昧の「中國料理 赤坂 榮林監修 トマト酸辣湯麺 期間限定季節のおいしさ」です。
中華三昧シリーズですから、ちょいと高めでローソンで税込241円でした。

それにしてもこのお店の名前、最初はなんて書いてあるのかさっぱり分かりませんでしたよ。
どうみても、火火(右側は大にも見えますが)の下に禾と書いてありますよね。
厳密には横棒の長さが下の方が短いので末の縦棒が上に突き出ていない字のようですが。
そんな字、いくらIMEパッドの手書き検索でもネットで調べてもまったくヒットしません。
ということは、そんな漢字はこの世にはないということです。

漢字から検索するのではなく赤坂の店の方から手繰っていくと「榮林(えいりん)」だと判明。
しかし、火火の下は冖さらに下に木には絶対に見えませんよね。火火の下は禾としか見えません。
冖 をーと書き換えることは許されませんし、冖 と木をくっつけて書いてはいけません。
画数が多過ぎて見辛くなるのを防ぐために略字を用いるのであれば理解はできますが
榮がそんなに見辛いわけではないですし、もしそうなら新字体の“栄”を使えばいいだけのこと。

これって大事な店名の漢字を自ら間違えてますよね。
間違えた漢字を使っていて恥ずかしくないんですか?
無意識に間違えたことが恥ずかしいんじゃなくて
わざと読めない字をそのままにしておくのはお客さんに対して恥ずかしくないんですかね。

さらに言えば、二文字目の“林”も木偏というよりオにしか見えませんけどね。
これも、こんな偏は漢字にはないのでこれまたわざと間違えているとしか言いようがないですが……

なーんて、凄んだところで誰も相手にしてくれませんけどね(汗)
ただ、こういう読みづらいというかわざと間違えた字体を使って目立とうとする根性は嫌ですねぇ。

もっとも、いくらこのカップ麺が旨かったとしても
東京・赤坂の実店舗まで行って食べようとはコロナ禍が終息したとしても絶対にないので
店名がなんだろうがまったくもってどうでもいいんですけどね。
それにしても、セレブの街の赤坂っていいますが、セレブ相手には漢字間違えてもいいんですかね(笑)

 

と、やっかみ含めて
厭味を言うのはこのくらいにしてカップ麺を作って食べましょう。
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蓋の上に貼り付けてある後入れ液体スープがあるだけで中には小袋はありません。
乾燥具は麺の上に予め載っています。
それにしても麺が傾げて入っているのはこういう仕様なのか
製造中・搬送中の事故でこうなっちゃったのか少し気になりますね。

気になっても平らにならないのでこのまま熱湯入れて4分待ち
液体スープを掛けて完成です。

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液体スープというよりこれも真っ赤なラー油という感じです。
予め粉末スープの素が麺の下に入っているみたいです。
一面黄色の玉子にトマトとラー油の赤が目立ちますね。

麺はノンフライとのことですが、極細で硬めでエッジがあり縮れも少しある変わった麺です。
カップ麺でも実店舗のラーメンでもこんな麺は今まで出遭ったことはなかったですね。
ふわっとしていながらもモショモショ、モゾモゾをしっかり感じられる食感です。

スープはとろみはあまりなく最初に辛さがかなりガツンと来ます。
そのあと旨味……ではなくて酸味がちょうどよく来て、やっと旨味が少し来ます。
それでも酸味がまだ残っていて後味すっきりという形になります。

なかなか他にはない個性的でそれでいてよくまとまっている美味しい一杯でした。
夏よりも寒い冬にこそ合うような気もしますけどね。

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コメント

これ、間違いと言うよりは日本にない中国漢字を使ってるって事ではないでしょうか。中国語フォントを入れると出てきますけど、仕事でやってる書籍で引用されたりして中国文に赤字が入ってくるとかなり悩まされるので・・・。

投稿: こしょやん | 2020-08-11 13:04

>こしょやんさん

おぉ、チャイニーズ漢字にはそんな字があるんですね。
それは失礼しました。

といいたいところですけど、“榮林”とも名乗っているので
“榮”の異字体であることが確かでなければそんな字体は使えないですよね。
というか紛らわしい2つの字体を使うことの是非もやはり問題ですし。

投稿: JET | 2020-08-11 13:12

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